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ストレスフルだけどエクサイティングな海外での仕事

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海外の異文化、習慣、食、など、22年の海外生活で体験したことなどを綴っています。
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2020年7月の記事一覧

プレゼンテーションの資料作りは、「手を抜け」?

プレゼンテーションの資料作りは、「手を抜け」?

私は海外の4か国に22年間駐在していました。仕事やプライベートを通じて、さまざまな興味深い異文化に遭遇してきました。

ドイツ駐在中に、ドイツのとある銀行が開催した経済セミナーに参加したときのことです。
ポディアム(演説台)に登壇したのは二人のドイツ人。
最初のドイツ人の話は世界の経済状況について。20分ほどの英語でのプレゼンテーション。

驚いたのは、なんとプロジェクターに映す資料は1枚もなし。

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欧米のビジネスマンには理解不能、「なぜ日本人は達成不可能な目標設定を受け入れるの?」

欧米のビジネスマンには理解不能、「なぜ日本人は達成不可能な目標設定を受け入れるの?」

あなたの会社では、上司と部下の間で、こんな会話が繰り広げられることがありませんか?

<部下(課長)> 部長、今期はおかげさまで、わが営業課の新規顧客獲得数は目標2,500人を上回り、2,600人となる見通しです。これも部長のご支援の賜物です。ありがとうございました。
さて、今日は、来期の目標を提案させていただきます。ご説明しますので、ご承認をお願いします。

<部長> あー、それは良かったね。お

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「報・連・相」できないヤツはダメ社員?

「報・連・相」できないヤツはダメ社員?

上司は、自分の席に座って、パソコンで仕事しているフリして「報・連・相」を待っている?
日本の伝統的な会社で働いている方、こんな光景を社内のあちこちで見かけせんか?
そして、役員や上層部から「報・連・相は大事だ!」みたいな掛け声がかけられていませんか?

欧米では、「報・連・相」なんて言葉はないし、上司とマメにコミュニケーション取ろうとしたりもしないのです。

そう、日本人独特の「一体感」、「連帯感

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中国、奥深い「食」のお話 ~その2~

中国、奥深い「食」のお話 ~その2~

今回も中国・武漢在住時に各地で経験した「食」についての話題をお送りしましょう。

前回は、武漢の食から、重慶→成都と話が移ってしまいました。
武漢に戻りましょう。

武漢人の朝食には欠かせない「熱干面」武漢の庶民にお決まりの食は、なんといっても「熱干面(ルゥーグァンミェン)」でしょう。

つゆ無し麺で、芝麻醤ベースのどろどろタレがかかって提供され、麺とよく混ぜ合わせていただきます。
アーモンドのよ

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