dimple_yamagata

山形市の洋服屋

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記事一覧

Paso

若い頃は、ジュエリーの類に縁がなかった。 身に付けるようになったのは割と最近の事。 年齢を重ねて着る服もシンプルになったし、張りの無くなった肌と白髪の増えた自分…

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BATONER 24AW 受注会

今年もこの時期がやってきました。 明日2月23日から BATONER の受注会がはじまります。 冬の終わりに次の冬のためのセーターを選ぶ。 はじめてだと実感が湧かないと思いま…

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2か月前
3

barbell object

黎明期のレーベルに特有のやや混沌としたムードが好きだ。 回数を重ねる毎にコレクションは洗練され、プロダクトは完成度を増していく。 もちろん望ましい事だし、そうで…

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4か月前
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静かなる高揚

カシミヤを着る頻度が増えている。 積極的に買うようになったのはまだここ数年の事で、だから手持ちのニット類の中での割合はまだあまり多くないのだけれど、とっかえひっ…

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5か月前
2

そろそろパンツもどうですか。

23AWもそろそろ終盤戦。 AWはSSと比べるとお客さんの興味がまずは上に向いていたように感じます。 そりゃそうですよね。 だって寒いから。 あと、下(ボトムス)は通年で…

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5か月前
8

もう優しいニットだけでいい。

年齢のせいなのか、それともただの気分なのか、 最近は質感のやわらかいものに惹かれてしまいます。 たぶん、そのどちらの理由もあるのだと思う。 親が昔よく言っていたの…

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6か月前
3

CONTEMPO

CONTEMPO の 2way ストレッチパンツ。 縦横どちらにも伸縮するオリジナルの生地を使った、ストレスの無い穿き心地のスラックスパンツです。 以前はデニムやチノ、コットン…

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6か月前
2

今、CIOTA を穿く理由。

ストレートデニム。 言うまでもなく、LEVI'S 501を原型とする5ポケットデニムの代名詞。 その501は現在までに幾多のファッションアイコンに愛され、今なおカジュアルファ…

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8か月前
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無い袖は蒸れず。

「あ、パックTEE」 と思った方、残念。 ウチは今年はパックTEEじゃないんです。 夏に向けての売れ方が以前とは少し変わってきているような気がします。 5月の連休以降と…

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11か月前
6

夏のトラウザーズ

夏のパンツ、これから何を足しましょうか。 綿モノの、通年のパンツばかりではつまらない。 お客さまには常々お話している事なのだけど、手持ちのパンツの半分は通年で穿…

dimple_yamagata
11か月前
1

パンツフェア(仮称)

夏はパンツの季節。 上が軽装にならざるを得ず、お洒落を楽しむにあたっては下の比重が増してくるから。 しかしそれは真実だけど間違いでもあります。 本当の正解は、こ…

dimple_yamagata
11か月前
8

SLIM or WIDE

定番、と呼ぶのは簡単だけど、売る店が本当に定番としてそれをずっと扱い続けるのって、実はなかなか難しい。 どうしたって人は新しいものに興味を向けてしまうものだから…

dimple_yamagata
11か月前
5

所作まで洒落させてくれる。

使いはじめてもう5年程にはなるでしょうか。 いまだに買い替えたい気持ちが全く起きない僕の財布。 DIGAWELのギャルソンパース。 ブランド初期からの名プロダクトとして…

3

できればいつも長袖を。

ロンTEEは売れない。 以前もこのBLOGに書いた事がある(今は消してしまってます)のだけど、長袖のTEEシャツって実はあまり人気がありません。 何故なんだろう? 自分では…

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RECONSTRUCTED

USEDのLevi'sを解体して再構築したSEEALLのベルテッドデニムとワイドトラウザー。 古着の魅力である、使い込まれながら時を経た生地の風合いと雰囲気を活かしながら、複雑…

1

メンズなシャツを着たければ。

Graphpaper で人気のゆったりとしたオーバーサイズのブロードシャツ。 メンズのフリーサイズですが稀に女性でも買われる方がいらっしゃいます。 女性にはかなり大きいのだ…

Paso

Paso

若い頃は、ジュエリーの類に縁がなかった。
身に付けるようになったのは割と最近の事。

年齢を重ねて着る服もシンプルになったし、張りの無くなった肌と白髪の増えた自分なら、若い頃よりはジュエリーも似合うのでは、とふと思ったのだ。
今の自分にはむしろ必要であり、必然だったのかもしれない。

それからは好みに合うジュエリーを探して、自分でも使いながらいくつかのブランドを取り扱っている。

最近とりわけ気に

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BATONER 24AW 受注会

BATONER 24AW 受注会

今年もこの時期がやってきました。
明日2月23日から BATONER の受注会がはじまります。

冬の終わりに次の冬のためのセーターを選ぶ。
はじめてだと実感が湧かないと思いますが、やってみると中々楽しいようです。

我々バイヤーは展示会で自分の着る服をオーダーしておくのが当たり前になってしまっているので楽しいという感覚はもはや無いのですが、
最初の頃はやっぱり楽しかったように記憶しています。

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barbell object

barbell object

黎明期のレーベルに特有のやや混沌としたムードが好きだ。

回数を重ねる毎にコレクションは洗練され、プロダクトは完成度を増していく。

もちろん望ましい事だし、そうでなければ続けてはいけない。

だとしても、初期衝動に溢れ、やりたい事をやるというシンプルなクリエイション、
恐らくは立ち上げ間も無いレーベルだからこそ成し得るそれは、とても魅力的なものだと思う。

24SSが2シーズン目となるbarbe

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静かなる高揚

静かなる高揚

カシミヤを着る頻度が増えている。

積極的に買うようになったのはまだここ数年の事で、だから手持ちのニット類の中での割合はまだあまり多くないのだけれど、とっかえひっかえカシミヤばかりを着てしまう。

理由はまずシンプルにその圧倒的な着心地のよさ。
着心地の良いものは数あれど、カシミヤは頭ひとつ抜けている。
滑らかで柔らかく、軽くて暖かい。

寒い冬の日に着る服を選ぶ時、手に取らない理由が無いのです。

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そろそろパンツもどうですか。

そろそろパンツもどうですか。

23AWもそろそろ終盤戦。

AWはSSと比べるとお客さんの興味がまずは上に向いていたように感じます。
そりゃそうですよね。
だって寒いから。
あと、下(ボトムス)は通年で穿けるものをそれなりに持っているから。

AWのメインはやっぱりアウター、そして暖かいニット。
そのあたりをシーズン序盤から中盤のうちにしっかりと押さえておきたいという方がやはり多いのではないでしょうか。
いつ寒くなっても大丈夫

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もう優しいニットだけでいい。

もう優しいニットだけでいい。

年齢のせいなのか、それともただの気分なのか、
最近は質感のやわらかいものに惹かれてしまいます。
たぶん、そのどちらの理由もあるのだと思う。

親が昔よく言っていたのだけど、「年を取ると硬いものが着れない」
それを実感する年齢になったという事なんだろう。
着ているのを感じない位にやわらかくて軽いものがいい。

自分は服に対しての大部分をシルエットで見ているので、やわらかな生地の落ち感やドレープによっ

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CONTEMPO

CONTEMPO

CONTEMPO の 2way ストレッチパンツ。
縦横どちらにも伸縮するオリジナルの生地を使った、ストレスの無い穿き心地のスラックスパンツです。

以前はデニムやチノ、コットンのパンツだけでも良かったのだけど、最近はちょっと ...
そう感じている方、いらっしゃるのでは。

普段着として気軽に着用する服も、年齢や環境などによって相応しいものが変わっていきます。
むしろ変えるべきなのだと思います。

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今、CIOTA を穿く理由。

今、CIOTA を穿く理由。

ストレートデニム。
言うまでもなく、LEVI'S 501を原型とする5ポケットデニムの代名詞。

その501は現在までに幾多のファッションアイコンに愛され、今なおカジュアルファッションの入口にして最高峰のひとつである事に異論を持つ方はいないのではないでしょうか。

しかし、です。
ファッションに興味があって、「今」ストレートのデニムを日常的に穿いている人は実はあまり多くはない。

どうでしょう?

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無い袖は蒸れず。

無い袖は蒸れず。

「あ、パックTEE」
と思った方、残念。
ウチは今年はパックTEEじゃないんです。

夏に向けての売れ方が以前とは少し変わってきているような気がします。

5月の連休以降といえばもうTEEシャツ一辺倒。
以前はそんな感じだったけど、今シーズンはそうじゃない。
長袖のシャツはもちろん、薄手のジャケット等がまだまだ全然動いていて、むしろそういったものをピンポイントで探している方もすごく多い。

自分の

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夏のトラウザーズ

夏のトラウザーズ

夏のパンツ、これから何を足しましょうか。

綿モノの、通年のパンツばかりではつまらない。
お客さまには常々お話している事なのだけど、手持ちのパンツの半分は通年で穿けるもの、残り半分のうちの半分は夏用の涼しいパンツ、もう半分は冬用の暖かいパンツを揃える。
そのくらいのバランスだと快適に、季節感も楽しみつつ一年を過ごせると思っています。

夏の季節モノだとすると、やはりショートパンツか。
もちろんそれ

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パンツフェア(仮称)

パンツフェア(仮称)

夏はパンツの季節。

上が軽装にならざるを得ず、お洒落を楽しむにあたっては下の比重が増してくるから。

しかしそれは真実だけど間違いでもあります。
本当の正解は、こう。

いつだってパンツが重要だ。

服好き、お洒落な人ほどそれをわかっているから、いつもパンツを探している。
パンツばっかり買う人がいる。
そういう人ほどかっこいい。

パンツフェア。
来たる夏に向けてイケてるパンツを見つけましょうよ

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SLIM or WIDE

SLIM or WIDE

定番、と呼ぶのは簡単だけど、売る店が本当に定番としてそれをずっと扱い続けるのって、実はなかなか難しい。

どうしたって人は新しいものに興味を向けてしまうものだから。
ファッションなら尚更そうだろうし、楽しむためのものなのだから悪い事でもない。

定番が新しいもの(=新鮮である事)に対してアドバンテージを保ち続けるのはとても大変で、たとえ良いものだと分かっていても、徐々に取り扱いを縮小せざるを得なく

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所作まで洒落させてくれる。

所作まで洒落させてくれる。

使いはじめてもう5年程にはなるでしょうか。
いまだに買い替えたい気持ちが全く起きない僕の財布。
DIGAWELのギャルソンパース。

ブランド初期からの名プロダクトとして知られるこの財布。
欲しいと思っていながらも「自分の店で扱えるようになったら買おう」と、何故か変にこだわりを持ってしまって、しばらく買うのを我慢していました。
はじめての入荷で購入した時の嬉しさ、高揚感ったらなかったなー。

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できればいつも長袖を。

できればいつも長袖を。

ロンTEEは売れない。

以前もこのBLOGに書いた事がある(今は消してしまってます)のだけど、長袖のTEEシャツって実はあまり人気がありません。

何故なんだろう?
自分ではよく着る、というか必須なので、本当に不思議です。
今の季節、ジャケットやカーディガンの中に合わせるならロンTEEでしょう。
シャツでも良いけど、決まり過ぎるのが嫌なので丸首のカットソーくらいでゆるくいきたい時が結構多いんです

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RECONSTRUCTED

RECONSTRUCTED

USEDのLevi'sを解体して再構築したSEEALLのベルテッドデニムとワイドトラウザー。
古着の魅力である、使い込まれながら時を経た生地の風合いと雰囲気を活かしながら、複雑なパターンニングを施して全く新しいデザインとシルエットに生まれ変わらせています。

ウチの店に古着が並ぶのは本当に久しぶり。
(初期の頃は少しだけ古着も扱っていました)
あらためてその魅力を感じています。

古着の持つ雰囲気

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メンズなシャツを着たければ。

メンズなシャツを着たければ。

Graphpaper で人気のゆったりとしたオーバーサイズのブロードシャツ。

メンズのフリーサイズですが稀に女性でも買われる方がいらっしゃいます。
女性にはかなり大きいのだけど、だからこそ生まれる豊かなドレープ感が素敵で、それはそれで成立していると思っていました。

こちらは昨シーズンから展開されているウィメンズ向けのオーバーサイズブロードシャツ。
女性が着やすい程よいオーバーサイズ、ゆったり感

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