Paso
若い頃は、ジュエリーの類に縁がなかった。
身に付けるようになったのは割と最近の事。
年齢を重ねて着る服もシンプルになったし、張りの無くなった肌と白髪の増えた自分なら、若い頃よりはジュエリーも似合うのでは、とふと思ったのだ。
今の自分にはむしろ必要であり、必然だったのかもしれない。
それからは好みに合うジュエリーを探して、自分でも使いながらいくつかのブランドを取り扱っている。
最近とりわけ気に入っているのは Paso のもの。
昨年5月の連休には POP UP も開催させて頂いた。
Paso のジュエリーを取り扱うきっかけは先方からお誘いを頂いた事だったが、それ以前から妻が好きで買っていたブランドだった。
デザイナーの川畑さんは女性の方で、作品もどちらかというと女性的なニュアンスだと思う。
失礼ながら Paso を詳しく存じていなかった私は、展示会へ伺うまではウィメンズのジュエリーだと認識していた。
ところが。
POP UP では予想外に男性の来店が多かったし、店頭用に買い付けたものはほとんどがウィメンズサイズだったが、それも男性がピンキーリングとして買っていく。
いつのまにか私も感化され、リングをひとつ求めてみた。
今はほとんど毎日それを身に付けている。
先に書いたように、Paso のジュエリーは女性的なニュアンスだと思う。
私はそう感じる。
丸みを帯びた美しい曲線、装飾の少ないシンプルなたたずまい。
作品だけを見て、男らしい格好良さを感じる事はない。
なのに何故これほど男性にも選ばれるのか。
とても不思議だった。
しかし自分で身につけてみると、確かにとてもしっくりときて、気持ちがいい。
貧相な語彙力ではありふれた表現しかできず恐縮なのだけれど、主張し過ぎず、しかし存在感がある。
女性らしく優しい印象のジュエリーが、自分の節くれだった手元にある見え方もなんだか綺麗だと思った。
つけてみてはじめて、華奢ではないんだな、と気が付く。
曲線が女性らしくはあるけれど、意外と線は太く、華奢ではない。
だから男の手にも違和感がなく馴染み、程よく柔らかなニュアンスを落としてくれる。
それがいい。
ウチの提案する服は黒とかネイビーばっかりだし、ストレートに男臭くかっこいいイメージのものが多いので、ジュエリーでその雰囲気を少し中和するのは、落としどころとして気に入っている。
逆に女性には、女性ならではの強さのようなものを与えてくれる気がします。
とても久しぶりに少しまとまった数量で Paso のジュエリーをご用意する事ができました。
リングが中心となります。
男女ともにご提案できるサイズ展開でオーダーしました。
他にはピアスやネックレスもあります。
軽装になる夏場はジュエリーの存在感がことさら活きてきます。
豊富なうちにぜひ見にいらしてください。
DIMPLE
山形市飯田2-2-7
TEL 023-625-7366
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