dimple_yamagata

山形市の洋服屋

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最近の記事

Wrapinknot Wool Wear POPUP ②

この6月も記録的な暑さだそうで。 もはやこれは異常ではなく平常であって、この暑さ(将来的には下手すればこれ以上の暑さ)がデフォルトなのだ、という覚悟と備えを持って生きていく時代なのかもしれない。 その暑さの中で如何に快適に過ごすかを考えた時、やはりシンプルに身に付けるものの役割、比重は大きい。 どれだけ暑かろうが何も着ない訳にはいかないからだ。 もう15年も洋服屋という仕事をやっていて、この仕事で誰かに貢献したいという気持ちが少しずつ大きくなっている。 思えば店をは

    • Wrapinknot Wool Wear POPUP

      昨年の夏のとある日。 いつものように営業していると、ひとりの男性が入っていらした。 ご対応しているうちに、「実は、 」と、メーカーの営業である事をお話してくれた。 コロナが落ち着いて気やすく移動ができるようになってからは、また少しずつ飛び込みの営業が戻ってきている。 うちみたいな小さな店まで遠くからわざわざ来て頂くのはとても恐縮に思う。 ちょうど他にお客さまもいらっしゃらなかったので(まあ平日はいつも大体そうなのだけど)、新潟のニットメーカーである事、自社ブランドを

      • ノースリーブのすすめ。

        大人になって TEE シャツが苦手になった、という方って意外と多い気がします。 いかにもカジュアル、という雰囲気が年齢と少しチグハグになってくるのだと思います。 けど、暑くて汗もかく夏にはカットソーのトップスが必要ですよね。 だったら思い切ってノースリーブ。 TEE シャツよりも少しだけヌーディな見え方が大人のカジュアルにぴったりです。 しかも涼しいし、重ね着にも便利。 「TEE シャツとは別の意味でハードルが高い!」 と思った方もいらっしゃるかもしれませんが、ま

        • YOKEとstein

          YOKE と stein。 メンズメインで展開してはいますが、どちらもユニセックスブランド。 TEEシャツは女性でも着やすくておすすめです。 YOKE の定番として提案されるTEEシャツ。 一見すると普通のTEEシャツですが、両袖から背面のヨークが一枚続きで切り替えになっており、フロントはセットインスリーブ、後ろはドルマンスリーブの凝った仕様です。 何気ないデザインながらバックスタイルがとても印象的な見え方になります。 身幅はゆったりと、着丈はすっきり短めにした女

        Wrapinknot Wool Wear POPUP ②

          夏のblurhms。

          夏の定番となった感のある blurhms の TEE シャツたち。 ブランドをお取り扱いさせて頂く事になったのは、カットソーアイテムの豊富なバリエーションに惹かれたのも理由のひとつでした。 blurhms ほど様々なカットソーをしっかりとつくり込んでいるところってあまり無いと思っています。 当然ウィメンズの TEE シャツも人気です。 デザイナーの村上さんは男性だし、ブランドとしてはメンズがメイン。 しかし、だからこそ、面白いウィメンズが出来上がってくるのだと感じています

          Paso

          若い頃は、ジュエリーの類に縁がなかった。 身に付けるようになったのは割と最近の事。 年齢を重ねて着る服もシンプルになったし、張りの無くなった肌と白髪の増えた自分なら、若い頃よりはジュエリーも似合うのでは、とふと思ったのだ。 今の自分にはむしろ必要であり、必然だったのかもしれない。 それからは好みに合うジュエリーを探して、自分でも使いながらいくつかのブランドを取り扱っている。 最近とりわけ気に入っているのは Paso のもの。 昨年5月の連休には POP UP も開催させ

          BATONER 24AW 受注会

          今年もこの時期がやってきました。 明日2月23日から BATONER の受注会がはじまります。 冬の終わりに次の冬のためのセーターを選ぶ。 はじめてだと実感が湧かないと思いますが、やってみると中々楽しいようです。 我々バイヤーは展示会で自分の着る服をオーダーしておくのが当たり前になってしまっているので楽しいという感覚はもはや無いのですが、 最初の頃はやっぱり楽しかったように記憶しています。 半年後、届く頃には記憶もおぼろげで、タイムカプセルよろしく「あーこんなの頼んでた

          BATONER 24AW 受注会

          barbell object

          黎明期のレーベルに特有のやや混沌としたムードが好きだ。 回数を重ねる毎にコレクションは洗練され、プロダクトは完成度を増していく。 もちろん望ましい事だし、そうでなければ続けてはいけない。 だとしても、初期衝動に溢れ、やりたい事をやるというシンプルなクリエイション、 恐らくは立ち上げ間も無いレーベルだからこそ成し得るそれは、とても魅力的なものだと思う。 24SSが2シーズン目となるbarbell object。 届いたオファーのメールは非常にシンプルなもので、オフィシ

          静かなる高揚

          カシミヤを着る頻度が増えている。 積極的に買うようになったのはまだここ数年の事で、だから手持ちのニット類の中での割合はまだあまり多くないのだけれど、とっかえひっかえカシミヤばかりを着てしまう。 理由はまずシンプルにその圧倒的な着心地のよさ。 着心地の良いものは数あれど、カシミヤは頭ひとつ抜けている。 滑らかで柔らかく、軽くて暖かい。 寒い冬の日に着る服を選ぶ時、手に取らない理由が無いのです。 案外と気楽に着られる。 カシミヤは毛玉すら愛らしい。 特有の繊維の細さ故

          静かなる高揚

          そろそろパンツもどうですか。

          23AWもそろそろ終盤戦。 AWはSSと比べるとお客さんの興味がまずは上に向いていたように感じます。 そりゃそうですよね。 だって寒いから。 あと、下(ボトムス)は通年で穿けるものをそれなりに持っているから。 AWのメインはやっぱりアウター、そして暖かいニット。 そのあたりをシーズン序盤から中盤のうちにしっかりと押さえておきたいという方がやはり多いのではないでしょうか。 いつ寒くなっても大丈夫なように。 で、そろそろ次のフェーズ。 冬のメインは上だとしても、それを支える

          そろそろパンツもどうですか。

          もう優しいニットだけでいい。

          年齢のせいなのか、それともただの気分なのか、 最近は質感のやわらかいものに惹かれてしまいます。 たぶん、そのどちらの理由もあるのだと思う。 親が昔よく言っていたのだけど、「年を取ると硬いものが着れない」 それを実感する年齢になったという事なんだろう。 着ているのを感じない位にやわらかくて軽いものがいい。 自分は服に対しての大部分をシルエットで見ているので、やわらかな生地の落ち感やドレープによって生まれるシルエットが今の気分だというのもきっとある。 とにかく、やわやわで優

          もう優しいニットだけでいい。

          CONTEMPO

          CONTEMPO の 2way ストレッチパンツ。 縦横どちらにも伸縮するオリジナルの生地を使った、ストレスの無い穿き心地のスラックスパンツです。 以前はデニムやチノ、コットンのパンツだけでも良かったのだけど、最近はちょっと ... そう感じている方、いらっしゃるのでは。 普段着として気軽に着用する服も、年齢や環境などによって相応しいものが変わっていきます。 むしろ変えるべきなのだと思います。 CONTEMPO のスラックスは、そんな時にまずおすすめしたいパンツ。 カ

          今、CIOTA を穿く理由。

          ストレートデニム。 言うまでもなく、LEVI'S 501を原型とする5ポケットデニムの代名詞。 その501は現在までに幾多のファッションアイコンに愛され、今なおカジュアルファッションの入口にして最高峰のひとつである事に異論を持つ方はいないのではないでしょうか。 しかし、です。 ファッションに興味があって、「今」ストレートのデニムを日常的に穿いている人は実はあまり多くはない。 どうでしょう? デニムはよく穿くにしろ、それはワイドだったり、テーパードだったり。 501ライク

          今、CIOTA を穿く理由。

          無い袖は蒸れず。

          「あ、パックTEE」 と思った方、残念。 ウチは今年はパックTEEじゃないんです。 夏に向けての売れ方が以前とは少し変わってきているような気がします。 5月の連休以降といえばもうTEEシャツ一辺倒。 以前はそんな感じだったけど、今シーズンはそうじゃない。 長袖のシャツはもちろん、薄手のジャケット等がまだまだ全然動いていて、むしろそういったものをピンポイントで探している方もすごく多い。 自分の事を考えてみても、夏だからといって暑いからといってTEEシャツで済ませる事はあま

          無い袖は蒸れず。

          夏のトラウザーズ

          夏のパンツ、これから何を足しましょうか。 綿モノの、通年のパンツばかりではつまらない。 お客さまには常々お話している事なのだけど、手持ちのパンツの半分は通年で穿けるもの、残り半分のうちの半分は夏用の涼しいパンツ、もう半分は冬用の暖かいパンツを揃える。 そのくらいのバランスだと快適に、季節感も楽しみつつ一年を過ごせると思っています。 夏の季節モノだとすると、やはりショートパンツか。 もちろんそれも良いけど、もっとこう、小奇麗に見えるパンツが無いものだろうか。 だってどうして

          夏のトラウザーズ

          パンツフェア(仮称)

          夏はパンツの季節。 上が軽装にならざるを得ず、お洒落を楽しむにあたっては下の比重が増してくるから。 しかしそれは真実だけど間違いでもあります。 本当の正解は、こう。 いつだってパンツが重要だ。 服好き、お洒落な人ほどそれをわかっているから、いつもパンツを探している。 パンツばっかり買う人がいる。 そういう人ほどかっこいい。 パンツフェア。 来たる夏に向けてイケてるパンツを見つけましょうよ、という企画をやります。 ノベルティとか特典とか、そういったものは何もありませ

          パンツフェア(仮称)