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「興味があります」っていうなら…。

「なんで、一度は調べたり本を読んだりしないのだろう」

って思うんですよね、面接をしていると。
弊社では、業界未経験の方もそこでハードルをつけることなく、「良さそうな人かな?」って思うと実際に会ってみることにしています。 当然未経験なので,広告やマーケティング、販売促進の知識や経験はありません。単に興味がある、面白そう、やってみたい!っている気持ちだけで、ちょっとチャレンジしてみよう!って思ってくれているのはよくわかっています。

でも、中途採用でその企業に応募をしてくるのであれば「興味があるのであれば,何らかのことを調べてみるのは普通じゃないですか?」って思うのです。

ところが、それをしていない方というのが一定の割合でいるんです。つまり、「興味がある」だけ。「興味はある」のだけど、興味は興味なだけで興味があるというそれ以上のものではないので,興味を持ったという段階でとまっている、という感じでしょうか。

「マーケティングに興味があるんです」
「では、何かそのことについて調べたり,学んだりしたことはありますか」
「はい、少しネットで検索したりしたことはあります」
「何か本などを読んだことはありますか?」
「いえ、それはまだしてないです」
といった感じ。
こういうときは、面接官としては非常に残念な気持ちになります。
どうして興味があるのに自分で調べないの?っていう感じです。

実は私達は「興味や関心を持ったものを自分でいろいろと調べている人」に是非会いたいと考えているんですね。

それが当社の求人募集が未経験大歓迎であることにも密接に関係しています。

そもそも、なぜ「未経験大歓迎」なのか?っていうと、デジタルマーケティングやネット広告、EC販促の領域って生まれてからの歴史が浅いので、そんなに経験者は多くありません。「万年経験者不足」の状態です。さらに「経験者です!」といっても、ネット広告やデジタルの領域はスピードが速いので2-3年前にやったことや覚えたことというのはもうすでに古かったり,使い古されていたりすることはよくあります。
さらに消費者の変化の方が早かったりするので、昔のやり方にとらわれていたのでは、全然対応ができなかったりするんですね。

経験者であっても、未経験者であっても、新たに覚えなくてはいけないことはたくさんありますし、さらに常にこれから起きることに対応をしていく必要があります。 ですから過去のちょっとした経験は、まぁあってもなくてもちょっとの差でしかないといえるんです。 っていうか、それが弊社の考えなので、経験のあるなしにはあまりこだわっていないのです。

スピードが速い,と言われている業界はすべてそうなのですが、企業内での研修や勉強会は多く開催されているでしょうし、教育制度も充実している企業も多いと思います。しかし、その中で成長して伸びていくためには,会社が準備した研修や勉強会だけに参加するのではなく、社員自身が変化している最先端の情報を自ら進んでキャッチアップしていかないといけないのです。
これ、言うのは簡単なのですが、実際に自ら最新の情報を取りに行くというのは、その癖がついていない人にとってはとても難しいことなんですね。

逆に、常に自ら最新の情報を取りに行っている人というのは、人からいわれくても取りに行っちゃうんです。なぜなら、好奇心がそうさせるし、そうするのが楽しくて,いつの間にかそんなアンテナを張ってしまうのです。そういう人は、他業種や未経験の領域であっても自分で勝手に情報を取りに行ってしまうので、最初は知らないことだらけでもいつの間にか周りの人達よりも情報通になってしまっていると言うことがいつの間にか起きてしまいます。

なので、未経験の業界にチャレンジしようとしている人は、ぜひとも「いろんな事を進んで学んでいく癖」「その業界の最新情報を進んで取りに行く癖」をつけておいていただければと思います。

おそらくそういう癖がつくとどんな業界でも活躍できるようになると思います。

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