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ボツ原稿「DXったって、実は昔から似たような事が言われていたよね」と言う話。

2021年秋に発行した自著のボツ原稿。いわゆる、「DXとは」と言う事について説明をしたのですが、長すぎてカットされてしまいました。以下、復活。



実はコンピュータの登場以降、デジタル技術を企業経営の中に取り込んで行こうとする掛け声は1960年代から呼び方を変えながらずっと続いています。例えば、「EDPS(データ処理)」「MIS(経営情報システム)」「DSS(意思決定支援システム)「OA(オフィスオートメーション)」「SIS(戦略的情報システム)」「BPR(ビジネスプロセスリエンジニアリング)」などが過去には賑やかに取り上げられ本屋にはこれらの言葉を解説する本や導入事例などがずらっと並んでいました。特に近年でいえば、「IT革命」「Iot」「クラウド」といった言葉もバスワード的に使われてきたといえるでしょう。

実はどの言葉も基本概念や目的が大きく変わるものではなく、データを活用しながら的確な経営判断をサポートしていこうというものです。

ただ、過去と現在とで大きく異なる点は、現在の方が圧倒的にデータの量が増え、テクノロジーの選択肢が増えたことだと言えるでしょう。さらには、企業内部における経営管理、営業管理のオペレーションだけではなく、商品やサービスそのものがデジタル化し、さらに消費者を含めてデジタルが社会インフラになっているというという点が大きく異なっています。

つまりDXは企業内部のことだけを考えるのではなく、顧客やサービスのことまでを考えていく必要があるのです。


以上、個人的には本質的な事を書いたつもりでもあり、あまりカットしたくはなかったのですが本文のスペース確保に勝るモノではありませんでした。。。

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