
ウォルマート「Jet.com」、ブランドファースト戦略の狙い:反Amazon路線で顧客にアピール
ブランドがウォルマート(Walmart)を恐れていた時期があった。だが、いまウォルマートが所有するeコマースサイト、Jet.com(ジェット・ドットコム)は、Amazonに対する不安を利用して、自社サイトを「友人」と位置づけようとしている。
Jet.comは、Amazonだけでなく親会社のウォルマートの影にも隠れて、eコマース市場でのシェアと継続的な関連性を得るための厳しい闘いをしている。差別化のため、CEOのマーク・ロア氏率いる同サイトは、ブランドをプラットフォームの中心に据える戦略を立てつつある。ユーザーの位置に基づいて、現地で作られた商品にスポットライトを当てたり、家族経営の小規模ブランドを販売したりしているのだ。高級ブランドは自由に価格設定できる。顧客は、検索履歴の傾向ではなく、美的センスに基づいて発見するよう促されている。
反Amazon的アプローチ
Amazonが主導するeコマースは、効率性の最大化にシフトしているが、Jet.comは、体験の重要性を強調して、どうにかやっていこうとしている。
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