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日本とイギリスは首脳会談で、「広島アコード」締結。半導体で協力

ヨーロッパ経済ニュースEUROPE NNAは2023年05月19日に、岸田首相とイギリスのリシ・スナク首相(Rishi Sunak British Prime Minister)は2023年05月18日に、広島で会談を行い、防衛・技術分野での協力強化に向けた日本とイギリスによる「広島アコード(Hiroshima Accord)」に調印した。

その一環として「半導体パートナーシップ」も締結し、供給網の強化やR&D(Research &Deveropment研究開発)に共同で取り組むことで合意した。

これに先立ち、日本企業はイギリスでのクリーン・エネルギー事業などを対象とする総額約£180億の投資を約束した。

スナク首相は、「日本とイギリス関係は、日本のインド太平洋での中枢的役割や、イギリスの安全保障と繁栄にとっての中心的役割を反映し、他のどの国との関係よりも急速に深化している。」と指摘した。
日本とイギリスの広島アコード(UK-Japan Accord )はこの関係を固めるものとの考えを示した。

また、岸田首相も「日本とイギリス広島アコードにより日本とイギリス関係の新たな章が始まる。」としている。

スナク首相は半導体パートナーシップについて、「野心的なR&Dでの協力や、技能の交換、両国の国内産業の強化、市場競争が激化する中での供給網の強靭化」に共同で取り組むものと説明している。

スナク首相はこれに先立ち、東京で日本企業幹部との会合を主催し、総額£177億の対イギリス投資の約束を確保した。このうち丸紅は、洋上風力発電や低炭素水素などのクリーン・エネルギー事業に向こう10年に£100億を投資する。また住友商事は£40億を投じて、洋上風力発電事業を開発する。

このほか、三菱地所と三井不動産は、ロンドンでの低価格住宅やオフィス、生命科学研究所の開発に向け£35億を投資する計画だという。住友電工は£2億を投じて高電圧ケーブル工場を新設する。

具体的になるまでは、金額だけが踊っている。

日本とイギリスの歴史では、日露戦争でイギリスがロシア海軍の動向情報を提供するなど、重要な活躍をしたが、太平洋戦争では、イギリスが提携を破棄した。

イギリスは、現在外資を必要としている。
ウクライナと大差がない。戦争に対しても同様だが、ただ、最近は自国の軍隊は動かさないようになっている。

Armの上場をイギリスで行うことを期待していたが、米国だけで、イギリスとの同時上場を断念した。

2023年05月02日---イギリスのチップ設計会社Arm、米国での超大型株式上場を申請。
2023年03月06日---ソフトバンク。ArmのIPOでUS$80億を目指す!?
2022年03月15日---チップ・デザイナーArmの断末魔、Nvidiaへの売却失敗で人員削減を計画。

https://europe.nna.jp/news/show/2520567
https://www.mofa.go.jp/erp/we/gb/page4e_001404.html
https://www.mofa.go.jp/files/100505907.pdf
https://www.mofa.go.jp/files/100505906.pdf
https://www.mofa.go.jp/region/europe/uk/index.html
https://www.gov.uk/government/news/pm-to-agree-historic-uk-japan-accord-ahead-of-g7
https://asia.nikkei.com/Spotlight/G-7-in-Japan/U.K.-cements-defense-ties-with-Japan-by-signing-Hiroshima-Accord
https://www.japantimes.co.jp/news/2023/05/18/national/politics-diplomacy/japan-uk-defense-technology-agreement/
https://www.globaltimes.cn/page/202305/1290961.shtml
https://www.politico.eu/article/uk-japan-boost-defense-chips-semiconductors-ties-g7/
https://www.youtube.com/watch?v=LQUa1OiSMLM
https://www.youtube.com/watch?v=YDUZgNxpNNg

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