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拝啓、カムラさんへ。 久しぶりの連絡が手紙なのは、どうしてでしょうね—— 当たり障りのな…
曇天には瞬く凶星。西の地では白裳党の乱。北方、大地から業火が噴きだし、東、夷狄の侵攻。…
「百万円?」 「そう、三日で!」 「いや絶対詐欺っすよそれ」 「いやマジなんだって!」 …
「わたしにーかぶきを、おしえてくださいッ」 ダラス・ウエスト・パブリック・スクールの日本…
漂白された光が降りそそぎ。 天使の羽音。香り。 頬をなでる優しい風。 鮮やかな光景…
「なんで、なんで!死ねないの!?」 唾液まみれの銃口を吐き出し、腕で顔をぬぐう。ぞっと…
波風を立てないのが僕の信条なのに軽率だった。もしかしたら事件かも、なんて考えずさっさと帰ってしまえばよかったのだ。 「あれ、北村くんじゃん。帰り道こっちだった?」 橋梁下にはクラスメイトの姫川さんが立っていた。雲一つない晴天の中、彼女が着ているレインコートはひどく場違いに思える。 「え、何してんの」 後ろに見えるのはぶよぶよした肉付きの中年の男性のようで、一糸纏わぬ姿で頭からビニール袋を被せられ手足を結束バンドで縛られている。 「これ? その辺ほっつき歩いてた
まさかこんなカジュアルに撃ってくるとは思わなかった。さては素人だな。 「ばか! 発砲す…
「よ~し生放送やるかぁ!」 音量OK、ペイントツールOK、今日もYoutubeでお絵描き配信。…
《彼女》の臀部から伸びる管が、焼けるような痛みとともに下腹に突き刺さっていた。管はびく…