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情報に騙されるな

食事指導するにあたり、色々なころを調べる機会が増えました

この情報化社会の中、インターネットとはとてつもなく便利なものです
しかし、便利だからこそ、注意しないといけないと思うことが多々あったのでここで記事にしておきます

私は食事指導をしていて、「どうだったっけ?」くらいの疑問だと、ネットで検索して確かめます
これは、基本的に自分に知識があるけど、正しかったかどうか不安なので、それを確信にするための作業

でも、「どういうこと?」に関しては、ネットで調べて得たものは、絶対に本で確認するようにしています
もしくは、論文を探します

実際、私がこうやって書いている内容も、他の誰かに校閲してもらっているわけでもなく、私の考え方や知識をを軸にして文章にしています
それをネット上に公開して皆様にお届けするわけです
正直言いたい放題です

でも、本や論文は様々な裏付けや許可、校閲が入ります
それだけ信用できる内容だと私は考えています

先日、卵の栄養について調べていました
卵は有精卵なら、親鳥が温めることでヒヨコになって孵化しますね
あの美味しい卵がヒヨコになるんです
羽や骨や肉を作るんです
それだけ栄養価が高いということです

調べたかった内容は、生の時と茹でた時との栄養素の吸収効率でしたが、その作業の中で驚く記事を発見しました

私たちが栄養計算する際に使用する「食品成分表」は、食品100g当たりの栄養量が記されています
その記事を書いた方はそのことを解っていなかったのでしょうか・・・
「卵1個当たり」として表記している栄養量が、「卵100g当たり」の栄養量で記されていたんです
卵1個50gくらいなので、約1.5倍の表記になっていました

これ、普段から栄養計算している職業だから「おや?」と思いましたが、関係ない方が見た時は「あ~そうなんだ」ってなりますよね

他にも、アミノ酸含有量はがっつり表記してあるサプリメントなのに
エネルギー「0」キロカロリー、たんぱく質「0」g
なんて商品もありました
これに関しては「お問合せ」に質問しましたが、一か月以上経った今でも回答が無いままです

食事指導ひとつだけでも、その指導者がどのような職業なのか、ちゃんとした知識を得て指導しているのか、見極めて指導を仰いで頂きたい

今のところ、傷病者に対する食事療養や指導以外は法的な縛りはありません
ということは、栄養士や管理栄養士でなくても、相手が傷病者でなければ他人様の食事指導が出来る状況です

「ダイエット」や「筋トレ」といったワードは人を引き付ける力があります
特に「ダイエット」は多くの方の関心をもっているため、ネット上にも多くの情報が溢れています
でも、間違った方法で実施すると、後々大変なことになりかねません
間違った情報には十分注意しましょう

私の食事指導では、自分自身に知識を付けて頂き、指導を受けた後も
「自立して正しい食生活を送ることが出来る」
が最終目標です



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