偉大な発明

日本は世界の中でも微生物文化に優れた国と言えるでしょう。
その原点は植物性食品にあると考えられるので、植物性食品は狩をして生きていた古代民族よりは、摂取した方がよさそうとは感じます。

その微生物からの恩恵の代表が、世界に誇る醤油、味噌、さらには納豆、漬物、麹などの植物性の日本で受け継がれる発酵食品であると言えます。

これらは偉大な発明でしょう。
体に必要な菌を体内にとり込むための食品ですから。
人類がその進化により、体に良くないものを食べてしまった時に助けてくれるわけです。

ところが発酵食品といえど、市場が発展するにつれ粗悪なものも誕生します。そしてそれらを売り捌くために真実でない情報も次々と発信されるわけです。

「生きたまま腸に届く…」とか何とか、まぁ口から入った菌類は腸内でそのまま活躍するわけではございません。
簡単に説明しますと、それらの食品に含まれる菌類は、腸内に滞在する菌たちの餌になる。と表現するのが適しています。

まぁ生きたまま腸に届くどころか、胃酸で死んじゃいますけどね。

いずれにせよ、日本人が古来から発明した発酵食品の数々は、我々日本人の健康のためには欠かせないものであることは間違いなさそうです。

ダイエット中の方々、日々の食事に発酵食品を加えることをお忘れなく。
お味噌汁や漬物、梅干しを一品加えるだけですから。