肥満率73%も高い!?睡眠不足で太る真実
あなたは何時間くらい眠れていますか?
人によって生活習慣は異なりますので違いはあると思います。
そんな時に睡眠の障害となるのがいつのまにか浴びてしまう明かりです。
スマホ画面の明かりは50~100ルクス
テレビやパソコンだと100~500ルクス
コンビニの店内は500ルクス
夜のアーケードだと150~200ルクス
寝る前にこれらの光を浴びてしまうことで
体にはどのような影響が出てしまうのでしょうか?
体内時計のリズムは
”太陽光”で調整されています。
まず、朝日を浴びることで体内時計がリセットされます。
そして、質の良い眠りに必要なホルモン
【メラトニン】は
その朝日を浴びてから約15時間後に分泌量が増えてきます。
メラトニンは夜に増えますが暗い環境でさらに多く分泌されます。
この光の自然なリズムが私たちの体のリズムであり
代謝などのあらゆるバランスをとってくれています。
ということは!
日が沈んでからも明かりにさらされていることで
メラトニンの分泌量を減らしてしまいます。
詳しくお話しますと・・・
メラトニンは脳深部の松果体という部分から
分泌されますが目から光が入ると松果体に作用して
メラトニン分泌を減らしてしまいます。
夜に明るい光を浴びることや
明るい場所で眠ることは良い睡眠を妨害してしまうのです。
3~4時間ほどで十分なショートスリーパー
10時間ほど睡眠が必要なロングスリーパー
もいるといわれますが一般的には7~8時間ほど睡眠をとれると
体の機能としては良いといわれます。
その方にとっての睡眠不足が続く
(睡眠負債がたまっている状態が続く)と自律神経バランスを崩しやすくなり
ダイエットどころか健康も脅かすので注意が必要です。
ダイエットの観点から睡眠を見ていきますと…
アメリカ コロンビア大学の2005年の研究で
32~59歳の男女8000人を対象に調べたところ
平均7~9時間の睡眠の人に比べて
4時間以下の人は 肥満率が73%も高くなったそうです。
また、5時間睡眠でさえ肥満率は50%も高いと報告されています。
ではなぜ睡眠が短いと太りやすくなるのでしょうか?
アメリカのスタンフォード大学が2004年に行った調査では
睡眠は”食欲”と関係していると発表しました。
8時間寝た人に比べて5時間睡眠の人は
食欲が湧くホルモン【グレリン】の量が約15%多く
食欲を抑えるホルモン【レプチン】の量は約15%低い
という結果が出ました。
つまり、睡眠と食欲には互いに影響力があり
体は(グレリンを増やしレプチンを減らすことで)
私たちに食べ物を食べるよう促し、長くなった活動時間に必要なエネルギーを確保しようとするのです。
そりゃあいつも間にか太ってしまいますよね…
だって現代人のほとんどが睡眠不足に陥ってます。
なかなか痩せないな…
と感じてる人は筋トレや食事制限の前に生活習慣を見直す必要があります。
実際にダイエットコースで成功するお客様さまのほとんどが
まずはしっかりと睡眠が取れてなおかつ
自分の時間を確保できてる人が圧倒的に多いのです。
自分と向き合う時間が1番ダイエットでは重要となってます。
まずは睡眠から変えていきしょう!
身体を変える順番は
①睡眠
②食事
③運動
の順番です。
逆になっては効果なしです。
夏まであと少し。
努力よりも習慣でカラダを変えていこう。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?