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フジロック&サマソニ2024 6月下旬時点での楽しみなラインナップ その1 SZA→The Killersへの超大河ドラマ的トリ変更も起きたフジロックについて

今年の2月末にこんなブログを書きました。


今年のフジロックとサマソニのラインナップについて、この時はまだ双方とも第一弾の発表の段階だったのですが、いまだに「いいね」をもらったりして、「テンション上げたい!」「もうちょっとおすすめアーティストの事が知りたい!」と思っている人もいるような感じがするので、私の偏った見方にはなりますが、6月下旬現時点での気になるアーティストや楽しみなことなどについて書いてみたいと思います♪

まずは!

フジロックは私が「そろそろ次の感想書こうかな~」と思っている間に

SZAが金曜トリに決まった
→キャンセルになった
→The Killersが代役に決まった

という超壮大な大河ドラマが起きてしまいまして。長年フジロックに行ってますけど、

本当にこんな年ないよ!(笑)

The Killersがトリに決まった件については、

先日こちらのブログに思いっきり書きました。私はThe Killersガチ勢なので(笑)、テンション高すぎる内容ですみません。今日はもう書きません。

SZAのキャンセルで悲しみに明け暮れている方も多いととても思います。分かるー!めっちゃ分かるー!!さんざんThe Killersで味わってるー!!(笑)
「フジロックのトリをキャンセル」ってだけでもショックですよね。日本最大級フェスですから。
モリッシーやらカニエもキャンセル経験がありますが、何回経験してもトリのキャンセルに対するショックには慣れないですね。
こういう時は思いっきりソーシャルメディアに文句も言いたくなったり、「もー一生聴かねー!」とアーティストを恨んでみたり、いろいろとあると思うのですが。
でもドタキャンの印象は悪いですが、あまりにもそれが浸透しちゃうとかえって次に声をかけづらかったり、アーティスト側も来づらくなって悪循環しか呼ばないし、「次にどこかがブッキングしたら必ず来てくれることを信じるしかないかな」と思います。
もちろん運やタイミングもあると思うのですが、次にThe Killersを決めたところを見るとSMASHのブッキングには「やっぱり力があるな」があるな、と思いますし。The Killersみたいになったらアカン!!(笑)SZA、次は必ず来るんだよー!!

というわけで、私は3日目の参加を決めて既にチケットを買っていたのに、1日目を買い足すという超変則的な予定となってしまったのですが(笑)。(息子の体力も考え、さすがに2日目は休むことにした)

1日目

1日目はSZAが来ることになっていたので、セットで声をかけたと思われるのが

OMAR APOLLO!!

私個人的は彼は超楽しみにしているアーティストです!!絶対観たい!!激推ししたい!!

彼はアメリカ出身のアーティストで、主にR&B系のシンガーソングライターなのですが、2022年に「Evergreen」という曲がソーシャルメディアを中心に大きなヒットになって、注目度が世界中で上がりました。私もこの曲が大好きで、それ以降どんどん彼の魅力にハマっていって絶賛現在進行形です(笑)。さらに

こちらのブログでも紹介したのですが、このTiny Desk Concertの彼の回がめちゃくちゃ良くて!これで完全にハマったようなものです。そこでインスタとかフォローして追ってるんですけど、ライブ力がとても高く、スター性が抜群!!歌もとても上手いので、このタイミングでフジロックでライブが観られるとは嬉しい限りです。しかも

フジロックの来日に合わせて、東京神田でも単独ライブをしてくれるのですが、このキャパで観れるとは信じられない!かなり貴重だと思います。距離が近すぎるー!!(笑)。それは冗談ですけど、音楽体験的にもとても素敵だと思いますよ♪

King Kruleもかなり来日を待たれていたアーティストだったんじゃないでしょうか。
ロンドン出身の彼が2013年にデビューアルバムをリリースしたのは19歳!わっけー!!今もまだ20代だったのね。天才系アーティストのイメージが強い彼ですが、曲センスの良さが天下一品!位置的にもレッドマーキーでFLOATIG POINTSの前ということで、(なぜFLOATIG POINTSがレッドなのかは置いておいて)好きな人にはたまらない最高の流れなんじゃないかと思います。

電気グルーヴはフジロックには欠かせない存在。SZAのキャンセル発表後、既にPLANET GROOVEでの出演に決まっていた彼らに「もうトリをお願いしてしまえ」という声もちらほら見かけました。いつもフジロックを救ってきたような印象で、逆に電気の復活の時もやっぱりフジロックだったんで、そういう意見が出るのも当然ですよね。今年も大盛り上がりは必須でしょう!

Frikoはすみません、私は全然知らなくて(笑)。X(Twitter)で今年前半に突如話題になったようで、グリーンステージの凄くいい位置で出てくるので「ええ!?」って驚いたのですが、日本でそんな旋風を巻き起こすなんてめちゃ凄いですね!

彼らについては

米ロック界に彗星!Frikoの衝撃デビュー作に日本のインディ・ファンも前代未聞の大興奮!|THE MAINSTREAM(沢田太陽) (note.com)

こちらの音楽ジャーナリスト、沢田さんのブログが一番分かりやすいと思います!私もこちらを拝見して、彼らについてと日本のロックファン内での人気爆発の様子を知りました。どんなライブをするか楽しみですね!

ホワイトステージに出演するREMI WOLFはアメリカのアーティストで、彼女も今着実に人気をつけている印象。ヨーロッパでは日本にも9月に来日が決定しているOlivia Rdrigoのゲストミュージシャンとしても呼ばれていて、どんどんファンを拡大していると思います!
彼女はとにかく歌が上手くてユニーク!スケールが大きい歌いっぷりでソウルとポップの融合のような独自の魅力が素敵です。なんと7月に新しいアルバムがリリースされるということで、絶好のタイミングでライブが観られるのでファンにはたまらないと思います!

2日目

他にもたくさんいいアーティストが出演しますが、キリがないので2日目へ。2日目は

私はいけないけど!!(笑)

もちろん気になるアーティストについてしっかり語ります!!まずは!

BETH GIBBONS

ラインナップの発表を見た時、「え?」って感じで一瞬呑み込めなかったのですが、さらに「5月にソロアルバムが発表される」として2度びっくりしたのがBETH GIBBONS。
90sのイギリスの唯一無二だったグループ、ポーティスヘッドのボーカルだった時から神秘的かつ繊細な印象でした。それが、いきなりフジロック出演が発表されて本当に驚きでした!!
3日目に出演するKIM GODONと並べて、「なんかおいそれと私が語るのがおこがましく感じられる」くらいの素晴らしいアルバムをリリースされたBETHですが、インスタでライブの様子を見ていると、なんと今イギリスで最も勢いがある一人と言ってもよい音楽PDのJames Fordがバンドメンバーとして帯同している模様。日本に来るかは分からないけど。
James Fordはarctic monkeysのPDとしてお馴染みですが、昨年から今年もたくさんの素晴らしいアルバムを手掛けていて、


昨年にこちらで私もベストPD候補に選んでいます。今年はなにげに


同日に出演するThe Last Dinner Partyと

3日目に出演する FontainesD.Cの8月リリース予定のアルバムも彼が手掛けているので、今年のフジロックはなにげに「フジロック・James Ford・フェスティバル」でもあるのです(笑)。

中でもこのBETHとの作品は、ライブに参加しちゃうくらいだから相当自信作なんだと思われます。世界的にもこのステージはとても話題になる可能性もありますよね!

SAMPHAはイギリスのアーティストで、フジロックは今回で2回目の出演なんですね。もともとイギリス内でもとても評価が高い印象が強かったですけど、彼が昨年にリリースしたアルバムは世界的にもとても人気で、日本でも音楽好きな方がベストに上げていたところを見かけていたので、今回のステージ割でホワイトステージでの名前をみて、「ホワイトっぽいかもしれない」と思いました。とてもリズムが気持ちよくて、彼の美しい声とまじりあう世界が極上の音体験を与えてくれると思います。

この日のホワイトってSAMPHAの前の4アーティストがくるり、折坂悠太、THE BAWDIES、syrup16gという邦楽バンド・アーティストが並んでいて、その対比も面白いですね!

それ以外でも2日目はMAN WITH A MISSION、10-FEET、TOKYO SKA PARADISE ORCHESTRAといった結構邦楽アーティストが多めの日でもあるので、私の夫は実はこの日が一番行きたい日だったのですが、私のために泣く泣く諦めてくれました。ごめんよ!!(笑)

3日目

もともと行こうと思っていた3日目は前回書いたブログのとおり、私は絶対に見逃せない!と思っているバンドやアーティストが勢ぞろいなんですけど、見逃せない度があがっているので(笑)、ちょっと追記させていただくと

FONTAINES D.C.は前回のブログを書いたのちに新曲をリリースし、事情がまた変わってきまして

見逃せない度がさらに100倍ぐらい上がった!

James Fordが新アルバムではPDを務める事が発表されていたのですが、彼らってそれまではDan Careyというこれまた人気の高いロックPDがずっと作品を手掛けていたのですが、なんとレーベルもXL Recordingsに移籍していたんですね。

それでこの曲が、今凄ーく注目度が上がっていて、今年の上半期ベストソング的なところに選ばれていたりしていて、

しかもつい先日リリースされたこの2曲目のシングルも良い!なので、8月にリリースされるアルバムも期待値が爆上がりしてるんです!!そんな彼らがなんとレッドマーキーで「えー!?」思っているロックファンの方も多いと思うのですが、私的にはめっちゃ感謝でして、

TURNSTILEと被らなかった!!(たぶん)

私がもう一つ絶対に見逃せないバンドTURNSTILEと「絶対に絶対にかぶらせるでないぞー!」と思っていたので、なんとかそれを叶えてくれて(たぶん)ほんとサンキューでした!(笑)

しかもレッドマーキーって、かつてのThe MusicとかThe White Stripesとか邦楽だとスーパーカーとか、なんか伝説が生まれやすい印象があるので、あ、こうやって書いちゃうと人めっちゃ来ちゃうかな?(笑)。でもたぶんこの日が全体的に人が一番少ないと思うから入場規制にはならないと思う!!(笑)。もちろん私は絶対に観に行きます!!

KIM GODON

2日目のBETH GIBBONSのところでも書きましたが、SONIC YOUTHの紅一点、KIM GODONも激ヤバなソロアルバム「The Collective」を引っ提げて3日目にどどーんと名前を連ねています。トラップのリズムにギターの破壊力で全く恐れが無いようなヒリヒリ感満載の曲達を聴きながら、「ライブもやばいことは間違いない」と分かってはいるのですが、タイムテーブル的に観れないかも。泣きます。

RIDEとジザメリ

並べて紹介するのは雑に扱っているわけではなくて(笑)。確か最初に発表されたのがRIDEの方で、そのあとにThe Jesus and Mary Chainが発表されたんだったと思います。これだけでも「ロック民よ。3日目はもう分かっておるな。」とSMASHから言われているような気持になりました(笑)。
RIDEもThe Jesus and Mary Chainもそれぞれアルバムが今年リリースされていまして、オルタナ魂が全く衰えていない感じが伝わりました。
昨年はサマソニにBlurとリアムが出演して、幕張への電車が「90sUKタイムマシン」とか言ってた気がするけど(笑)、今年は湯沢への新幹線がそうなってしまったみたいな。3日目のトリもノエルだし。「この2バンドだけ観よう」みたいな方がいてもおかしくないですよね。

RAYE

そんなUKから昨年に旋風を巻き起こし、今年も世界のフェスシーンでしっかり爪痕を残しているのがこのRAYE。昨年大変話題になったアルバム「My 21st Century Blues」って「デビューアルバムだったんですか⁉」ってびっくりしていたら、別レーベルで実はデビュー経験済、ソングライターとしても活躍していたという才女。
でもレーベルから裏切りにあったり、性的被害や数々のトラウマに苦しんできたところから、インディーズでリリースしたのが今作とのこと。このリリースが大ウケした理由は、音源からだけでも分かる圧倒的な歌唱力と地道に広がったステージ力の高さもあると思います。


今年のイギリスの音楽アワード、BRIT Awardsでは6部門を受賞という人気と評価の高さ!こういう人って紹介が書きやすいのでありがたいのですが(笑)。SZAのキャンセルでがっかりしていたR&Bファンの方達の救世主は、彼女かもしれないですね!

長くなってしまったので、サマソニ編は後編で!

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