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「目指せメタルロード」はメタルへの愛が溢れた愛すべき青春映画♪

先日、この映画を観ました。

「目指せメタルロード」

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あらすじなどはこちら

4月の頭からNetflixで配信されているオリジナル映画です。高校を舞台にした青春物でメタルバンド物。

この作品、この予告を観た時からずっと楽しみにしていました!こういう作品がもはや生きがいのような私としては「たまらんわ!」って感じで(笑)で、配信が始まってわりとすぐに鑑賞。そして

最高!もう最高!もう最高!

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となりました(笑)メタルにあんまり馴染みがない方も、メタル好きな方も楽しめる青春映画になっていると思います!

※ここから先は思いっきりネタバレしてますので、結末を知りたくない方はご注意下さい。

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(いいお部屋ですね)

この作品の予告観て、すぐに思い出したのが

ロックで学校物の大名作コメディ「school  of rock」。この映画は私の人生で最も大切な作品の一本なので(笑)「メタルロード」の予告を観て似たテイストを感じてテンション上がりました!!こっちはメタルじゃないし、小学校が舞台だし、主人公は大の大人ですけどね(笑)

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で、「メタルロード」を観ていくと、

openingからこういう曲が流れてきて「これどのバンドの曲だったっけ?」みたいな感じで。

確かにクスッと笑えるシーンはちょこちょこありますが、テンポとかギャグもそんなぶっ飛んだものじゃなくて「割としっかりした青春物だな〜」と。そんなギャグに走りすぎずに進んでいく感じて、

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この主人公二人、ケビンとハンターの友情や学校での立ち位置もよくあるというか。笑ったのが

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学校の生徒が開いた誰でも参加OKのパーティーで演奏してたチャらい感じのバンドが弾いてる曲がエド・シーランの「shape of you」だったり(笑)けど、このバンドのボーカルの彼もイヤなやつじゃ全然無くて、いい子で。イヤなヤツは別にいるんだけど。

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学校のバンドコンテストに出場を決めた二人がメタルバンドを形にしようとベースを探す過程で、このチェロをやってるエミリーが加入するかという流れになり、ケビンとの恋話もあったりで。ほんと青春物として普通にどの年代の人達でも分かりやすい話で。私が好きだったのが、

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エミリーがケビンに誘われて自分なりにメタルに触れてみたあと、初めて二人でブラック・サバスの「War Pigs」を演奏してみるんですけど、チェロでイントロのたった2音を奏でるだけで「メタルだ!」っていう感じが出るしカッコよくて。ケビンも最初はハンターに言われて恐る恐るメタルのドラムを始めるけど、どんどん上手くなっていって、二人の演奏がなかなか良いんです!「選曲絶妙だな〜」と。これは

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この作品、音楽監修をレイジ・アゲインスト・ザ・マシーンのトム・モレロが担当してて、その効果が絶大に出ています。

使用されている曲がどれもメタル初心者もメタル命の者も納得できるだろう選曲で、使われ方にも愛があるというか。

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このハンターがエミリーの加入に大反対して「チェロの加入なんて完全にゲイだろ」とか言っちゃうところの問題提起も上手いな、と思いました。という感じで「ギャグ物としては緩いけど、なんだかんだでいい青春物として終わっていくのかな〜」と思ってたら、

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後半、このリアル・メタル・ロード(ゴッド?)がカメオで出てくるシーンから私的に俄然面白くなっていきます(笑)これもトム・モレロ効果ですかね(笑)

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この人も唐突に出てきてウケた(笑)

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このハンターが親の金を買ってに使い込んだり人の結婚式で軽く問題起こしたりして、ついに父から更生施設に送られバンドコンテストに出られなくなりそうなところを、ケビンが脱走を助けるシーンとか面白さがだんだん加速していく感じで。

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ラストのバンドコンテストのシーンあたりはほんと笑えながら感動しました。「スカルファッカー」が「スカル●●●ー」になるとは(笑)観て確認していただけたら。この三人のケミストリーも良かったな〜と思います。

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ケビンを演じたジェイデン・マーテルは「IT」に出ていた子役として有名ですが、ティモシー・シャラメのようなイケメンぶりで今後も人気出そう。

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チェロを弾くエミリーを演じたアイシス・ヘインズワースはとてもキュートで、メンタルの問題から感情を爆発させる時の感じも良かったです。

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一番良かったのはメタルロードを目指すハンターを演じたエイドリアン・グリーンズミス。私は他の作品で観たことがないのですが、コメディリリーフとしても、悩める10代としても上手かったです!!他の作品でも観れるといいな。

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この作品、脚本がD・B・ワイス。あの海外ドラマで大人気だった「ゲーム・オブ・スローンズ」の柱だった人ですね。GOTから「なぜこの作品を?」という疑問はありますが(笑)、話がしっかりしてるのは「なるほど」と思いました。ハチャメチャにやりすぎず、後半盛り上げていく上手さはやっぱり脚本がしっかりしてるからなのかな、と。しっかりとメタル愛に溢れています。

余談ですが、私の義弟(妹の夫)がまさにハンターみたいなメタル大好き人間なんですけど、「デトロイト・メタル・シティ」が大っ嫌いだったんですよ。けど「きっとこの作品なら好きになれるんじゃないかな」と思いました。メタルに対する愛が根底にあるし分かりやすく、ちゃんとカッコよく聴こえるんですよね。

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「バンドっていいな。メタル聴いてみようかな」って思える作品になってると思います。興味がある方はぜひ観てみてください♪

おまけ

やはり主役の三人はメタルに全く縁がなかったそうでトム・モレロのがっつり指導があったもよう。「スクール・オブ・メタル」じゃん(笑)


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