好きなものは好きなんだから!Wallows「MODEL」にはインディロックポップの甘酸っぱさが詰まってる!
今年の前半に大好きになったアルバムについて。続いては
Wallows「MODEL」
アメリカのオルタナティブポップ系のバンド、Wallowsが5月にリリースした新作アルバムです。
まだリリースされて間もないアルバムですが、ええもうがっつり聴いています♪
昨年にこんなブログを書きましたが、Wallowsは若手バンドの中でもあたいのオキニ!!(笑)。前作のアルバムも
その年のベストアルバムに選んでいます。このアルバムから彼らにドハマったわけですが、2023年の2月に来日ライブもしています。その時は息子の保育園卒園や小学校入学の準備があってバッタバタで、どうしても行けなかったのですが、
行っておけば良かったー!!!!
この新作を聴いて毎日後悔しています(笑)。そのぐらいこのアルバムが大好きです!!
前作の驚きはなんといってもPDをAriel Rechtshaidが務めていたこと。私のお気に入りのPDの一人で、彼のおかげもあってか、まさにインディポップロックのいいところを吸収した飛躍の1作だったと思います。
曲のアレンジもちょっとVampire Weekendを意識したような、00sインディロック好きは「たまんねーな」みたいな雰囲気の曲ばかりで、「さすがAriel」といったヒネリもちょっとある良曲ポップロックな曲たちが並んでいました。
今回の「MODEL」はArielは離れ、1stで組んでいたJohn CongletonがPDに戻っています。Arielは今年リリースされたVampire Weekendの新作にがっつり入り込んでいた影響もあったのかな、と。
でも先行リリースされた
この曲を聴いていると「やっぱいいなー!」と思って。
全曲好きなんですけど、やっぱりシングルでリリースされたこの曲が私もうドツボもドツボに大好きでして!!!
この「Model」なんですけど、最初に聴いた感触は
あざといーーー!!!!
まさに「あざとくて何が悪いの⁉」ですよ(笑)。MVでウィンクされてるし!(笑)。
前作の方が「音楽的な実験というか探求をしてみた」みたいなところもあって、それはそれでよかったんですけど、今作はそこから一度原点に戻って「自分たちしかない持ち味をもっと活かした曲作りをしたかったのかな」と感じました。それは
インディーポップロックとしてシンプルな曲とアレンジのストレートな良さをより強調していこうという方向になったのかなと思います。それが彼らにとって自然だったのでは?と思います。
この「MODEL」を聴いて改めて感じたのが、メロディのセンスがちゃんとあって、今回はとにかくシングル曲が秀逸だったんですよね。この
「Warning」も大好きなんですけど(笑)、なんてことないといえばそんな曲なんですけど、ツボ押されてる感はたまらないのでもう
好きなものは好き!!!
と言ってくれる私みたいな(笑)、ファンのためのアルバムなんじゃないかと感じました。
私はもう大好きフィルターかかっちゃってるので、全曲好きなんですけど、
この「Anytime,Always」なんて「あーそこそこ」って感じで、2曲目にして私のツボを押されてる感が(笑)
続いてのこの「Bad Dream」はドリーミーなサウンドが気持ちいいゆったりとしたポップ曲。シンセの使い方も心地よいですね。
「You(Show Me Where My Days Wnt)」も同系統の曲なのですが、今回の曲これ系の普遍的なポップ曲がとにかく秀逸で、一聴すると特徴がないようなようにも聴こえるかもですが、すんなり日常でも聴きやすい魅力がありますね。
このアルバム全体的に、どの曲も一度メロディを覚えたりしてしまうとその魅力に虜になるような曲でした。
前作で得た捻りのあるようなアレンジ面を残しつつ、それよりもより良いメロディの曲作りを追及して、自分たちの持ち味を活かそうとしたアルバムだと思います。
前作よりもわかりやすいアレンジ面の冒険心は薄くなったかもですが、何より曲の良さの力強さは増した、彼らの曲の良さにハマったファンにはたまらない作品だと思います。
だって好きなものは好きなんですから!!
なんでもボーカルのディラン・ミネット君、役者としても結構人気の位置にいるのですが、Wallowsでの活動が好きすぎて今そちらの方は抑え気味にしているとのこと。三人で音楽を作るのが大好きみたいなんですよね。でも役者としても今後も楽しみです!
今年Tiktokからなのかチャートでバカ売れしているDjoの「End of Beginnig」って曲があるのですが、このDjoって
この爆発的人気海外ドラマ「ストレンジャー・シングス」のスティーブ役でお馴染みのジョー・キリーなんです。
こうやって役者と音楽活動両面で人気を獲得していくスタイルもできつつあるし、ディランも上手く両立できれば両方の活動で相乗効果もあるといいな、と思います。
PDに戻ってきたJohn CongletonはSt. Vincent、Regina Spektor、Sleater-Kinney、The Murder Capitalなど、様々なインディアーティストの作品を手掛けてきた実力派な存在で、Arielとはまた違う形でいい形で仕上げてきていると思います。「Wallowsの事が本当に好きなんだな」と伝わりますね。そういうところもこの作品の良いポイントです。
今後も私のツボをずーーっと押し続けてほしい!!!
とりあえず
また来日してー!!
実はアメリカでも地下人気が結構あって、既に北米やヨーロッパ、オーストラリアのツアーが決まっていて結構売り切れも目立つようになってきています。アメリカの朝番組にも出演してお茶の間人気も上がりそうな!(笑)
アジアも来ていていただけるととても嬉しいです!今度は
絶対ライブ行くからー!!!
気になった方はぜひ聴いてみてください♪