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ワーケーションをしてから気づいた地方にあって東京にないもの
対立構造にしたい訳じゃないのですが、一つ明確に違うことがあります。
それは「広さ」 です。
人口密度が高い都道府県ラインキングのぶっちぎり1位は東京都で1平方キロメートルあたり6,168.7人です(2015年国勢調査より)
土地のサイズ的な広さで言えば東京は下から数えて3番目。でも人口数は1位。そりゃそうなりますわな。この広さが違うことでいろいろなことに影響が出ます。知識としてはもちろん知ってはいましたが、ワーケーションで実際に各地に滞在すると「ここが違う、ここは案外一緒」と思えることが分かってきました。
地方の方が快適なもの
まずは地方の方が快適なものをまとめたいと思います。全部あげるとキリがないのですが、ワーケーションする上で便利だと思うことに絞ってご紹介します。
コワーキングスペースが広い
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ワーケーションで仕事をする上でスペースの広さは重要です。地方のコワーキングスペースは基本的に広いです。どこもフリーアドレス制のところが多いのですが、利用率もそこまで高くなく自分が気持ちよく仕事しやすい場所も選び放題です。
特にデスクは「机の広さはメモリ」などと例えられるように、広ければの視認性が高く同時に行なっている作業状況を把握しやすくなります。最近では資料を広げるということはあまりないかもしれませんが、スマホやタブレットを置いたり、外部モニターを設置したりもできるので広いデスクは非常に助かります。
東京では狭いカフェで2〜5割ぐらいの確率でPC広げて仕事している人を見るのですが、みんな肘を畳みながら、苦しそうに仕事してます。それゃじゃ効率良くないだろうに。そんな窮屈な思いをするなら絶対地方に行き景色のいい快適なコワーキングスペースを利用すべきだと思います。
コワーキングスペースが安い
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土地が余っている=土地の値段が安いということで、物価が安いです。物価の中でも特に顕著なのがスペース料金。またコワーキングスペースの話ですが、この値段差がすごいです。
1Day 2,772円 これが東京の自分の近所にあるコワーキングスペースの値段なんですが、いやいや「高え」って、、経営上しょうがないんでしょうけど、利用する人はその作業で2,772円を引いても十分な利益が出るということでしょうか。しかも結構席埋まってるんですよね。東京ってところはほんと富豪が多いんですね。
対して地方のコワーキングスペースは地方都市の駅近でも1Day 1,000〜1,500円程度。無料のところも結構あります。いや〜ありがたい。
カフェで2杯コーヒーを飲む程度の金額で1日中広くて快適な通信環境も整ったワークスペースを利用できるなんて素晴らしすぎる。ちなみに1000円は東京だと1時間程度しか利用できません。
最近この差が大きすぎてむしろ東京じゃコワーキングスペースを利用しづらくなってしまいました。
ホテルが安い
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仕事柄結構地方の5大都市には出張に行くのですが、どこもホテルが高いんですよね。見積りの段階で昔の感覚で「1泊1万」とざっくり計算するんですが、大体赤字になります。
ところが5大都市を外した地方都市になるとグッと値段が安くなります。自分はこの絶妙な地方都市の平日を狙ってワーケーションをするのですが、いつもホテルの値段が安くて助かってます。
地方では「1泊5000円」を目安に探しているのですが、結構ランクの高いシティホテルの広い部屋のプランがごろごとと出てきます。最近は旅行支援のおかげでプライスがダイナミックしていますが、コロナ前の通常時でも十分安かったです。
旅行支援込みで言えば、最安はこの画像の浜松のコンフォートホテルで、5泊6日で16,700円税込朝食込みでクーポンが15000円分もらえました。訳分からん値段設定です。
旅行では土日料金になってしまうのですが、ワーケーションなら利用できるのはいいですよね。メリットを最大化できます。
駐車場が広い
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期間中レンタカーで滞在地以外の場所を散策するのですが、どこもかしこも駐車場が広い。
東京に住んでいるとあんまり車に乗らないので狭い駐車場とか不安でならないのですが、地方では伸び伸びと駐車場が使えます。駐車枠の広さがダンチです。東京なら一本の線なんですが、地方だと楕円の緩衝エリアがあり、ドアをぶつけることもないです。
地方でも案外変わらないもの
ワーケーションする前までは困るだろうなと思っていたけど、実際にしてみたらそうでもなかったものも挙げたいと思います。
通信速度がコワーキングスペースなら十分速い
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地方の施設は回線速度遅いんだろうなーと思ったらところがどっこいコワーキングスペースならめちゃくちゃ速いです。これなら仕事の支障0です。もちろんホテルなどのワークスペース専門ではない施設はイマイチのところはありますが、ワークスペースなら困ることはないです。
チェーン店もそこそこある
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地方に行くとできれば個性豊かな面白い個人店に行きたいところですが、やはり営業時間やロケーション的な意味で若干の利用しづらさはあります。そういうお店を探すのもカロリーを使うんですよね。そこでたまに普通のチェーン店も利用します。地方でもこのようなお店が普通にあるのはほんと助かります。
よく使うのは100均のダイソー、キャンドゥ、セリア。あと衣類でユニクロ。あと現地のオリジナルTシャツ探しにモンベルに行きます。これだけいろいろあるとワーケーションで長く滞在しても困ることはないですね。
Amazonや宅配便の範囲
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ワーケーションで移動する際には通常の旅行より仕事するアイテムが増える分荷物が増えます。そこで結構現地に宅配便で送ってしまうのですが、普通に翌日に届きます。
もちろん本州を越えたりするとさらにもう1日追加でということもあるのですが、大体のエリアは東京から1日で着きます。全く不便はないです。ホテル受けもコンビニ受けもできます。
あとガジェット好きな自分としては結構滞在中にAmazonで買い物をします。いいモバイルバッテリー出たなとか、ケーブル忘れたとか。この手のものは100均とかで一時的な無駄なものを増やしたくない派なんですよね。Amazonで吟味したものだけを使いたい。Amazonで買った商品も東京とさほど変わらないタイミングで届きます。
ワーケーションしてから感じた東京の良さ
どうしても隣の芝生理論で住んでいるところは評価が下がるのですが、しいて挙げればはいくつかはあります。これが地方への移住ではなくワーケーションで定期的に地方へといういいとこどりをしている理由でもあります。
※ちなみに東京と表現していますが都市部全般と捉えてください
仕事が多い 給料が高い
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自分の生業としているイベント会社は全国各地にあるのですが、その中でも「制作業」というのは全国を見渡しても東京でしか成り立ちにくい仕事のように感じます。
詳しいことは割愛しますが、イベント制作というのはイベントの事前準備を行う仕事です。地方だとこれが人材派遣を行う会社がついでに行ったり、機材手配のついでに行ったり、主催者がそのまま全部やってしまうので、事前準備を専業にするというのはなかなか成り立たないんですよね。やはり東京と地方では案件数、規模数が違います。
自分の例以外は一般論となりますが、やはり東京の仕事は単価が高く、本数も多いので生活をしていく方法が地方より圧倒的に多いです。
イベントが多い
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これは前の話と混じって少しややこしいのですが、
東京は面白いイベントが多いと感じます。
音楽ライブ系のイベントや展示会、発表会、関係者が集まる交流会。やはり東京開催が多いですよね。ビッグサイトや幕張、東京ドームなど大型のイベント会場がたくさんあります。これは東京の圧倒的なメリットです。
地方では局地的ばかりで全国区のイベントはあまり開催されません。ワーケーションをするようになってあらためて感じるのですが、情報収集や人との交流、体験という面では東京は気軽にできて便利だなと感じます。東京にいる時は積極的にイベントに行くようになりました。
移動手段が多い
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ワーケーションの拠点として考えると東京はこの上なく便利です。飛行機で言えば羽田、成田の両方が使える。新幹線は東京駅からはなんなら5分おきに走っている。山の手などの環状線がある。長距離バスもバンバン走ってる。高速道路も全方位に伸びている。
たまにワーケーションで地方から地方へ行ってみようかなと考えるのですが、便数や経路の問題で一回東京戻ってからの方が早いなと気づきます。北海道で道南から道東行くには一度東京に飛んだ方が早いなんて話もありましたね。
まとめ
あたらめて考えてみましたが、ワーケーションで地方にいて困ることはないです。地方と言ってもあくまで自分がよく行く10万人以上の都市規模のエリアですが、どこも非常に便利で仕事をする分、生活をする分には影響はないと断言します。
ワーケーションというものが都市部から地方へというのが都市部優位で考え過ぎているという意見をたまに目にしますが、個人的には先程ご紹介した移動手段の利便性上や、人口比率、誘致活動の効率論的にしょうがないことかなと思います。
ワーケーションは誰がしてもいいというのはたしかにおっしゃる通りです。優位というより都市部をターゲットにしているのをざっくり表現しているだけかなと思っています。
地方、東京のどちらにせよ、ワーケーションする前はどっちのいいところも見えていなかったなと思いました。長く住んでいると先入観ってのは生まれてしまうものですね。
ワーケーションを通じていろんなところに行ってみて、自分の目で確かめてみるのが間違いないなと思いました。
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