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聖地巡礼とワーケーション

全国各地でアニメや漫画などが町おこしに一役かっていますよね。まさに自分も先日境港で鬼太郎の水木しげる先生の聖地巡礼をしてきました。自分の好きな作品のことを深く知れたり、作品により親しみを覚えるのですごく楽しい活動だと思います。今回は自分がワーケーションで行った聖地巡礼先についてご紹介したいと思います。

境港 水木しげるロード

境港駅も鬼太郎だらけ

一番最近に行ったのがこちら「鳥取県の境港」

そう、いわずと知れた鬼太郎や悪魔くんで有名な水木しげるさんが育った土地です。水木先生 生まれは大阪のようですが、幼少期は境港で過ごし、その頃にまかない婦として家に出入りしていた「のんのんばあ(景山ふさ)」に妖怪の話を聞き、それを作品化したのが鬼太郎だったとのことです。

現在ご実家は「水木プロダクション 中国支部」となっています。散歩ついでに偶然発見したのですが、なんか感慨深いです。

表札に水木プロダクション 中国支部と書いてあります

有名なのが「水木しげるロード」
境港駅から水木しげる記念館まで約800m、妖怪だらけの道が続きます。道には妖怪の銅像が飾られ、お店も鬼太郎グッズで埋め尽くされています。つい知っている妖怪がいると写真を撮りたくなってしまい、なかなか歩みがなかなか進みません。

目玉おやじ(元ミイラ男)
お店も鬼太郎たちで溢れる
街灯が目玉のおやじ 抜かりない、、

という感じで、鬼太郎マニアでなくても見たことのある妖怪がいっぱいで歩くだけでも楽しい通りです。

これは聞いた話ですが、水木先生が境港の地域おこしにすごく積極的とのことで、通常であれば高額な版権を格安で提供していたとのこと(もしかしたら無償かも)。だから各商店でいろんなグッズが展開できるんですね。バリエーションが多すぎて圧巻です。下手なテーマパークより充実しています。その権利交渉の場がまさに水木プロの中国支部だったそうな。

夜は墓場で運動会ばりに夜はライトアップされています。

そして本拠地の「水木しげる記念館」

行った時がちょうど生誕記念イベントの期間で賑わっていました。こちら見どころたくさんで面白いですよ。鬼太郎あんまり知らなくても水木先生の人生があまりに波瀾万丈でその生い立ちを知るだけでも楽しいです。

ラバウルの部隊に参加していた話、自分だけが生き残るがマラリアにかかり現地人に助けられた話、生き残って旅を続けた話、その現地人にお礼に行った話など、水木先生の人生は漫画以上に漫画してました。

ちょうど改装直前に行けました(2023.3.2)
キャラデザが変わりすぎ笑
お隣で目玉のおやじのまんじゅうみたいな食べ物

その他にも駅にもミュージアムがあったり、ローカルバスがラッピングされていたり、港の方に巨大な鬼太郎像があったり、そもそも空港の名称が米子鬼太郎空港だったり、とにかくいろいろなところに鬼太郎が潜んでいます。

自分はそんなに鬼太郎好きじゃないと思っていたのですが、思えば3期からアニメも見ていたし、ゲームも持っていました。実は案外詳しい方かもしれません。

今はアニメは6期まで出ているんですね。深夜アニメで墓場の鬼太郎もやっていたし、今度はNetflixで悪魔くんのアニメもやるそうです。時代を超えて楽しめる作品を作った水木先生はやはり天才だなとあらためて感じました。

またちなみに滞在期間中に水木先生の戦時中の話が気になり、つい電子版で「総員玉砕せよ」を買って読んでしまいました。生々しい描写の数々で戦争のリアルが学べます。まだ見たことない方は一度読んで見ることをお勧めします。

現実と無常感がすごい名作


白川郷 ひぐらし雛見沢

個人的にインパクトのあった聖地巡礼らしい聖地巡礼はこちら。
岐阜県の白川郷です。

合掌造りと田園風景が広がる白川郷

もともと合掌造り集落で有名な白川郷なんですが、「ひぐらしのなく頃に」ファンにはたまらない場所でもあります。

ひぐらしのなく頃にという作品はパッと見は萌え系のアニメなんですが、構成の巧妙さ、熱さ、絵と凄惨な表現のギャップにたくさんの人を惹きつけて止まない名作です。

もうかなり前の作品なんですが、いまだに根強いファンがたくさんいるのも特徴です。現在もリメイク?などがされていますが、個人的には初期作の無印から解まで見るのが面白いですかね。たくさん〇〇編とあるのですが、スタンダードに鬼隠し編からどうぞ。ちなみに自分はアニメではなく原作派です。

アニメは最初の鬼隠し編を全部見てから名作がどうかご判断ください

話がひぐらしに偏ってしまったのですが、自分が結構この作品のファンでその舞台がこの「白川郷」だったということを知らずに近くの高山に訪れました。高山滞在中にここがあのひぐらしの聖地ということを知り、レンタカーで行ってみたらあの世界が広がっていたという訳です。

白川郷を散歩していると見たことある場所がたくさん。りかちゃんハウスだ!古手神社だ!圭一の家だ!と騒ぎながら回っていました。連れはドン引き。でもファンには楽しすぎました。

工事中の古手神社
ここはあの例のシーンの場所

とにかく村の風景が美しいんですよね。実はあんまり知らずに行ってしまったのですが、散歩するだけで十分楽しい。

かの有名な白川郷を知らなかった自分が恥ずかしいのは置いといて、聖地巡礼きっかけで素晴らしいものをしれる、見れるのはいいことですよね。この白川郷実はそこまでアニメ推しはしておらず、ファンたちがさりげなく楽しんでいる様子が好印象でした。

アニメでよく出てくる村の全景


三島 ごめんね青春

クドカンドラマの名作「ごめんね青春」の舞台は静岡県の三島です。

この作品「あまちゃん」の後で放映された作品なのですが、これもクドカンらしさが出ていて個人的には好きな作品です。覚えている方はちょっとマニアックですかね。三島は自分が大学生時代に4年間住んでいたこともあり、すごく思い入れがあります。

ドラマの中で何回も登場した源兵衛川や白滝公園のほとりは夏であれば水の中を歩くこともできます。昨年の夏はサンダルでバシャバシャと水歩きを楽しみました。三島はとにかく水が綺麗で街中のいたるところで水辺を楽しむことができます。大学時代はそんなでもなかったと思うのですが、その後自治体の方の努力できれいになったんでしょうね。思い入れのある場所なのでこういう楽しみ方ができるのはすごく嬉しいです。

ホタルの名所でもある源兵衛川
水が冷たくて気持ちいい
水の綺麗さが尋常じゃない
ラブライブ色の強い伊豆箱根鉄道駿豆線 通称いずっぱこ
駅前にデデンと構える遊園地的公園の楽寿園
絶妙なキャラデザのみしまるくん、みしまるこちゃん

結構前のドラマなので記憶がだいぶ薄れてしまったのですが、学校や主人公の住んでいたお寺なども近くにあってほんとに三島のそこら中で撮っていたのだなと実感します。ドラマまた見たいなー

その他写真だけでも

他にもいろいろ行ったのですが、文字数も多くなってしまったので写真だけ上げます!

柔道部物語の小林まことさんの聖地 「T」のところにマイケルが書かれている
登山漫画「岳」の聖地
浜松の佐久米駅で見れるゆるキャンの聖地
沼津は街中でラブライブしてます
おーい!龍馬好きとしては外せない高知 桂浜


聖地巡礼を楽しむにはワーケーション

ワーケーションとなんの関係が?なんですが、実際に行ってみて思ったのは聖地巡礼って一箇所にまとまってないので結構時間かかるんですよね。現地ついてからもレンタカー借りたり、バスや電車で移動したり。アニメや漫画やドラマはいろんなシーンを描くわけで全部駅前に固まっているというわけでもありません。

なので滞在期間の長いワーケーションをしながらちょっとづつ回るのがいいのかもなと思った次第です。そうすることでその作品を育んだ環境を知ってより好きになれるのではないかと思います。実際自分も毎回聖地巡礼後にその作品を見返したりしています。「あれがあれかー!」みたいな答え合わせがすこぶる楽しいです。

そしてその土地を訪れるきっかけは聖地巡礼きっかけでもいいのかなと。だいたい作品の舞台となる土地は魅力的で行ってみると楽しいと思えることが多いです。作者さんもそう思ったから舞台にしているんでしょうね。

せっかくなので作品の縁のある場所だけを訪れるのではなく、ワーケーションをしながら少し長くその立ちに滞在して、ゆっくりとその環境ごと楽しむのも面白いなと思っています。

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