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遊んでるの?仕事してるの?どっちなんだい

ワーケーションでよく話題に挙がるのはこの話。ワーケーションって遊んでるの?仕事してるの?どっちなの?会社がワーケーション制度を導入する上で重要な問題ですよね。

個人的には自分のデスクよりは仕事は捗りはしないけど、思ったよりは普通に仕事できる。滞在期間は少し仕事をセーブして70%ぐらいで仕事してる。という感じです。

そこで今回はリゾート地と都市部のワーケーションと最近の概況についてお話ししたいと思います。

リゾート地でのワーケーション

そもそもワーケーションってワークとバケーションを組み合わせた造語。言葉の文字数からもバケーション意識が強くなりがちですよね。加えてコロナ禍で狭いオフィスではなく広い自然なかで仕事しよう的な広告をよく目にしました。芝生やビーチでPC広げてるような画像。自分もいろんなところでワーケーションしていますが、そんな人見たことありません笑 せいぜいオープンカフェのテラス席じゃないでしょうか。今市販されているPC程度の輝度では太陽には勝てず液晶全然見えない気がします。仕事が捗る訳がありません。

そんな人はいない前提で置いといて、

南紀白浜マリオットホテルより引用
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000687.000006521.html

現在色々なリゾート地でもワーケーションプランが提案されています。そこではワークスペースも完備されていて、仕事ができる環境が整っています。景色のいいところで気分転換。昼は地元の美味しい食材のランチ、夜は地酒を飲みながら一杯。最高ですよね。ただですね、景色がいい=仕事が捗るのか?という話ですよね。経験上はあんまり変わらないなという印象です。捗りもしないし、仕事しづらくもない。

ただ問題は、田舎の場合ワークスペースの通信インフラが弱いことも多いです。滞在施設もワーケーションプランと名乗っておきながらwifi繋いでみたら5Mbps以下でしかも不安定ということもありました。施設側も「ワーケーション」という言葉を使えばちょっと告知強くなるかもな、ぐらいの気持ちでプラン化していることがあります。行ってみてから仕事にならなかった、というのは流石に困ります。それが不安で自分はあんまりリゾート地に積極的でなかったりします。(でも画像のワークスペースは快適そうでいいなー)

地方のいいところもあって、それは誘惑が少ないところです。ある意味監禁みたいなもんですよね。仕事するしかない。となると強制的に仕事が捗るというのはあります。企業のオフサイトミーティングや合宿はこのパターンですね。これはこれでありだと思います。

都市部でのワーケーション

浜松市営のコワーキングスペース なんと無料

では都市部ではどうか。
都市部のワークスペースではたくさんのワーカーが仕事しています。そのため同じワークスペースでも利便性が高いところが多いです。仕事の妨げにならないように飲み物や軽食がいつでも買えたり(しかも無人でPayPayで決済)、オンラインミーティングができるスペースが別で用意されていたり、モニターやケーブルが借りれたり様々です。しかもデスクが広くて使いやすい。仕事をするには自社のオフィスより快適と思う方も多いでしょう。仕事は間違いなく捗ります

旅特有のちょっとした不測の事態にも対処がしやすいです。コンビニも100均もドラッグストアも病院もなんでも揃ってます。都市部なので当然アクセスもよく移動時間も短いです。

一方で普段の環境と変わらないじゃん。と思うこともしばしば。ぱっと見の景色もビル群だったりすると気分転換にもならない。地元感も少ない。となるとわざわざ遠隔地に来るのも微妙だななんて思ったりします。

また都市部ならではの誘惑も多いです。飲み屋街のネオンが輝いているとつい遊びたくもなっちゃいますよね。そんな環境の中で仕事するには強い意志が必要になります。

実は仕事効率向上していた!?

ここまで自分の経験などを中心にお話してきましたがいかがでしょうか?どうしても主観的になってしまうので、ここで客観的なデータをご紹介したいと思います。

こちらはNTTデータ経営研究所、JTB、JALが共同で実施した実証実験のリリースです。そうなんです。実は仕事効率が向上しているです。仕事のパフォーマンスが改善し、終了後も持続しているとのことです。ストレスの軽減といった効果もあったといいます。

自分はどう感じるか

山形のだし

最初に言った通り、ワーケーション中でも案外仕事は捗るし、普通に仕事できます。オンラインでいろんな仕事ができる現代においてそこまで困ることはありません。

ただやはりいくつかやりづらいなと思うことはあって、一つはPC的にヘビーな作業。最近は映像編集の仕事をしているのですが、やはり高スペックのPCの方が捗ります。モニターもコワーキングスペースで借りれるのですが、会社にあるでかいモニターの方が便利です。

もう一つはセキュリティ的に気になる作業。最近イベント業界では契約書の締結がかなり厳密になっており、NDAなどの守秘義務契約を締結して業務に取り組みます。となると、外部のネットワークに接続するのは抵抗があります。一時的にテザリングにして通信したりしているのですが、本来はVPNでセキュアな接続の方がいいですよね。当然会話もコワーキングスペース内では行えず、外に出たり、個室を利用したりします。それが若干面倒。この点が不安でワーケーションをしてない人もいるのではないでしょうか。

その辺りの不安な作業があまりない時期を狙っているので個人的には問題ないのですが、人によってはまだ環境が整っていない状態ですかね。捗る捗らないは自分のモチベーションと仕事の種類次第な気がします。

まとめ

仕事自体のパフォーマンスはさほど下がらないと思います。今時どこにいても仕事はできます。ただワーケーション期間中にどの程度仕事して、どの程度バケーションするかというのは個人のバランス次第ですね。自分は最初に言った通り、仕事を少しセーブして、差し支えない時を見計らって3割ぐらい遊んでいます。バランスは誰に決められるものでもありません。めちゃめちゃ遊んでちょろっと仕事するでもいいですし、逆にほぼ仕事でもいいと思います。自分なりのスタイルでワーケーションを楽しむのが一番だと思います。

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