22年間ノーパンだった話
世の中には2種類の男がいる。
それは、パンツを履いている男とパンティを履いている男だ。
無論、僕自身も22歳までパンツを履いていた。幼少期はブリーフだったし、その後トランクス、最後にはボクサーパンツへと移行していった。
ボクサーパンツへと移行してからは
5年以上落ち着いており、この先もこのまま
ボクサーパンツと生涯を共にすると思っていた。
しかしながら、22歳の誕生日に
この僕の浅はかな考えは砕け散るのであった。
22歳の誕生日は、彼女がいなかったこともあり
大学の友人が僕の誕生日を祝ってくれた。
そしてそのときにプレゼントしてもらったのが
高級なボクサーパンツだった。
それまでの僕はというと、もっぱらユニクロの500円くらいのパンツを愛用しており、世の中には数千円するパンツがあることは知っていたものの、なんの価値があるんだと見向きもしていなかった。
しかし、友達から不意にプレゼントしてもらうことで僕のパンツ図鑑に高級パンツが載ることになったのだ。
正直、プレゼントされた時は
履くけど、別にパンツはいっぱい持ってるしなと思い、そこまで喜んでいなかった気もする。
家に帰り入浴後、どんなもんかと早速貰った高級パンツに足を通す。
その瞬間、僕の脳に稲妻が走る。
こ、これは、、、!
僕が履いてきたパンツのそれではない!
肌触り、フィット感 どれをとっても
今まで感じたことのない格別感、快適感。
目の前には一面のお花畑が広がった。
今まで僕が履いてきたものは何だったんだと思った。
これがパンツだとするならば、今まで履いてきたものはパンツではなかったのかもしれない。
僕はそれまでノーパンで生きていたのだ。
それにしても、このパンツをパンツと呼ぶのは
おこがましいのでパンティと呼ぶことにした。
そして、もう戻れない、パンティとしか生きられない、と思った。
気づいたときにはこれまでのパンツ、
いや、ただの布はゴミ箱に捨て、
パンティ達の元へと走っていた。
あまりにも急に走り出したので、呼吸は乱れていたが、不思議と心地良かった。
だって僕にはパンティがいたから。
そして、その先にはいくつものパンティが待っているから。
パンティを求めて走る道中、パンティが走馬灯のように頭を巡った。
ノーパンティ ノーライフ
パンティしか勝たん
僕がアダムなら、パンティはイブ
僕は激怒した。必ず、かの邪知暴虐のパンツを除かなければならぬと決意した。
あぁ、パンティ、何故パンティはパンティな
の?
我がパンティは永遠に不滅です!
僕は、僕は、パンツを履きません!パンティが好きだから!
富、名声、力、この世の全てを手に入れた男’海賊王ゴールドロジャー’彼の死に際に放った一言は人々を海へ駆り立てた。
「俺のパンティか?欲しけりゃくれてやる・・・。探せ!この世の全てをそこに置いてきた!」
男達はパンティを目指し、夢を追い続ける・・・!
世はまさにパンティ時代!!
安西先生、パンティが履きたいです。
諦めたら、そこでパンツだよ。
愛とパンティだけが友達さ
天は人の上にパンティを造らず 人の下にパンティを造らず
パンティとは、1%のひらめきと99%の努力である
吾輩はパンティである。名前はまだない。
パンティは青かった。
そうこうしてるうちに僕はパンティを6枚買った。
毎日履けるように。
ぜひ、皆さんもノーパンは卒業してほしい。
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