トレーニングを頑張りたい!でも、気分が悪くなった。。。そんな時の原因と対処法です。

最近、プログラムを開始したお客様の事例です。

”ちょっと、気分が悪くなって・・・・”

指導する側としては焦る内容です。
幸い、このお客様は少し休んでいただいただけで、すぐに復活。
残りのメニューを全てこなしてくれました。

確かにプログラムを始めたばかり。
そして、トレーニング初心者だから体力レベルは低い。
その辺りを考慮して、エクササイズを組んでいくわけですが、
どんなに気を付けていても、起こり得る状況です。

トレーニング初心者だからこそ、気分が悪くなりやすい。
せっかくモチベーション高く、トレーニングに向かっているのに、
こういうネガティブ体験は、トレーニングを辞めてしまう要因にもなります。

トレーニング開始前に注意・確認すべき内容をお伝えします。
指導中の思わぬアクシデントや事故防止にも再確認ですね。

気分が悪くなる要因1:呼吸(酸欠)

トレーニング中に気分が悪くなる場合、
原因のほとんどが酸欠と言われています。
特に運動経験が浅い人や、急に運動を始めた人に多く見られます。
動けば当然、細胞で酸素が消費されます。
トレーニングを続けるいくことで、
血中の二酸化炭素が増加して、
酸素濃度が低下してしまう。
このため、酸欠を引き起こします。
「運動後低血圧」という言葉もあります。
本来脳や内臓に回されるための酸素が、
筋肉に使われてしまうことで発症します。

回避するためには、呼吸を止めずに動作をすること。
でも、実際ウェイトを挙げようと思って力むので、
結構、呼吸が止まりがちです。
挙上動作に合わせて、息を吸うこと、息を吐くこと。
呼吸を意識させながら指導するのが大切です。

気分が悪くなる要因2:消化不良

”トレーニングするから、しっかり食べて準備しよう!”
これ自体は悪いことではありません。
ただ、大切なのは量とタイミング。
大量に食べすぎる、また、直前に食べてしまうと、
消化不良を起こしてしまうことも。
体が動き出すと、血液の大半は筋肉に集まります。
(動いている場所にエネルギーと酸素を届けるために)
内臓にいくべき血液が行き渡らないので、消化不良や吐き気が。。。。
また、トレーニング後も消化能力が落ちて胃いるので、
消化によくないものを食べてしまうと、
ますます胃に負担がかかってしまいますので注意が必要です。

回避するためには、まず食事を取るタイミング
最低でもトレーニングの90分前までには済ませて欲しい。
食べる量などは個人差はあると思いますが、
単純に腹八分目を心がけましょう
それでも、トレーニング中に調子が悪くなるのなら、
もっと早く食事を済ませる。
もしくは、トレーニング前の食事を少なめに調整しましょう。

気分が悪くなる要因3:低血糖/脱水症状

要因2とは逆のパターンですね。
特にダイエット目的の方は、食事制限をしているケースも。
動くことによって、低血糖の状態に落ちいる場合もあります。
こうなると、吐き気だけではなく、めまいやふらつきなどの症状も。

体内の水分不足による脱水症状になった時も、
血液の循環が悪くなるので、
脳などに血液が行き渡らなくなって、
気分が悪くなる原因になります。

回避するためには、要因2の対応と同様です。
タイミングを見て、適度に栄養・エネルギー補給。
こまめな水分補給。

これしかありません。

気分が悪くなる要因4:睡眠不足

寝不足が原因で、血管の収縮や拡張をコントロールする機能が低下する場合があります。
気分が悪くならないとしても、睡眠不足で筋トレをしてしまうと、
パフォーマンスが落ちてしまうので、トレーニング効果が期待できません。

回避するためには、もちろん睡眠時間の確保。
やはり、7時間くらいは欲しいところ。
あとは、睡眠と質を高めること。
中途覚醒などで目が覚めてしまう人は、
寝る前の行動などを改めましょう。
一番悪いのは、スマフォのブルーライトです!

まとめ

要因1の呼吸はエクササイズのテクニック的なことですが、
それ以外の要因は生活リズムや習慣に基づくことだと思います。
トレーニングの予定がある時は、前日にしっかり睡眠をとる。
前後の予定を確認し、適したタイミングに食事をとる。
スケジュールをいかに調整するかが重要だと思います。

お仕事をされている方が、業務に追われてなかなか難しい部分もあると思います。
実際、僕のお客様も食事のタイミングなどで苦労している人が多いです。

隙間時間でも食べることができる間食の活用。
食材の保管などが難しい状況であれば、
プロテインなどのサプリメントで補うのもアリだと思います。

そして、就寝時間の確保。
入浴やストレッチで副交感神経有意にして、
睡眠の導入をよくする。
室温や照明などの環境を整えて、
睡眠の質を上げていきましょう。

そして、指導する側は、この辺のことも全て確認・把握。
会話の中だと、
「寝てます、食べてます、大丈夫です。」
で、終わってしまうかもです。
観察が重要ですよね。

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