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外在化とは、クライエントと問題を切り離す

イラスト:ムツナナツ

僕の学んでいるナラティヴ・アプローチについて少し書いてみたいと思います。 ナラティヴ・アプローチのなかにナラティヴ・セラピーというものがあります。

ナラティヴ・セラピーは、オーストラリアのマイケル・ホワイトや、ニュージーランドのディヴィッド・エプストンによってオセアニアで生まれ、発展したものを意味します。

ぼくはニュージーランドに20代後半に一年間行っていたので、またいつかニュージーランドにナラティヴの勉強で行ってみたいなと思っています。

ナラティヴ・セラピーでは、クライエントの持つ固有のナラティヴ(物語)に、そのナラティヴの主人公であるクライエントとセラピストの、コラボレイティヴな対話をもってアプローチしていきます。 ナラティヴ・セラピーのなかで常に行われるのは外在化です。

外在化とは、クライエントと問題を切り離すための方法です。 セラピストはクライエントと話す際に問題の外在化を絶えず行っていくことによって、クライエントが問題を対象として捉えられるように支援します。 クライエントが悪いというよりは、問題が悪いのだと、いう視点により解決のハードルが軽減されることがあります。

たとえば、「自分が悪いのではなく病気が悪いんです」「幽霊のせい」「遺伝子が悪さをした」「なまけ虫がいるから」といったことが挙げられます。 妖怪ウォッチの世界観も外在化です。 ちなみに、マイケル・ホワイトの奥さんの研究所で学んでいる方の勉強会にzoomで参加させてもらっています。 オーストラリアにもいつか行ってみたいなぁ。
(2022年11月21日に書いた記事です)
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いつものように、レイアウト・タイトル・画像を決めてからこれ以降は投稿日にひろっちが追記していきます 😊

イラスト:ムツナナツ

これは医療でも患者や家族との関わり方の考えや記録を分類する上で、ICF(国際生活機能分類)を使うのと同じ。こういった分類法を学ぶことで、いま何が課題となっていて、どういったサポート(支援)ができるかを整理する事ができる。解決するために、ご本人も仲間として捉える事が大切な事なんだよね。

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いつもこの場を訪れていただき、ありがとうございます。これって、何か病(やまい)がある人だけが対象じゃなく、どんな人にも置き換えて整理することができるのです。家族や友人との関わりも同じです。一度、自分(対象者)を俯瞰して整理ところからスタートです。
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