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Dialogue with nobody

何時もの光景の中で

人々は何時ものように通り過ぎて行く

あまりにありふれた光景こそ

誰一人見ることのできない恐れを孕んでいる

人々に召喚され

確かに裁かれる私は

その法廷にはいないのだ

そしてもちろん彼も

何故なら

私と彼がともに召喚される時

その法廷は

すでにそこには無いのだから


以上の作品は2005年07月9日に私のブログにアップされた。オリジナルの90年代半ば頃に書かれた散文草稿『ゼロ-アルファ』のごく一断片を配列形式のみ改変したものである(内容的改変無し)。

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