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心地よく、自分らしく、マインドフルに働く方法#2(コーチ&カウンセラー編)

NOと言った方がクライアントとの関係はうまくいく

お金を支払ってもらうと、義務感が出てなかなか断れません。クライアントを大切にするのは当然のことですが、NOが言えないことでストレスが積み重なってしまうと苦しくなって、相手に悪気があってもなくてもその人を全力でサポートすることができなくなってしまいます。だから、NOは言った方が良いし、NOと言った方が関係はうまくいきます。

昼夜関係なく連絡してくる人の対処法

いつも「今までの常識を超えていく」みたいな話ばかりしているので、履き違えて常識外れなまで頻繁に連絡を取りたがる人もいます。わたしは何度も書いてきたようにHSP気質で、一人でいることを好むので、過剰に連絡をされるとげんなりして距離をおいてしまいます。

タイと日本は時差が2時間あるのですが、こちらの時間で朝の5時に連絡してくる。日本でもまだ7時なので、わたしの個人的な感覚ではやっぱりおかしいよなあと思うのですが、早朝に瞑想のクラスをやっていることもあって、そこのところお構いなしなのか、瞑想が終わったらすぐに連絡してくる人もいます。

そんな時はもちろんスルーして、自分が都合がいい時に返事をすればいいのですが、NOときちんと示した方がお互い快適になります。

相手はこちらがどんな気持ちになっているのかが想像できないだけなので、悪気はありません。「何でわかんないかなあ」と思ってしまうのですが、人によってコンフォートゾーンが違うので察しがつかないのです。友達ではないので、相手に理解してもらうことは期待はせずに、この人は自分を理解していないということを前提に話を進めれば、冷静に対処できます。

相手を責めたりせずに「わたしはこういう性格なので、朝の静かな時間がとても大切です。海外なので時差があることを覚えていてもらえるとありがたいです。子供の世話もあるので、連絡はこちらでの朝9時以降でお願いします」と、どうして欲しいかだけ伝えます。とにかくきちんと、やって欲しい行動を提示することが大切です。その人に悪気がなければ話はそれだけで済んで、快適な関係を築くことができます。

即レスが欲しくて、返信を急かす人の対処法

クライアントの中ではすぐに返事が来ないと不安になる人もいます。ですが、講師やカウンセラーをしていると、一度に数十人の対応をしていることがほとんどです。それに加えて家族がいたり日常生活もあるので、仕事だからと言っていつでも答えるのはブラック志向です。即レスなんかしなくていいです。自分の日常を大切にしてください。

こういう仕事をしている人だったら、たくさんの人と一度に関わっているということに察しがつくのですが、そうではない人は、一対一のように感じています。3営業日以内に必ず返事しますなど、返事に時間がかかることがあることをあらかじめ伝えていても、カウンセリングであれば早く返事が聞きたい、講座などであれば早く先に進みたいという気持ちから、返事の間を空けると「早く返事をください」「忘れてないですか?」という催促がきます。

すぐに対応できるものであればそれでいいのですが、課題を添削したり、長文の悩みに答えたりするにはそれなりの時間が必要です。加えてそれが一つではなく、何件も同時進行しているわけです。そこで優良企業のように相手の要求に応えなくていいです。ここでもきちんとNOを言えば自分のペースを保つことができます。

解決策は同じです。理由と一緒に、相手にやって欲しい行動をきちんと伝えるだけです。「みなさんの提出物にひとつひとつ丁寧にフィードバックをしています。現在メンバーの半分くらいしか返事ができていません。まだわたしからの返事が来ていない方は、必ず3日以内にお返事いたしますので、お待ちください。」と、相手に全体が見えるように返事してみてください。それでも催促する人はただの問題児です。

依存してくる人の対処法

連絡を頻繁にしたり、即レスを急かす人は、不安から行動に出ます。いつもつながっていることを確認したい、つまり依存的な人です。「そういう人は取らなくてもいい」という風に割り切ってもいいのですが、そうは言ってもカウンセリングなどのカテゴリだと、どうしても依存タイプの人が出てきてしまい、全部避けて通れない部分があります。

そんな時は、依存させないようにクライアントを育てなければなりません。早朝から連絡してくるのであれば、「朝は1日をスタートする大切な時間です。瞑想が終わってすぐにスマホをいじるのを辞めて、自分の時間を大切にする努力をしてください。」と言う。

夜中バージョンでも同じです。「より豊かに生きたいのであれば、こんな時間にあれこれ考えても良い結果は生まれません。眠れないのであれば、横になって休むだけでも充分です。とにかくスマホをおいて、自然のリズムに合わせることから始めてください。」と伝えてみてください。

自分の名前や肩書きを都合よく使ってしまう人の対処法

「自力で全部やりました」と言われるよりも「先生のおかげで!」と言ってもらえたらもちろん嬉しいです。ですが時々、わたしの経歴やわたしの師匠の名前を出して、自分のキャリアのように使う方がいます。それで実力が伴っていれば構わないのですが、だいたいそういうことをする人って自分に自信がないので、おかしなことを言っていることが多い。

海外で学んだとか、本場の先生から、などわたしの先生を挙げたりしてよくわからないことを並べるわけですが、本人は外国語もできないし、海外に来たのも数日だけ。先生とも通訳を通して数回話しただけでつながりも希薄なのに堂々とそれを経歴に書いてしまう。話の内容が支離滅裂で説得力がないのですぐにがらんどうだということがバレるのですが、注意して見るとわたしよりも高い値段を取っていたりします。

真似をするのも値段をつけるのも自由ですが、もしもそのために自分の名前やキャリアが使われていたらやはりNOと言うべきです。直接使わないでくださいと言ってもいいですし、本人は感覚がズレているのできちんとしたやり方を提示してあげてもいいと思います。

批判されても、マイペースを守った方がうまくいく

もしあなたが個人のブランドを大切にしたいのであれば、批判されてもマイペースを守るべきです。マイペースを守り切った方が、自分のブランディングがしっかりして、心地よく働くことができます。

わたしはBTSのキム・テヒョンさんを見ると、お手本にしなきゃなっていつも感心します。彼のブランディングって特別ですよね。周りからの評価を気にしたり、忖度を気にするのが普通だと思うのですが、テヒョンさんは韓国の道教的な礼儀正しさは残しながらも、開いた口が塞がらないほどいつも思いっきりマイペースです。

英語の発音がおかしいと批判があれば、「通じればいいんじゃない?」と答え、過激なファンには「やめて」と言う。彼の独特の性格が、言ってもいい雰囲気、言っても嫌味じゃない雰囲気を作り出しています。もちろん世の中そんな態度が鼻につくと思う人もいるでしょう。でも批判に翻弄されるよりも、自分や自分を大切にしてくれる人の快適さの方が大切です。それが大切にできていれば、心地よく働く環境を築いていくことができます。

企業の力よりも個人の力がどんどん強くなっている今だからこそ、周りに振り回されてブラックな個人事業主にならないように気をつけてください。まずはあなた自身がマイペースでいることが成功の鍵だと言うことを、周りに知らせてあげてください。

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