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うつ病入院生活 48-51日目


スマホの調子が悪くて更新できなかった
48〜51日の出来事をざっくり振り返ろうの巻。

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《8月4日(木) 48日目》

3日(水)の夜の話だが診察を終えた。

診察で話したことを要約すると

・今まで私の気持ちの根底にあるのは
 “人に良く見られたい”だと思っていたが、
 さらに奥に“人を不快にさせたくない”という
 感情が潜んでいたこと。

・診察で
 “どうにもならないことはどうにもならない”と
 何度言われても腑に落ちなかったが
 その原因が母親の教えであったということ。

47日目のnoteでより詳しく書いているから
もしよかったら読んでいただきたい。


先生はどちらの話にも納得してくれた。

先生も違和感があった、と。

そして、私は落ち込んだり悩んだりすると
“強迫性障害”も少し入ってくるようだと言われた。

強迫性障害というと、
ちょっとおどろおどろしく聞こえるが
つまり“べき思考”が強くなるということらしい。

「働いていないんだから
 せめて家事はちゃんとすべき」

「休職してるんだから大人しく家にいるべき」

「入院までしたんだからちゃんと治すべき」

学生時代も役割が決まらないと
空気に耐えられず立候補してしまったり

就活で悩んだ時は時間がないのに
郵送で書類を送る際に宛名が上手く書けず
ひどい時は一社あたり20枚くらい
書き直したりした。

“私がやるべき”

“こうすべき”


振り回されてきたんだな。



“人を不愉快にさせること”を避け
“べき”に囚われる選択をしていたせいで
自分に正直に生活できていなかった。

これからは“自分の心が惹かれる方”を選ぶ
練習をするよう言われた。

また、先生が言ってくれたのは
「よくがんばりましたね」という言葉。

診察以外の場でも自分とちゃんと向き合って
前に進もうと、答えを導き出そうとしている。


良い時間の過ごし方してますよ。と言ってくれた。


うれしかった。
ここにいる意味を見出してもらえた気がした。


解決はしてないけど、
絡まった糸が少しずつ解けていくように
心の違和感を少しずつ取り除くことで
整理されていくらしい。

ゆっくり、ゆっくり。


ただ、考えすぎたから次の日は疲れてた。


《8月5日(金) 49日目》

グループセラピーがあった。

20歳の女性が

『相手を信頼しきって関係作りをしてしまう。

 裏切られた経験があるから距離感を保ちたいが
 程よい距離が分からず難しい』とのこと。


その意見には私も共感したから
自分がどうだったか考えて答えてみた。


「私も目の前の人に尽くしたいと考えるタイプ。

 これまで自分の心と体を疲弊させてまで
 相手に尽くしてきた。

 そうするとほとんどの人が
『どうもありがとう』で関係が終わるけど
 中には心が通じ合うような相手がいる。

 その人たちに出会うためだったんだと思えば
 それまでのしんどさも忘れて
 その仲を大切にしようと思える。

 だから無理に距離を取ろうとすると
 私たちみたいなタイプはかえってしんどい。
 後悔がストレスになることもある。

 だから気が済むまで
 信頼して付き合えばいいと思う。

 きっと今はしんどいけど、
 自分に正直に接したらいいと思う」


ちゃんと答えになっているか分からないし、
そもそもお前が正直にとか言ってんじゃねーよ感
すごいけど、
相手にアドバイスすることで
自分の気持ちも整理できた気がする。


この性格のせいでしんどいことは
たくさんあったけど
そのおかげで今支えてくれる人がいる。


過去の自分を否定する必要はない。


この入院で学んだこと。


共有できてよかった。



作業療法の時間。

悩みの種になっていた彼女は来なかった。

(彼女についてはこの記事で少し触れてます↓)


また拘束されてしまったのだろうか。


それはそれで辛い。


彼女が病院の外に出て
自分が好きなことを好きなだけできる日は
いつになるんだろう。


なんて思いを馳せながらミサンガを作った。


《8月6日(土) 50日目》


9時に夫に迎えにきてもらった。
起き抜けで来た様子。すまんのう。


夫は13時から仕事ということだったから
それまでは家で過ごす。


前回の外出から1週間しか経っていないから
私が掃除や片付けをして
その後一度も片付けられていない模様。

片付けようか、片付けまいか。


週に一度家に帰って掃除をするなんて
家政婦みたいではないか?

夫にさせるべきか?

いや、良い妻になるためには私が片付けるべきか?


と、また“べき思考”になっている自分に気づく。


そこでもう一度仕切り直し、
私は片付けたいのか、片付けたくないのか考える。


私はキッチンが綺麗な方が好き。
夕飯を作るときも快適に料理がしたい。


片付けることにした。


そうすると、自分が好きでやってることだし
夫を責める気持ちもなくなった。


うれしい。一歩前進。


昼ごはんはマック。2カ月ぶりくらい。


いつも決まってダブルチーズバーガーのセット。
飲み物はオレンジジュース。


ポテトも揚げたてで美味しかった〜。


次にauショップ。
これは昨日のnoteで書いたので割愛。


次は洗車。

夫が勝手に乗り回しているようだが
洗車はしておらず汚いので洗ってあげる。

贅沢に泡シャンプー+下部洗浄の1200円コース。


ピカピカで黄色くて丸いフォルムが愛おしい。

愛おしいあまり長時間ふき取りをしていたら
首の後ろが焼けて身体が火照ってしまった。


しかし気合いでショッピングモールへ。


本屋に行って最近ハマっている
ナンプレの専門誌を購入。

スーパーに移動して
夕飯で使うアンチョビソースを購入。

外出や外泊で公共の施設に行くと
傷付くのが怖くてソワソワする。

「皆さーん、私実はうつ病で入院してるんです
 だから取り扱いには注意してくださーい」

とみんなの脳内に語りかけたくなる。



何事もなく帰宅。


冷蔵庫にあったアスパラとじゃがいも、
冷凍のタコをアンチョビソースで炒めたおかず、

ほうれん草とトマトを入れたみそ汁を作って待機。


20時ごろに夫が帰宅。

「おかえり」と『ただいま』が交わせるのは
うれしい。


久しぶりに人と食べるごはんは美味しかった。


お風呂は湯船をためて。

24時ごろに就寝。



《8月7日(日) 51日目》


朝8時。

夫のアラームがけたたましく鳴る。


あ、これ嫌いだった。


しかも夫はとにかく起きられない。

寝坊で単位を落として留年したくらい
起きられない。

だから何度もスヌーズで鳴り響く。


しんどい音。嫌な朝を思い出してしまう。


しかもヘトヘト。
疲れがどっと来た。


夫を送り出してからはソファーでぐったり。


でも布団が臭いからシーツを洗う。
布団を干す。


それが終わるとまたぐったり。


ほぼ1日それだった。



お昼に母親から連絡があって電話した。

診察での話をゆっくり聞いてもらうつもりだったが
母親は少し励まし下手だ。

症状を話すと

『私も同じ』

『歳を取ると気にならなくなる』

『若い頃の私も入院して診察してもらったら
 同じ病気って診断されていたかも』


正直しんどい。

母親は母親なりに歩み寄ろうとしてくれているし
共感することが支えになると思っている。


でもそうじゃない。

私には私だけの理由や過程があって
今こうなっている。

誰にも分からない苦しさやしんどさがある。


それを分かってもらえるとありがたいんだけど
それは贅沢な願いなのかもしれないな。

聞いてくれるだけありがたいか。



話は変わって、美味しい白米が食べたくなった。
お米を研いで水につけて炊く。


炊き立てのごはんを一口。


おいしい!!!


といた卵に白だしと醤油を入れてごはんにかける。


おいしい!!!!



夜は中国春雨を食べた。

韓国のモッパンYouTuberがよく食べている
ぶっとい春雨。


春雨大好きな私にとって至福の食べ物。

中華風に味付けをして食べた。


食は心を満たしてくれる。幸せだ。


そして20時ごろ病院に戻る。


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先週うまくいったからって
調子に乗って眉毛を剃りすぎた。

薄細い。

2000年代かよ。

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