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「ラジオ」で救われた人の「ラジオ」にかける強い思い

ラジオで救われた人の、強烈なラジオ愛をみた気がする。

先日、ニッポン放送社員の石井玄(ひかる)さんの書籍、
アフタートーク」を読んだ。

非常にラジオ愛に溢れていて、石井さんのラジオにかける思いとがむしゃらさが伝わる文章で、思わず泣きそうになる内容だった。

1. 裏方としての積極的な活動

石井さんはこれまで、「オードリーのオールナイトニッポン」や「星野源のオールナイトニッポン」などのディレクターを務め、「石井ちゃん」や「ひかるちゃん」の愛称で、ラジオリスナーに知られている。

現在はディレクターという立場を離れ、ラジオイベントの企画・運営をする部署に異動した。

直近では「あの夜を覚えている」や「佐久間宣行のオールナイトニッポン0 リスナー大感謝祭2021」などのイベントを大成功させ、その裏方としての活動はラジオリスナーから非常に注目されている。

2. ラジオに救われた人生

そんな石井さんの初の書籍となった「アフタートーク」。
石井さんのこれまでの活動が記されたエッセイだ。

今やラジオリスナーにとっては超有名人の石井さんが、
どのような経緯で、ラジオの世界に関わるようになったのかが、
詳しくわかる書籍となっている。

その中でも、やはり大きなインパクトに残ったのが、「ラジオに助けられた」という感謝の気持ちだ。

石井さん自身、やりたいことが見つからず、大学卒業後も就職先を見つけられなかった。

そんな石井さんが、ラジオという世界を見出しラジオに賭けてきた過程を、本書ではリアルに語っている。

その過程の行間に込められている、「ラジオへの感謝」は、読んでいて非常に心打つものがあった。

決して器用とは言い切れないけど、やりたいことを見つけて、一生懸命に打ち込む姿に、とても感動した。

<書籍出版でのインタビューでも語られてるね!>


3. ラジオを盛り上げるための、現在の活動

「ラジオへの感謝」で「オールナイトニッポン」のチーフプロデューサーまで務めた、石井さんは、現在イベント企画・運営といった業務で活躍している。

「アフタートーク」でも語られているが、この活動は、「面白いラジオ番組」を終わらせないための活動だ。

メディアの性質として、ラジオは聴いている人の実数(リスナーの数)が見えにくい特徴をもつ。石井さん自身、この特徴によって終わらせてしまった番組が非常に悔しいと語る。(「アルコ&ピースのオールナイトニッポン」とか)

石井さんの携わるイベント運営は、その悩みの過程で生まれた解決策の一つだ。

前述の「あの夜を覚えている」や「佐久間宣行のオールナイトニッポン0 リスナー大感謝祭2021」では、共に1万枚を遥かに超えるチケットを売り上げ、大きな話題を呼んだ

今年も「佐久間宣行 DREAM ENTERTAINMENT LIVE 」など石井さんがメインで運営する巨大なイベントが控えている。

本書を読んで、ラジオ業界の中で積極的に活躍する石井さんに注目していきたいと感じた。

<今の活動については「むかいと裏方」でも詳細に語られている♪>


最近は、石井さんと劇団ノーミーツの小御門優一郎さんのラジオ「滔々あの夜咄」も好きで聴いてます!!

まだまだ、全然遠いけど、石井さんの働き方を参考にしながら、自分の仕事のやり方も良くしていきたい。そんな「アフタートーク」という書籍だった。






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