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どんな試合でも訪れる苦しい時間帯を解決するFWの3つ仕事とは −スアレスよ、あなたはずる賢すぎるぜ−

Hola Chavales!!!!

僕が約2年前、1年前にあたりに考えていたことを振り返ってサッカーのハナシをしていきます。

要するに過去のハナシです。

今日の記事は2020年4月29日の記事です。


もちろん現在進行形で僕が考えていること・学んだことはスペインサッカー研究所で今まで通り発信しています。

興味がある方はそちらもぜひチェックしてください。


では本題に入ります。


今回は『苦しい時間帯を救うのはFWの仕事だ』というテーマでお話しします。

サッカーを1試合通して見ていると『ゲームの流れ』というものがあって、

必ずどんなチームにも苦しい時間帯があります。

それはたとえバルセロナであってもレアル・マドリードであってその時間帯が必ずあります。


サッカーを見ていても、プレーしていても『ゲームの流れを読む』ということは非常に大事なことです。

僕はこの苦しい時間帯におけるFWの役割はとても大きいと思っています。


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苦しい時間帯の特徴は

・DFラインが低い(押し込まれてしまう)

・クリアのセカンドボールが回収できない

・DFラインが押し上がらない

・プレーそのものが切れない


他にもいくつかありますが、

ポイントは『DFラインの高さ』を見ると個人的に分かりやすいと思います。

こういう状況になるとどうしてもFW孤立してしまうことが多いです。

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味方のクリアボールが飛んできた時にまず最初のFWの仕事。

それは『DFに体をぶつけること』です。

すごくシンプルで、簡単だけど出来ない選手が多いです。


僕の勝手な日本人のイメージは体の接触を避ける印象が強くて

ボールが来てもすぐワンタッチでターンしようとして失ってしまう。


何でDFに体をぶつけることが大事なのかというと、

簡単に相手にヘディングさせない、相手ボールにさせない。

相手のヘディングがずれてマイボールのスローインになるだけでも大きな仕事です。


次に大事なことは『時間を稼ぐこと』です。

さっきも言ったように、

ターンをしないでっていうことを声を大きくして言いたい。

スペイン語でもよく『Quédatela (キープしろ)』ってよく指示が飛びます。


仮にターンできたとしても孤立している状況で残り半面を一人でボールを運べますか?

ここでいう時間を稼ぐの時間とはDFラインを上げるための時間です。

苦しい時間帯の見分け方でも、

『DFラインの高さ』という話しをしたけどまさにそれが理由です。


そして最後の仕事は『ファウルをもらうこと』です。

何でDFに体をぶつけなさいと言うのか。

何でターンせずにキープしなさいと言うのか。

全てはファウルをもらうためです。

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FWが相手に体をぶつけてボールキープしてファウルをもらうだけで、

DFラインを上げることができるんです。

プレーも切れる、時間も作れる、DFラインも上がる.

この1プレーでどれだけチームが助かることか。


今僕が言ったこの3つが一番上手いのがスアレスですね。

スアレスのこのシチュエーションを探すのに時間がかかったので似たようなプレーを紹介します👇

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ここで身体張ってファウルを受けるだけで、

チーム全体で50m以上ボールを前進させることができます。


ただFWのタイプで言うと、

必ずしもポストプレーのような体を張れるFWだけではないかもしれません。


例えば相手の裏で駆け引きするタイプのFWの選手もいます。

どんなタイプの選手を使うのかというのは、

こればっかりは人それぞれのサッカー観の違いとか好みの問題です。

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もし後者のタイプのFWを起用していた場合のポイントは、

クリアボールを『人から場所に変える』ことです。

要するにスペースへ走った先でキープして時間を稼ぎながらファウルをもらうということ。

最初の体をぶつける時のパワーをなるべく小さく済むように。

動き出してスペースを起点にプレーするタイプのFWもたくさんいます。


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【マリーシア】って言葉があるくらいずる賢さってサッカー選手には大事なこと。

馬鹿正直にサッカーしてたら勝てない。

“FWのずる賢いプレーで苦しい時間帯のチームを救うことができる“

ということを今回のまとめにして終わります。


もっともっとサッカーを学びたい方はぜひスペインサッカー研究所へ👇


そこでは現在進行形で僕が学んでいること・考えていることを記事にしてサッカーのハナシをしています。

【知らないことを知ることでボールを触らずに成長する】



ではまたー。


※※※


–お知らせ–

この度【ベーシックインカムシネマズ】という動画配信サービスにて僕のドキュメンタリー映画を制作することになりました。

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僕がスペインでどんなことをしてるのかなどが映画化されるみたいです。

サッカーを通じて海外に出ていくということが珍しくなくなった時代に、

今年で5年目を迎えた今、海外でサッカーで生き続けるってとても難しいことだなって実感してます。

プレーヤーをしてみたり、アナリストをしてみたり、現地で日本人のサッカー教室を行ったり、スペインサッカー研究所というオンラインサロンを運営してみたり。

サッカーというスポーツを多角的に捉えながら海外で生き抜くためのチャレンジなどを届けられたら良いのかなって思ってます。

公開はまだまだ先なのですが映画公開までのプロセスを期間限定アカウントとして発信していくことになりました。

興味のある方は是非フォローしてみてください🙇‍♂️

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