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誰も信じてくれないシンデレラストーリーが明日起こるかもしれない –それが海外でサッカーをするということなのかもしれない–

Hola Chavales!!!!

ついに明日はレアル・マドリードとの試合です👇

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この試合に向けて、

スペイン全国のカンテラを含む23チームが入場許可証を求めたらしいです。

要するに、

もしかしたら誰かの選手にとっては自分のサッカー人生が変わる試合になるということ。


これは海外に挑戦する一つのメリットだと思ってて。

それはつまり【たった1試合で自分のサッカー人生を変えられる】ということ。


今週一人の選手がレアル・ベティスのユースの練習参加をしたんです。

その選手は昨シーズンまで【ヘタフェのDチーム】にいて。

いわゆるカンテラではなくてお金を払ってヘタフェと同じユニフォームを着てサッカーができるみたいなカテゴリー。

その選手が今シーズンからラージョ・アルコベンダスに来て、半年後にはレアル・ベティスで練習してるんです。

もう一回言います、半年前まではヘタフェのDチームです。


本当にサッカーという世界は明日何が起こるか分からない。


もう一人例を挙げると、

昨シーンラージョ・バジェカーノU–17で一緒にやってたFWの選手が今シーズンからラージョ・バジェカーノB(U–23)に昇格したんです。

で、今のところチーム得点王でして。

半年前までユースCでやっていた選手です。


もしかしたらトップチームに呼ばれて今シーズン中にリーガ一部デビューしてるかもしれないし、

もしかしたら大怪我をしてこの先プロサッカー選手としては芽が出ずに終わるかもしれない。

それもまたサッカーの世界。


良い・悪いじゃなくて日本の仕組みだとこういった可能性って低いと思うんです。

例えばさ、

ジュニアユースで東京都予選敗退で終わるようなチームにいた選手がそこそこ強いサッカー部に入って、

そこで監督に認められて一年生でAチームでプレーしてインターハイ・選手権の全国大会に出場。

その次のシーズンから川崎フロンターレユースでプレーして一月からのプレシーズンにはトップチームに帯同。

で、スーパーカップでそのままベンチ入りして後半からトップチームデビュー。

そのままユースとトップチームを行ったり来たりしながらシーズン終盤にはトップチームでリーグデビュー。

そして次のシーズンでプロ契約。

でもその選手は一年半前まで東京都予選敗退のチームにいましたみたいな。


これは仕組みの問題もあるし、別にこの仕組みを作れとも思ってない。

でもスペインだけに限らない話かもしれないけど、

海外に出ればたった1試合で自分のサッカー人生を変えられる瞬間があるのは確かだと思う。

明日の試合みたいに。


僕はスペインに来るとき留学会社の人にこう言われたんです。

『日本で芽が出なかった選手でも海外で成功するチャンスがある』

これは確かだし、僕も半分正解だと思う。


でも半分間違ってるのは何かというと、

この発言は日本で芽が出なかった選手だけにフォーカスされてるということ。


『日本一になったって海外に出ればその経歴を誰も見ない』

この言葉が抜けてるんです。


これは以前も言ったんですけど、

日本で芽が出なかった選手にチャンスが与えられるのではなくて、

日本で芽が出ようが海外に出れば日本で芽が出なかった選手と同じところからスタートするということ。


よくサッカー留学で来る選手が、

『おれは○○高校サッカー部の出身だよ』ってマウント取ってくる人いるけどこれ何の意味もないからね。

ダサいだけ。

スペイン人からしたら日本の有名高校なんて誰も知らないから。


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明日のこの試合で、

今はまだ誰も信じてくれないようなシンデレラストーリーが生まれるかもしれない。

でもサッカーの世界ではそれが起こる。


ではまたー。



スペインサッカー研究所では【毎朝】サッカーのハナシをしています👇




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