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フェルナンド・トーレスから学ぶJリーグに足りないものとは!? ーパウサってなんですか?ー
Hola Chavales!!!!!
今回は今までの過去記事の中から一つ記事を紹介します。
まだスペインサッカー研究所に入会していない方の参考になれば嬉しいです。
今回のテーマは『Pausa』です。
意味は『小休止』
JリーグにはPausaがない
フェルナンドトーレスとジョーの対談で
(日本語翻訳も付いているので是非見てみてください)
Jリーグについてこう語っていました。
『彼らはボール扱いがうまい。だけどフットボールは別だからね。彼らは常に攻めて攻めて攻めたがる。3−0でも攻め続けるから少し落ち着こうよと』
最高の教材
皆さんは2月28日の国王杯のクラシコで
バルセロナの2点目を覚えていますか。
これが『Pausa』を説明するのに最高の教材です。
始まりはレアルのコーナーキックから。
時間は67分。
1−0でバルセルナが勝っています。
ここでカウンターが始まります。
ポイントはここです。
Jリーグであればこの位置で受けたらドリブルで仕掛けるかもしれません。
ただスアレスが選択したプレーは『バックパス』でした。
次にブスケツが選択したプレーも『バックパス』
DFラインと中盤の間に広大なスペースが生まれました。
『なぜ』
レアルの選手たちはコーナーキックから自陣のペナルティエリアまで
全力で戻った後2本のバックパスによって
もう一度ラインを押し上げないといけませんでした。
が、押し上げることができず
広大なスペースが生まれてしまったのです。
ブスケツにパスが入ったところに
遅れてセルヒオ・ラモスが飛び出してることがわかると思います。
ここで前回話した『SBの裏のスペース』ですよね。
レギロンがデンベレのことを捕まえるのは難しいと思います。
最初にバックパスをしたスアレスが
最後フィニッシュに絡んだのです。
(実際はヴァランのOGでしたが)
Pausaのないプレミア
CL決勝の1シーンです。
74分。
1−0でリヴァプールが勝っています。
左SBがインターセプトしたところからカウンターが始まります。
ここでサラーが選択したプレーは『クロス』でした。
セカンドボールを拾ったトッテナムが今度はカウンターを仕掛けます。
『Pausa』がなかったことで
リヴァプールのDFラインが上がる前にボールを失ったため
逆にトッテナムにスペースを与えてしまいました。
結局ここまで侵入されてしまいました。
インターセプトからここまで22秒間。
つまり22秒間でグランドを約1往復したような感じです。
これがプレミアリーグらしいと言われれば
確かにそうだなと思う部分でもありますが。笑
上下左右に動かす
相手を左右に動かすことは
なんとなく理解している人が多いかなと。
ただ伝えたいのは相手を上下に動かすこと。
『Pausa』はその方法の1つです。
最後まで読んでから
またフェルナンドトーレスの言葉を聞くと
少しは理解が深まるのではないかと思います。
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