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誰よりもたくさんボールに触って上手くなると努力した高校時代 -海を越えた瞬間に【上手い】は生き残る要素にならない現実がそこにはあった-

Hola Chavales!!!!

スペインサッカー研究所とは何か。

何を目的としてどんなメッセージを僕は皆さんに伝えたいのか。

5年間日本を飛び出してみて感じていることは何か。

先日改めて整理したので今日はそのハナシをしたいと思います。


なぜサッカーを理解しなさいと言い続けるのか。

そう伝えたいと思うキッカケはどこにあったのか。

それはそこら辺にいる平凡なサッカー小僧に起きた体験談。

–––

毎日朝から晩まで誰もいないグランドで一人ゴールに向かってボールを蹴っているサッカー少年(僕)。


『誰よりもたくさんボールを蹴って上手くなる』

選手権地区予選敗退するような弱小校からプロサッカー選手を目指して。

高校を卒業し関東一部リーグにチャレンジするもレベルの違いに付いて行けず、その後社会人リーグでプレーするもそれでも現実は甘くなく、当時20歳の僕はスペインで最後のチャレンジすることを決断する。

その時もまだ『チャンピオンズリーグに出場する』というなのとんでもないデッカイ夢を持って。

そしてスペイン/マドリードで迎えた初日のトライアウト。

そこで確信した。

『この中で俺が一番上手い。日本での努力は無駄じゃなかった』

その後立て続けに3チームのトライアウトに落ちた。

ようやく決まったチームでも試合に出れない。

当時スペイン6部。

『なんでだろう?』

ずっと考えた。

その時“パコ“という監督に出会う。

パコのサッカーのハナシはどれも初めて聞く内容で知らないことばかり。

練習前に行われるミーティング。

週末の相手はどんな特徴があり、どうやって攻略するのか。

練習中に求められる細かいポジショニング・プレーの選択・サッカーの考え方のハナシ。

そこで僕は気づいた。

『俺に足りないのは技術じゃない、頭だ。12年間サッカーをしていたはずなのにサッカーのことを何も知らない』

そこから練習以外の時間でボールも蹴ることを辞め、必死にサッカーの勉強をした。

朝起きてすぐにラージョ・バジェカーノのトップチームの練習を見に行き、お昼ご飯を食べてすぐに育成年代の練習を見に行き、週末は足を動かして様々な試合を見に行った。

常にiPhone 8を片手にビデオを回し、監督やスタッフが話してる言葉をメモに残し、家に帰って見返して自分なりに分析する。

そんなことをやり続けた3年後、

僕はスペイン3部のチームへチャレンジする機会を掴む。

イヴァン・エルゲラにサッカーを教わったり。


ヘタフェのBチームと戦ったり。


でも“パコ“に出会ったあの日から僕の『技術』は変わらない。

変わったのは『技術』ではなく『頭』だけ。

サッカーを知らなかった僕がサッカーを知っただけ。


『頭の中が変わればあなたのプレーは劇的に変えられる』

これが僕が伝えたいメッセージ。

誰よりも努力して、誰よりもたくさんボールを蹴って、それでも報われない。

そんな時にもう一つの努力の方法。

ーボールを触らなくても成長できる場所ー

それがスペインサッカー研究所です。


もしよかったら一度覗いてみてください。


一つの参考までに。


ではまたー。


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