トップダウンだからこそ選手たちが自主的に考えられる
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今回は『トップダウンだからこそ選手たちが自主的に考えられる』というテーマでお話しします。
日本の育成の中には『ボトムアップ』という考え方があるのは知っている方も多いと思います。
いわゆる選手たちが自分たちで練習メニューを考えたり
メンバー選考も自分たちがやったり。
ボトムアップと聞くと『選手主体で素晴らしいね』っていう切り取り方をしている人も少なくないはずです。
そんな中で僕はボトムアップというやり方には否定的な人間です。
僕の目指す理想の形は『選手たちが自分たちでピッチ上で考えてサッカーをプレーできるようにすること』です。
選手が主体的に考えてプレーするという観点でみると一見やってることはボトムアップのように見えますが
僕はそこまでの指導のプロセスはトップダウンで行うべきだと思ってます。
指導者が選手に教えてあげられることは何なのか。
僕は選手たちのサッカーの見方・考え方を広げてあげることだと思います。
要するにサッカーというスポーツの視野を広げてあげることです。
なので指導者がサッカーの見方・考え方の部分を選手に伝えずに『自分たちで考えなさい』と言うのは、育児放棄みたいなもので育成放棄だと思ってます。
僕がこの考えに至ったのも去年の夏の経験があったからです。
機会があって母校で指導者として約1ヶ月半携わらせてもらった時に僕が意識して取り組んでいたことが
1ヶ月半という限られて期間の中でいかにして選手たちのサッカーの見方・考え方を広げてあげられるか。
僕のスペインでの経験をどうやって選手に伝えていくか。
この二つの事を意識して取り組んだ成果として感じた変化が
“最初と最後を比べた時にピッチ上で選手たちがサッカーの会話ができるようになったこと“
『スペース=時間だよ』というのは僕は選手たちに口酸っぱく言い続けていて
『今ここに相手寄せてるから逆サイドにスペースあるよ』とか
『スペースあるんだからドリブルで運びなよ』とか。
そういう選手同士の会話がピッチ上で聞けたのがすごく嬉しかったし
自分の伝えたいことが伝わったんだなと思えた瞬間でもあった。
話を戻して『トップダウンかボトムアップか』という問題の僕の答えは
“トップダウン“ですね、はっきりと。
たぶんゴールは同じで
『選手たちが自分たちでピッチ上で考えてサッカーをプレーできるようにすること』
だけどそこまでのプロセスの違いなのかなとは思う。
そもそもスペインのチームにボトムアップを採用してるチームはゼロだと思う、たぶんね。
ではまたー。
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