誰かの名前に依存してはいけなくて、常に自分で道を切り拓かなくてはいけない -これがサッカーというスポーツの勝負の世界で生き方なんだと思う-
Hola Chavales!!!!
以前『スペインにサッカー留学に来る99.9%の日本人はチーム名・カテゴリーを気にして試合に出れなくてもそこに居続ける』というハナシをしたと思います👇
正直なハナシ僕もその一人。
今から一年強前。
僕がまだ【ラージョ・バジェカーノ】にいた頃のこと。
ちょうどラージョ・バジェカーノの練習場の門を出たこの辺りでルベンにそう言われたんです。
でもその時の僕は二つ返事で『一緒に行くよ』とは言ってなくて。
むしろ『ちょっと考えてみるね』ってそう言った。
やっぱりその時考えたことも、
【ラージョ・バジェカーノ】という名前が自分から消えることだった。
スペインのカンテラと呼ばれるプロクラブの育成現場に居て、
いきなりラージョ・アルコベンダスという街クラブに行く。
最初の頃の僕はそれを良くは思わなくて。
今だから言えることとしては、
プレシーズンの最初の2週目、3週目まで『あ、ラージョ・バジェカーノに居たらな』って思うことはあって。
それだけ僕は【ラージョ・バジェカーノ】の名前を失うことが嫌で。
でも蓋を開けてみれば、
シーズン開幕して勝つ進んでいく中で【ラージョ・アルコベンダス】として街クラブとして結果を出すことの喜びは間違いなくあって。
たぶんラージョ・バジェカーノにいたら勝って当たり前と思われる試合もたくさんあると思う。
でも勝てば勝つほど『今シーズンのラージョ・アルコベンダスはちょっとやばいぞ!』っていう噂が回り始めて。
僕はアナリストとして毎試合の相手を分析するから良くわかるんだけど、だんだん相手チームが僕たちに合わせて対応してくるようになって。
要するに前回、前々回の2試合を見て分析したけど、僕たちとの対戦になった時は急に全く違うことをしてきたり。
昨日の記事でも唯一全試合でゴールを奪ったって言ったと思うけど、
何回【1−4−4−2】でブロックを作ってたチームが僕たちと戦う時に【1−5−3−2】とか【1−5−4−1】にしてきたか。
これはこれからスペインサッカー研究所の記事で投稿されるんだけど、アトレティコ・マドリードも僕たちに合わせて変えてきた。
それくらいリーグ内でもリスペクトされるチームになってきて、そうなるとやっぱり後半戦は対策に対策を重ねられて中々結果が出ない時期とかもあった。
(スペインサッカー研究所のメンバーさんは分かると思うけど)
ただその中でもチームを変化させて戦い抜く過程には様々な学びがあって。
【ラージョ・バジェカーノ】という名前を捨てたからこそ得られたこと。
下馬票を覆すような結果を出すことで得られるメリットの大きさ。
それは間違いなくあると思う。
今いる場所は確かにトップかもしれないけど、その場所は来年のトップかどうかは分からない。
昨シーズンリーグ優勝をしたチームも、今シーズンは降格ラインの一つ上。
大きなものを捨ててでも、
何か新しいことにチャレンジする意味と大きさには改めて気づけたと思う。
誰かの名前に依存してはいけなくて、
常に自分で道を切り拓かなくてはいけない。
これがサッカーというスポーツの勝負の世界で生き方なんだと思う。
一つの参考までに。
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ではまたー。
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