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あなたは戦術的負荷に耐えられていますか? –自由と規制のバランスを考える–
Hola Chavales!!!!
今日は2021年9月23日の記事を紹介します。
まだスペインサッカー研究所に入会していない方の参考になれば嬉しいです。
あなたは『好きな絵を自由に描いてください』と言われたときに能力を発揮しますか?
それとも『リンゴを描いてください』と言われたときに能力を発揮しますか?
今回は僕が日本にいた時にあるチームの練習を見に行った時の話です。
ありがたいことに時間を頂いて僕の練習メニューをやらさせてもらいました。
僕が練習をやらさせていただく前に既に2vs1のトレーニングをしていたので、
継続性があった方がいいなと思い3vs2→2vs1のトレーニングをやることにしました。
内容はシンプルです。
2つのグリッドを用意し奥のグリッドには2つのゴールを置きます。
1つ目のグリッドから2つ目のグリッドに入るのは必ずドリブル突破です。
2つ目のグリッドでは2vs1をしてどちらかのゴールをドリブル突破。
僕がこのトレーニングで目的・伝えたかったことは
“3種類の運ぶドリブルについて“です。
この記事の内容の繰り返しになりますが3種類のドリブルについて説明します。
(詳しくはこの記事を読んでください)
⓵DFとDFの間に向かってドリブルで運ぶ
⓶どちらかの相手に向かってドリブルする
⓷スペースに運び相手を寄せる
まず最初は選手たちに自由にやらせて、
選手たちのミスに対して修正をしていく形でやりました。
で、ここからが今回の本題。
『規制をかけることによって見えてくるもの』
この日の練習の最後に7vs7のミニゲームがありました。
コーチの方は選手たちに自由にやらせていたんですけど僕は途中で、
『戦術的な要求をそれぞれのチームにしてみたらどうですか?』と提案しました。
それ以降は一つのチームが2−3−2の形で攻撃。
それに対してもう一つのチームは3−3−1で守備。
それぞれのチームに戦術的オーガナイズをかけてやりまして。
すると面白いことにパニックを起こす選手と、
言われたことをきちんと表現できる選手の二つに分かれたんです。
そして見事に自由の中で輝いていた選手は輝きを失いました。
いわゆる以前話した戦術的負荷に耐えられるかどうかのハナシです👇
その時僕が学んだのは、
『自由の中で活きる選手』と『規制の中で活きる選手』が存在する。
どちらが良い悪いと言いたいわけではありません。
ただ指導者は両方の観点から選手にアプローチしていかないといけないんだなーって感じました。
戦術的な負荷に耐えられるかどうかっていうのは、思ってる以上にバカにならないです。
それはこっちに来てからものすごく感じるところ。
『あ、こいつ分かってないな』っていうのは11人が全員で一つの絵を描こうとしてる中、一人違う絵を描いてたら外から見れば一発で分かるので。
自由の中でプレーさせたら良いんだけどねっていう選手。
特にポゼッションとかやってるとこの選手上手いなって思う選手も、最後ゲームをすると何もできなくなったり。
なので自由と規制のバランスは大事だなーって思います。
ではまたー。
スペインサッカー研究所では戦術的負荷に耐えられるように毎日サッカーのハナシをしています👇
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