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【非認知能力】自己肯定感が育つ褒め方【子供の成長を高める】


今回は、自己肯定感や非認知能力といった子供の生涯にわたって役立つ素質を育てる褒め方を紹介します。

子供に関わる人は皆やってしまいがちですが、とりあえずいい子だと感じたら何でもかんでも褒めてしまうものです。

「上手に絵をかけてすごいねー」
「ご飯全部食べてえらいねー」
「お勉強ができてすごいね。君は天才だ!」

みたいにね,,,ついついほめまくります。しかし、この褒め方はあまり良くありません。ついつい簡単に褒めてしまいますが、褒めるにも技術があります。そしてその技術を知らないと子供の思考パターンに悪影響を及ぼす事もあります。

逆に上手に褒めることが出来れば子供の自己肯定感ややりきる力、失敗から立ち上がる力、自分の成長に喜びを見出す思考パターンが身に付いて行きます。これらの資質は子供の生涯にわたってありとあらゆる場面で助けになります。

親としては子供に与えることが出来る1番のプレゼントになるでしょう。

今回はその大事な褒め方を、科学的根拠と発達支援の現場で培った体験的スキルを元に作り上げたメソッドとしてまとめました。それでは解説していきます。

↓Youtubeでも解説しています。↓

まず前提知識として、褒める事の目的を確認しておきましょう。子供を褒めるのは不適切な行動を減らして、適切な行動を増やす為に行います。

つまり躾です。

例えば、弟とよく喧嘩する子がいた場合でいうと弟と喧嘩するのは不適切な行動。弟と仲良く遊ぶのは適切な行動。と言えます。

これらの行動は同時には出来ないので、弟と仲良く遊ぶ事が増えれば、褒めるという行動の目的を達成出来ると言うことです。

そのために弟と仲良く遊んでいたら褒める。これが褒める時のターゲットになります。このように褒める事は目的をもっておこうなうことが重要です。

しかし、親がただ褒めたいから褒めてしまうことが多々あります。

だって子供ってかわいいですからね。

ふとした拍子に褒めたくなります。なんなら存在するだけで褒めちゃうって人も大勢います。でも褒める事にはとっても強力な力があるので無闇に使うとあまり好ましくない事も起こります。

褒めると人は褒められた行動を増やします。これを「強化する」といいます。逆に叱って行動を減らす事を「弱化」といいます。褒めて適切な行動が増える「強化」が起きればなんの問題もないのですが、適切な行動が減って、不適切な行動が増えてしまうと褒めるという事がむしろ良くないものになります。

子供としても知らず知らずのウチに褒められる=不適切な行動が増えるという事になるので親子共々不幸な状態です。

なので褒める=良い行動を増やす為という目的意識をしっかり持って行ってください。もし良い行動が増えない場合は褒め方が適切じゃなかったと考えましょう。

それでは前提知識をざっとお話したところでやっと本題です。

いい褒め方ってどんなだと思います?

褒めるにも子供を喜ばしたいとか、親がうれしかったことを伝えるとか、コミュニケーションとして行うことがあります。それらをひっくるめて使える褒め方があります。

それは、努力や計画、行動の成果やプロセスを一緒に喜ぶという褒め方です。

褒めるといっていうか、共感してあげることと言った方がいいかもしれません。例えば子供が絵を書いていたら

「色がきれいだねー」
「かっこいいのが出来たねー!その絵好きだなー」
「絵を描くって楽しいねー!気持ちいいねー」

といった褒め方。というか子供の気持ちに共感します。勉強をしていたとしても

「歴史って面白いよねー」
「数学って問題解けると最高だよね」
「身近な現象ってこうなってるんだねーワクワクするね」
「え?100点!?すごいねーめっちゃ気持ちいいでしょ今。」

こんな感じで、褒めてあげると楽しい事を共感してたと感じてさらに楽しい。学ぶって面白い。自分が成長するのは気持ちいいと感じるようになります。

自分が成長するのが1番の楽しみ、成功は自分の努力の結果だと考える思考パターンを成長マインドセットといいます。この成長マインドセットが出来ると困難な課題にも粘り強く取り組めるやり抜く力や失敗しても立ち直る力といった非認知能力が育まれます。そして様々な楽しい事、一緒に共感してくれる事、成長する事を経験し自己肯定感もどんどん向上します。

褒める=共感

これを実践してあげてください。ただ、褒めるというのはとても難しく技術の必要な事です。今回は、こういう褒め方をしたらいいという解説だけでしたがもちろんこの褒め方はダメっていうのもあります。

ダメな褒め方は、子供のヤル気を削ぎ好きだった事に興味を無くして飽きっぽい性格になったり、困難から逃げたり、失敗すると追い詰められたような気持ちになったりします。

褒め方をマスターしたいならいい褒め方だけでなく、悪い褒め方も知っておく必要があります。ということで次回は、子供をダメにする絶対やっては行けない褒め方を解説します。

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