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ワンキャリアのエンジニア組織がスキルアップのために行っていること

こんにちは!
ワンキャリアでエンジニアリングマネージャーをしている佐藤(@unsoluble_sugar)です。

今回は、ワンキャリアのエンジニア組織で実施しているスキルアップ・成長支援の取り組みをご紹介いたします。

僕がワンキャリアに入社して半年ほど経ちましたが「エンジニアリングに対してこれだけ積極的なのに、外から全然見えてないのでは」と感じたため、DevRelチームの立場を利用してどんどんオープンにしていきたいと思います。

本記事を読むことで「ワンキャリアのエンジニアが普段どんなインプット/アウトプットを行い、エンジニアとして成長を遂げているのか」を知っていただき、少しでもワンキャリアのエンジニア組織に興味を持っていただけると嬉しいです!

ONE CAREER Engineer Curriculum

ONE CAREER Engineer Curriculum(以下、OCEC)とは、ワンキャリアのエンジニアが継続的に成長していけるようサポートするための制度です。エンジニアはその職業の特性として、実践だけではいずれ頭打ちが来てしまうものであり、体系的に知識を身に着けていく必要があります。

本カリキュラムの目的は、「スムーズに開発スキルをあげること」です。スキルランクに合わせてやるべきことが示されていますので、迷わずに学習を行うことができ、スムーズに開発スキルを向上することができます。

スキルランク毎の到達地点

  1. プログラミングをやってみる

  2. 教えてもらいながら実装ができる

  3. 機能要件を満たす実装ができる

  4. 非機能要件を満たす実装ができる

  5. 教えてもらいながら0からシステムを構築できる

  6. 0からシステムを構築できる

  7. 論文を読んでシステムを構築できる

  8. 論文を書ける

ランク毎に用意された参考書をベースに、自身のスキルアップに繋がる書籍のアウトプットを週3回、メンバーを振り分けて開催しています。

ほかのメンバーと対話することで、学習内容の疑問を解消したり、他者の知識の共有により、スキルを加速度的に向上させることを目的としています。

OCECは開発メンバーの成長支援の場として、ワンキャリアのエンジニア組織に根付いた制度となっています。

OSSコントリビュート

2021年8月より、エンジニア組織全体の取り組みとして始まったのがOSSコントリビュートです。

  • 個人のスキルアップを図りたい

  • 個人のトラックレコードを作りたい

  • OSSコミュニティに貢献したい

といったモチベーションを軸に、OSSコミュニティに貢献していけるエンジニア組織を目指しております。OSSコントリビュートに関する詳細は別途記事が公開されていますので、ぜひご覧ください。

Visual Studio CodeのContributorであるVPoEの岩本が推進し、直近ではエンジニアリングマネージャーの江副がRustのリポジトリにコントリビュートしております。

メンバーを巻き込みながら個人の実績づくりをみんなでサポートする姿勢は、貢献意欲の高いエンジニアのロールモデルであると言えますね。

ペアプロ/モブプロ

シニアエンジニアと若手メンバーが実施するペアプログラミングの時間に加え、弊社ではモブプログラミング(以下モブプロ)も採用しています。モブプロとは、ひとつの課題に対して、複数人で同期的に協力しながら問題を解決していく取り組みです。

モブプロの様子

一部のメンバーが知っていて、ほかのメンバーが知らない知識はササッと聞けば分かるものです。この手の知識はひとりで悩む時間がもったいないので、できればすぐに聞いてキャッチアップしていきたいですよね。

弊社エンジニア組織では、プロダクト毎に開発チームが分かれているため、これまでエンジニア間の知識共有の場が少ないという課題がありました。この課題に対し、定期的にモブプロを行うことで、参加者の知識を補完し合い、知識の共有・技術力の平準化・暗黙知の共有等を行なっています。

  • 「わからない」時はその場で解決する

  • 全員が課題解決に向けて真剣に取り組む

プロダクトを横断した知見共有がなされ、ほかチームで取り入れている実装やノウハウをキャッチアップできる非常に良い取り組みです。

輪読会

全員参加ではなく、有志メンバーで実施している勉強会の一例が「輪読会」です。輪読会では、以下のような効果を期待しています。

  • ほかの人のインプットの仕方を学ぶ

  • インプットの効率を向上させる

  • 技術書の読み方を把握する

  • 互いの知識を共有し合うことで、より深いインプットに繋げる

直近では「達人に学ぶSQL徹底指南書」を学習書籍として取り上げ、スキル向上に取り組んでいます。

すでにご紹介済みのOCECとの違いは、特定の領域について理解を深めることができる点にあります。

  • 特定の領域(DB等)に特化して集団で学習する

  • 同タイミングで同じ技術書を複数メンバーがキャッチアップする

  • 個人的な理解に閉じず、オブザーバーの方を含め参加するメンバーが1つの議題に関して理解したこと / 知識を共有し合う

今後は、データベーススペシャリストの資格取得に向けた書籍等の学習も検討しています。業務時間の中で、スキルアップに繋がる学習ができるのも、個人のキャリアを考えていることの現れですね。

テックブログ

2021年11月からスタートした本テックブログも、エンジニアのアウトプットの場のひとつです。エンジニアである中西が、内定者インターン時代に立ち上げたという、企業のテックブログとしてはなかなか珍しいタイプの成り立ちではないでしょうか。

これまで、CTOによるワンキャリアのエンジニア組織の歩みや、新チーム発足の記事などを公開しています。エンジニアインタビュー記事では、メンバーが「エンジニアを志したきっかけ」「どんな経緯でワンキャリアに入社したか」「これから挑戦したいこと」などを知ることができます。

まだまだエンジニア発信の記事が少ない状況ではありますが、今後は技術寄りの記事もアウトプットしていく予定です!この機会にぜひフォローお願いします!!

ミッションを実現する仲間を募集しています

ザッと紹介いたしましたが、ワンキャリアのエンジニアが普段どんなインプット/アウトプットを行なっているか、少しでも伝われば幸いです。エンジニアとして日々成長を遂げているメンバーの姿を間近にしており「社内の取り組みに興味を持ってくださるエンジニアも多いのでは」と思い、本記事を書かせていただきました。

今回の記事では紹介を見送りましたが、ほかにも開発生産性向上やエンジニアスキル可視化、他社の施策事例を研究して良いところを吸収する取り組みなど、日々新しい提案や改善を実施しています。

人によって異なるものの、概ね業務時間の2〜3割程度をスキルアップ・生産性向上の取り組みにあてているメンバーが多いようです。個人のスキル向上のみならず、エンジニア組織全体を強化する動きを各メンバーが率先して行なっていることも、ワンキャリアのエンジニアカルチャーと言えそうです。

「人の数だけ、キャリアをつくる。」

ワンキャリアではミッション実現のために、事業・プロダクト開発を推進させる仲間を募集しています。弊社のエンジニア組織にご興味を持っていただけた方は、採用情報もチェックいただけると嬉しいです!


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