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桜咲く菊池公園🌸

こんにちは。先週末に菊池公園の桜を観に行って来たので写真でレポートします。私が訪れた時はあいにくの曇り空でしたが、桜の名所である菊池公園はたくさんの人で賑わっていましたよ🌸また、当日は「菊池一族まつり」(3/17-3/30)の期間中で、菊池観光交流館で特別展があっていたので併せてレポートしたいと思います!

今日の散策地はここ!

散策ルート紹介

今回の散策ルートを赤字で示しています。散策マップは菊池ファンクラブ事務局発行のものを拝借•加工させて頂いています。

菊池ファンクラブ事務局 菊池一族史跡マップ p.2

菊池公園は菊池市内を一望する小高い丘の上にあります。菊池公園は南北朝時代〜菊池氏の本城•守山城の城域跡に整備された公園で、国道387号を挟んで向かい側には守山城の本丸跡に建つ菊池神社があります。今回の散策は、桜のトンネルが美しい参道を通って菊池神社にお参りし、国道387を渡って菊池公園に入って、市民広場を見下ろす高台にあるラブベンチをご紹介した後、菊池公園1番の桜の展望所•観月楼から桜を眺めます。その後、菊池観光交流館の特別展示をレポートしたいと思います。それでは早速、行ってみましょう🏃‍♀️

菊池神社〜菊池公園の桜

菊池神社の桜参道。この時期はレッドカーペットが敷かれます。この週末は外国人含め、観光客でいっぱいでした。
菊池神社境内も桜の木が植わっていて綺麗です。

さて、これから国道を横切って菊池公園に入りますが、菊池公園内に「ふたりのベンチ(ラブベンチ)」なるものがあることを最近他の方のブログで知りました!そこからの眺めも素晴らしいオシャレなベンチのようなので、今回是非行ってみたいと思います💓

菊池神社の東側鳥居から出て国道を渡り菊池公園に入ってすぐ、右手の広場の奥に進むと
ありました!「ふたりのベンチ」
先客の方が移動してから近づきます。

「ラブベンチ2019グランプリ」ですって。菊池でこんなコンペがあってたんですね〜、面白い!
「『菊池千本槍』をモチーフに、背もたれを槍のような形にし、武具のような勇ましさを持ちつつも、クジャクが羽を広げたようなカタチはエレガントで上品なひとときを演出します。」との事。
ラブベンチと呼ぶにはちょっと勇ましいデザインの様にも思えますが、そこは菊池一族の里、グランプリに相応しいデザインとの評価だったのでしょうね💡以下、ラブベンチの全体像と、ベンチからの眺めです↓

桜舞い散るラブベンチ
ベンチからの眺め

眼下に市民広場と菊池の街を一望できて、気持ちがいいです✨昔は菊池一族の皆さんもここから菊池の街を見下ろしていたんでしょうね。小さくて分かりにくいですが、画面右手には菊池武光公の騎馬像も見えます。今日はイベントがあっていて、市民広場は賑やかです。そして画面左側にある市民広場内にある建物が、菊池観光物産館と菊池観光交流館です。

さて、後ろではカップルがベンチ待ちをしているので、お一人様はさっさと退散します。今日は人手が多いのて、ベンチでゆっくり2人だけの時間を楽しむのは難しそうですけどね笑

それではこれから観月楼に向かいます。

ベンチのある高台から観月楼を望む(画面右手)。
しかし曇天が本当に残念💦 写真暗いし。
二の丸跡に建つ観月楼

観月楼は、武光さんや宮さま(懐良親王)が観月の宴を催したという月見殿があった跡地に建っています。菊池公園の3000本の桜の木は、菊池神社が建てられた明治時代に、南朝の本拠地・吉野の桜にちなんで植えられたものだそうです。以下、観月楼からの眺めです↓

吉野の桜のイメージに似ているかな? 画面中央奥の高台に菊池神社(守山城本丸跡)が建っています。

目の前をハラハラハラハラと桜の花びらが舞って幻想的な美しさです✨いつまでも眺めていたい気分ですが、そろそろ次の目的地、特別展があっている菊池観光交流館に向かいます👟

菊池一族まつり 特別展

今回のポスターのイラストは10代目当主•菊池武房さん元寇で活躍し、『蒙古襲来絵詞』にも登場します。

今回の特別展では、「菊池十八外城」(菊池本城•守山城を守るように領内に配置された砦の防衛ライン)のパネル展示並びに、菊池のたたら製鉄がVTRとパネルで紹介されていました。菊池川の砂鉄で鍛えた日本刀も展示されていましたよ!

ここでちょっと予備知識として、菊池の作刀について菊池市ホームページやパンフレットを参照させていただき説明したいと思います。菊池には、菊池一族のお抱え鍛冶として数多くの刀剣を作った延寿一族と呼ばれる人々がいました。延寿鍛冶の起こりは元寇(蒙古襲来)の頃といわれ、当時の菊池家10代目当主•菊池武房さんが強靭な蒙古軍を迎え打つために、京都の刀鍛冶•来一派の刀工を菊池に呼び寄せたのが始まりだそうです。13代武重さんの時代には「菊池千本槍」を作り、15代武光さんの時代にも良質な刀剣を豊富に供給したそうです。菊池川水系は豊富に砂鉄を含み、刀を作る好条件がそろっていたとのこと。今回の特別展では、現代に菊池川の砂鉄を使って、昔ながらのたたら製鉄を再現した様子が紹介されています。

たたらとは、粘土で築いた炉に砂鉄と木炭を交互に挿入し、ふいごで風を送り木炭を燃焼させて砂鉄を溶解し、純度の高い鉄を生産する日本古来の製鉄技術を言います。

展示パネルより

それでは、以下特別展の一部を撮影した写真を載せますね↓

15代菊池武光さんのイラストパネルの横から菊池十八外城のパネル展示が続く。
炉に投入する前の、米ノリで固めた砂鉄団子
から精製された玉鋼(たまはがね)
から鍛刀された日本刀(脇差)
正真正銘「菊池川の砂鉄で鍛刀した日本刀」!

因みに、菊池一族の刀鍛冶•延寿一族の屋敷跡(八坂神社)の散策レポート記事はこちらになります。↓ ご興味のある方は是非ご一読下さい❣️

あとがき

菊池公園は桜の名所と聞いていたので、今年満開の桜を見に行けてよかったです。(曇りの天気は残念でしたが)そして、いつも快く写真投稿を許可くださる明るくて優しい菊池観光協会の皆様、ありがとうございます!菊池はいつ訪れても温かく迎えてくれる、明るく美しい心のふる里です✨
I ❤️Kikuchi❗️

特別展の壁に飾ってあった蒙古襲来絵詞の1シーンでの竹崎季長(馬上の人)と菊池武房(防塁上左から三人目)のツーショット

最後までお読み頂き、ありがとうございました😊

【引用資料】
•菊池ファンクラブ事務局 菊池一族史跡マップ p.2
•特別展 展示パネル

【参考資料•ホームページ】
•菊池市役所 菊池一族歴史さんぽパンフレット冊子
•菊池市 菊池一族Webサイト

アクセス情報はこちらから↓


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