ギヴ・ドリブン - デザイナー向け無料サロンに『与える心』が2日で集めた70人の心
2日前、友人とフリーランスデザイナー向けのオンラインサロン『モモンガオンラインサロン』を開設致しました。
タイトルにもありますが、正確には1日半くらいで既に70名以上の方が加入してくださり、逆に提供するコンテンツがおっつかなくてぶっちゃけテンパってます。(2019/12/20 時点で90名突破)
さてこのサロン、実は参加費無料でおこなっていて、入りたい!って言えばリスク無しですぐ入れる比較的カジュアルなスタンスです。
と言うのも、駆け出しデザイナーさんや独立を目指すデザイナーさんの、本当に初歩から学びたい!横の繋がりを作りたい!と言うニーズだったり、ガチでお金の無い学生さん、今は働けないような状況の方が始めやすい設計にしているからです。
その割に今後展開していくコンテンツは、中々に充実しているのですが(上のリンク先を見てね。)こんなボリュームのコンテンツをほぼ無料で見られるのだから入って損はないですよね。
今回僕はこの立ち上げに関わった事で1つ学びを得ることが出来ました。その学びを今後のサロンの展開も含めてシェアしたいと思います。
ギヴ・ドリブン
とにかく"give"の凄い奴がいる。
はじめに、このサロンを作るきっかけになったのがコヤツ。
まーそこそこ苦労している奴なんですが、とにかく普段からgiveの精神が凄い。時々お節介すぎて損もしてるんですが笑
発端は彼がTwitterで知り合った方との小さなやり取り。
デザインをするためのソフトの使い方がわからず困っている方がいらっしゃって、そこにメッセージを送ったそうです。
『僕大体分かりますよー!』
って、デザイン全くやったことないのに言ったらしくて、その後一緒に仕事してた僕にポーンと回答頼むわ!って丸投げされたんですけどね笑。
ただ、同じ方の『こう言うことが簡単に聞ける場所があればなー。』と言う呟きに対し、すぐに『オンラインサロン作ったらどう思いますか?』とアプローチ。感触が良かったので、その日にサロンを立ち上げ公開。メッセージをやりとりしていた方が拡散してくださったこともあり、あれよあれよと言う間に2日経てば70人以上ものメンバーが集まっていました。
彼の凄いところは、需要のキャッチアップ能力と、それを形にする為のリソースを作る行動力。大抵の人は、あったら良いのになー。とは言うものの、行動に移すまでに至らないケースが多いかと思いますが、彼はどんな状況にいてもなんの迷いもなく実現させにいく行動を取ります。(他のタスクどーすんねんって時も結構あります)
さらに凄いのは、それを全て"give"の精神で行っているという事。見返りを計算に入れない所です。人は行動を起こす時、ほとんどの場合利益を天秤に掛けてしまいます。これからやることに対して、かかる時間と労力は、リターンに見合うだろうか。あわよくば楽して沢山儲けてやろう…。などつい頭をよぎってしまうものですが、彼にはそれがあまり無いように感じます。アホなのかもしれません。
勿論、最終的にはマネタイズするのですが、最初からガチガチにロードマップを引いて、作戦通りに結果を出して…と考える前に、先に身体が動いてしまっているような状態です。走りながら考えている。常に与えることがベースになっている。だから損することも多いんですけどね…!
でも結局、机上で考えた空論についてあーだこーだ言ってる間に、彼は需要の声を沢山拾い、供給経路を速攻で作っている事に気が付きました。
ビジネスの本質は、人の不便・不満の解消や、出来ないことを代わりにやったりする所にありますが、いざ始めると自分本位でサービスを作ったりしがちです。こういったgiveベースで考えられる人は意外と少ないのではないでしょうか。
マネーファーストではなく、ハートファースト
利便性・充実度では我々はまだ満足とは言えませんが、それでも求心力になるものは、与える心。だと思います。
基本的に贈り物はみんな嬉しいですよね。しかも本当に欲しかったものであれば尚更です。その上、無料とか言われたら受け取らざるを得ませんよね?(うちのサロンも加入無料です!)
そして、それは無形であっても良いわけです。知識・ノウハウ・所作など、普段の日常会話から得られたお役立ち情報でも、それ知りたかったー!ってなった瞬間の幸福度は計り知れません。
そして、もう一つ大事なのは気持ちです。
どれだけ親しくても、下心の透けて見えるような贈り物はあんまり嬉しくないですよね。逆に見ず知らずの人でも、こちらを思ってくれている事が伝わってくるとホロっ…と泣きそうになる事もあります。
奴はこれも持っているんですね。お金が欲しいとは常日頃ボヤいてますが、やる事全て相手へのgive精神で成り立っていて、そこには愛すらも感じます。不覚にも、僕はそれを美しいと思ってしまいました。
giveがgiveを生む世界観
僕は今回の件で、そんなgiveの文化が根付いたコミュニティを作ってみたいなって思いました。
一応デザイナーなので、ひとまずデザイン領域の中で『本当に欲しい』と思っている知識や技術が、『与える心』によって的確に届く。そして、その時得られた『気持ち』が、次また新しいgiveに繋がっていく。
そんな世界観のコミュニティにしていけならなと思っています。
もちろん必要最低限の運営資金は必要ですし、後に収益化もします。綺麗事だけでは済まない部分も多いのは確かです。それはそーなんだけど、あんまりお金にこだわり過ぎると、今度はそのお金を払ってくれる人の心が見えなくなってしまう。第一に、こう言ったgive出来る人たちがもっと報われるような仕組みがあっても良いんじゃないかな。
まずは集まってくれた人達に、僕らが環境をgiveし続け、参加者それぞれがもっとgiveしあえる世界観の構築していきたいと思います。
良ければあなたにも、一緒にサロンを盛り上げていただけると嬉しいです(^^)
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