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アーティストとハイブランドを繋ぐまで。40代からデザインを学んだ卒業生しげたさん

ある日の午後、デザイントースト内にビッグニュースが駆け巡りました。

それは、卒業生で現ラボ生のしげたさん(マーケ運用・デザイナー)が、
卒業制作で取り組んだ作家さんから「Webサイトをリニューアルしたおかげで、有名ハイブランドから仕事依頼がきた」と連絡をもらった、という大変嬉しい報告でした。

案件が途切れないどころか、徐々に案件を大きくしていくまでを、しげたさんにインタビューしてきました!


しげたさんが顧客に作ったサイトを見て、ハイブランドからお声がかかった

今素晴らしいニュース、おめでとうございます!卒業制作で作られたサイトがきっかけですよね。

ありがとうございます。
去年のデザイントーストの卒業制作(※実際のクライアントワークに挑戦します)で知り合いの押し花作家のオフィシャルサイトを制作しました。
そちらがきっかけとなって某有名ブランドからお声がかかったとのことですごく嬉しかったです。

その作家さんの以前のウェブサイトはよく出来てはいましたが、その方の作る作品のすごさ、良さが全く出ていなかったんです。小さいことですが、写真の色の調整なんかもできていなくて。

しげたさんが作成された作家さんのギャラリーページ(一部)

私は実際の作品の凄さを知っているので、作品が持っている時間がとまったようなタイムレスな感覚を、空間や余白、サイトの色合いで表現できたら、作品の素晴らしさがサイトでもわかるだろうと思って作ったものでした。

私は元々マーケティングの知識もあったので、その方の希望が実現できるようなSEO(※検索エンジン対策)やコンテンツ配置も行いました。

クライアントさんが大きな案件を獲得された、有名ブランドの目に止まったのは、それらが全て実を結んだものだと感じています。

裏も表も、偶然ではなく、目に止まるべくして止まったんですね!
続いて、現在のお仕事のことも教えて頂けますか。

個人の起業家さんから大きな企業まで、集客・マーケティングや、SNSの裏方を色々やっています。その他にもWeb制作も並行してやっていますね。

案件が途切れない理由

しげたさんはフリーランスですよね。どうやってお仕事を獲得されたんですか?

定期的にお仕事をくださる方が何人かいて、継続で仕事を受けています。口コミ、紹介で色んな方に繋がって今がある感じです。

すごい、フリーランスとしては自分の仕事がそのまま営業になる理想的なスタイルですね。

そうですね、ありがたいことにきれずにお仕事をいただいています。
元々は私、2000年に入ったくらいのインターネット草創期から、通信系の会社で仕事をしてまして。
そこの会社の人から「Webサイト作ってみなよ」って軽く言われて独学でサイトを作り始めたのがきっかけです。

ホームページビルダーとか、素材が入ってるソフトを買って作る時代ですね(笑)CSSって概念が出始めたばかりの…

歳がバレちゃう(笑)そこでね、勉強も兼ねて自分のためにとあるバンドのファンサイト、情報を載せるウェブサイトを作ったら、すっごくファンがついたんですよ。
そこで反応があるから楽しい!ってなって、ずっと続けてきて。そこからマーケティングやアフィリエイトの知識を蓄積していきました。

実力派ですね!訪れてくれる人がたくさんいたら、運用にも力が入りますもんね。

SNSの投稿から、案件を貰えるように

Webサイト作りが楽しいと思えたのは大きかったです。その後、家庭ができて子供が幼いときは、家でできる何かをと思って、アフィリエイトを頑張った時期があったんです。
一生懸命やってそこそこ稼げたんですけど、全然面白いと思えなくて「これをずっとやっているのは辛いな」と。
でも、別な仕事にしようと思ったときに、この知識を使って、集客のサポートができるんじゃないか?って考えたんですね。

蓄積された知識や経験が即戦力になりますね。

偶然だったんですけど、私の周りに起業した人やお店を開いた人、教室を主催している人が結構いたんです。
SNS上で定期的に「マーケティングや集客につながる知識があるんだけど、手伝えることないですか」って投稿していたら声がかかり始めました。
最初はWordPressの簡単な運用みたいな軽いお仕事だったんですが、とにかく目の前のことを一生懸命こなしました。

そこからどんどん広がっていったんですね。まじめにこなす方は、口コミで紹介したいですよ!

デザイン学習への投資は、絶対元が取れると確信

小さなお仕事が段々大きくなっていって…いつも「自分はわらしべ長者だ」って言ってます(笑)でもね、そうやってどんどん色んなお仕事を引き受けている中で「デザインができないとだめだな」って思うことが多かったんですよね。

なんでそう思ったかっていうと、SEOやマーケティングって効果が出るのに何ヶ月単位で時間がかかったりして、パッと見て成果がわからないんですよ。お客さまが何をみて評価するかっていうと、デザインなんですね。パッと見の印象で評価されがちなんです。

仕事をするならやっぱりデザインができないとな…って痛感しました。

すごく地に足ついた選択ですよね、色々経験された上で、デザインの勉強に辿りつかれて。

キャリアアップが絶対できるし、変な言い方かもしれませんが、元が取れるじゃないですか(笑)絶対に無駄にならない

元が取れるかどうかって大事ですよね(笑)私も同じような経緯でデザイントーストで勉強したのですっごく共感できます!

デザイントーストがいいなって思ったのは、課題で作ったデザインをプロのデザイナーがきちんと添削をしてくれるところと、デザイン理論やデザインについてきちんと体系的に教えてくれるところです。

数年前にWebデザインスクールで一度勉強したことがありますが、そちらはコーディングがメインで、デザインに関してはAdobeソフトの使い方の初歩を少しやった程度でした。
そういうところで勉強された方は皆さんそうだと思うんですが、いざ自分で何か作ろうと思ったときにデザインができないんです。プロの添削がないと絶対に上手くいかない、指摘してくれる人がいなかったら上達のしようがない

デザイントーストのカリキュラムを見たときに、毎回作ったデザインをチェックしてくれるのがすごくいいなと思いました。他だと1、2回だったり回数制限があるところが多いので。

デザイントースト課題制作・住宅バナー(しげたさん作)

デザインの勉強をし始めたのも、今の仕事を始めたのも40代

少し話がそれますが、デザイントーストで勉強する前って美術系の勉強等されてたんですか?

大学は文学部だったし、全然美大じゃないし、今のお仕事には関係ないです!

子供の時にアニメーターになりたいなって思っていたことがあったんですけど、高校時代に漫画研究部の子ですっごく上手な子がいて、勝手に挫折して美術系の勉強は諦めていました。

今私は40代です。デザインを勉強し始めたのも、今の仕事を始めたのも40代です。よくSNSで「こんな歳になってから始めたって意味ない」みたいなことを言う方もいますが、全然そんなことないですよ!

デザインの勉強はいつからでもできます、やりたいと思ったら絶対にトライした方がいいです。

デザイントースト課題制作・A4版フライヤー(しげたさん作)

リサーチさえできればなんでもできる

デザイントーストで勉強して、一番良かった部分を挙げるなら、何ですか?

リサーチしてからデザインに入るっていう部分を徹底的に仕込んでいただいたことです。
私、すごいデザイナーの人たちってインスピレーションが湧いてきてデザインするんだろうと思ってたんですね。

でも、プロでもリサーチって皆するんだ!っていうのが目から鱗でした。それができれば、技術さえあればなんでもできるんだってすごく意識が変わりました。

それまで自分がやったことないジャンルのお仕事は絶対受けなかったんですけど、リサーチすれば結構どんなお仕事でも受けられる。だから初めて知るようなジャンルのお仕事も、積極的に受けられるようになりました。

体系的に勉強するから、作るものに自信がつくんですよね。

そうです。なんとなくとかテキトーな感じでなく「ちゃんとデザインができる」ってすごく自信につながります。

あとは、卒業後にラボに入っていることも、すごく心の拠り所になっていますね。
制作会社などでデザイナーとして働く場合に職場の先輩からアドバイスをもらったりすると思うんです。でも、フリーランスだとどこにもそういう場所がないので、ラボの存在にすごく助けられています

今も少し困ったことなどはメンターにデザインを見てもらったりして知識と技術のアップデートをしています。

しげたさん、本日はお話聞かせていただきありがとうございました!
積み重ねの大切さを改めて感じるインタビューでした!

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