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仕事をしながら原付バイクで埼玉から九州まで行った話

2023年1月、初めて原付50ccのバイクを手に入れました。そして、2023年の3月に埼玉から九州まで1ヶ月半の長距離ツーリングの旅に出ました。

今まで交通事故が怖くてバイクなんて乗ったことがなかった。そんなビビりな独身のアラサー女が福岡まで長期でツーリングに出た話です。

島根の満開の桜の下で

原付バイクとの出会い

友達に初めてバイクの後ろ側に乗せてもらい、とても楽しい!となりバイクが欲しくなりした。
中古のバイクは安く購入ができる、そして維持費も安い!となりネットで購入しました。

HONDAのリトルカブを中古で15万円で入手する!

バイクセンサーで探し、15万という手の届く価格で買うことができました。
保険はチューリッヒで1年で16,370円でした。(めちゃ安い。)

リトルカブにした理由は、とにかく燃費がいいこと!(リッター50km走る)ギアも調節ができること。そして荷物を後ろに詰めること。

購入したリトルカブ

まずはテスト走行

まずは積荷を積んで付近までテスト走行をしました。

テスト走行

荷物はどうしたの?

荷物はサイドバックとキャリーケースとリュックを、ネットと紐で固定して持っていきました!しっかり固定していたので、旅の途中1回も落ちませんでした!

知っておきたい、原付の積載ルール
積載物の長さは乗車装置または積載装置から30cm以内
・積載物の高さはバイクに積載した時に「地上から」2m以内
・積載物の重量は、30kg以内

https://www.goobike.com/magazine/camp/solo-camp/7/
バイクに固定されている荷物

長距離運転のトレーニング

長距離を走るトレーニングとして、120kmを1日で走行しました!
50ccの原付は右折時、2段階右折が必要で通っては行けない道があったりとするのでしっかり練習をしました!

成田山で交通安全のお守りを購入

原付一種のルール
1.法定速度は時速30km
2.原則的に第一通行帯を通行する
3.二段階右折
4.二人乗り禁止

https://www.zurich.co.jp/motorbike/guide/cc-howto-ride-moped/

バイクの運転の練習をして2ヶ月後ついに出発

宿や移動時間について

今回のワーケーション中は仕事の量を半分にし、移動は基本土日、もしくはミーティングがない時間帯に移動しました。
宿は基本ADDresssというサービスで利用し、細かなスケジュールや道のりなど確認してスタート!

宿でのお仕事場

ADDressの宿やワーケーションの詳細が気になる方は過去に書いたこちらの記事をご覧くだい!

おすすめのナビアプリ

ナビアプリはツーリングサポーターを利用しました!
原付は高速に乗れないので、このアプリは原付で通っても大丈夫な下道をナビをしてくれ、二段階右折時などにお知らせをしてくれて、原付にとても優しいアプリです!その他、雨雲レーダーやスピードが速くなってしまった時に警告してくれたりと、とても心強いアプリでした!このアプリで法定速度や道をしっかり管理できたので警察に捕まるといったことはありませんでした!

まずは埼玉・東京から京都を4日間で目指す!

琵琶湖での一枚

1日目埼玉・東京-神奈川(小田原) 100km

友達にお見送りをしてもらい14時ごろ出発し、なるべく明るいうちに到着したかったのですが、予定より時間がかかってしまい日が暮れ、かつ予想外の雨で前が見えづらくなり、慣れない運転で心が折れそうになりながらなんとか19時半頃に小田原の宿に到着、、100kmくらい走りました。

出発する時の様子

2日目神奈川(小田原)-静岡(島田) 136km

小田原から静岡まで136km!!
箱根の運転が気持ちよかったです!

芦ノ湖で休憩
山越!山道は1ギアでゆっくり進む。

静岡に入ってから怖くてちびりそうになった
旅の中で1番ちびりそうで怖かった経験が、静岡県の1号線です。大きいトラックが横をビュンビュン通り過ぎて行ってその時の風でバイクが横に押されてなんども倒れそうになり、怖くて手がガクガク震えてちびりそうになりました。そして強風により交通安全のお守りが吹き飛ばされて縁起が悪くて絶望していました。。心が折れそうな時には休憩をして、出発前に友達がくれたお菓子を食べて元気をもらっていました。(友よ。ありがとう。)

2時間運転したらしっかりと休憩することが大事
2時間以上運転したら気力も判断力も下がってくる。疲れ切る前にしっかり休むことが大切!

3日目 静岡(島田) - 名古屋 170km

1号線が怖すぎたので、宿のおじさまにルートを相談し、少し遠まわりになるけど沿岸部の方を通った方が楽しいのではないかとのことアドバイスをもらい、ルート変更。ナビよりもやはり現地の詳しい人に聞く方が楽しいツーリングができます。この日以降、人に道を聞いたり、知恵袋などで質問などをして意見を参考にしつつ、ルートを選ぶようになりました。

170kmと長距離だったので、日の出とともに出発!茶畑ロードはお茶のいい香りがして爽快でした。しかし、3月の早朝はとても寒かった。途中コンビニにより全身にホッカイロを貼りました。

静岡の茶畑

170kmのロングラン、早朝6時に出発し、17時ぐらいに名古屋に到着しました。

後ろに見えるのは名古屋城

4日目名古屋-京都 150km

約150kmの道なり、滋賀の山道はまだ雪が残っていて手が凍りそうでした。

滋賀のダム
琵琶湖

琵琶湖につき、湖の側でお昼寝をし休み、滋賀観光もしつつ無事京都に到着!!

京都

京都では交通安全神社に行き、しっかり交通安全のお祈りとお守りを購入しました。

交通安全神社

気になるガソリン代は、、?

走行距離は約533km!
走行時間は約35時間!(※休憩含む)
ガソリン代は1697円

ガゾリン代がすごい安い、そう、リトルカブは燃費がいいのです!!

その後はゆっくり時間をかけて京都から福岡へ移動

京都から福岡までは1ヶ月くらいかけしっかり観光しつつ、働きながら移動をしました。ここからは印象深かった思い出を書きます。この頃になるとバイクでの長距離移動も慣れていきました。

兵庫での一枚、奥が淡路島です

島根の出会い

島根では、オトナリという宿に宿泊しました。オトナリにはワークスペースやオフィスなども併設されているのですが、そこで働いている大学時代のお友達が雲南スペシャルチャレンジという島根雲南の高校生が“まち”の未来をつくろうと、さまざまな課題にチャレンジしている活動のサポートをしており、その発表を見に行かせてもらいました。高校生や地元の方がたくさんのアイディアを出し合って活動しており、私にとって、とても刺激的に感じました。ご縁があって今年からはデザインの方で微力ですが高校生のサポートをさせてもらうことになりました。

宿泊施設オトナリ
日本さくら名所100選に認定。2kmの桜のトンネル斐伊川堤防桜並木

雲南は日本さくら名所100選に認定された2kmの桜のトンネル斐伊川堤防桜並木などもあり桜がとても綺麗でした。

全国から集まった旅人達との出会い

全国から集まった旅人達

旅の途中で大阪に住んでいる友達に会いに行ったのですが、「来週、島根の古民家に行くけど一緒に行く?」とのお誘いがあり、急遽参加させてもらえることに。そこには全国から集まった旅人がいて、皆んなコミュ力が高くて暖かく向かい入れてくれて、賑やかでとても楽しい時間を過ごしました。私は基本ひとり旅なので、旅の中で出会った人との出会いはとても嬉しいものです。みんなアグレッシブに活動しており、日本中や海外を旅をしていて、それぞれの話は面白いものでした。みんなで川の字になって寝たのが新鮮でした。

島根で見た「月のかさ」、幸運が訪れる前兆らしい

九州を目指し全長780メートルの関門トンネルを原付を押して歩く

帰りは福岡の門司港から出発している船に乗るために、福岡までの移動手段を探したのですが、原付は関門橋を走るとこができません、そのため、全長780メートルの関門トンネルを原付を押して歩くことになりました。料金は20円!(安!!)緩やかな坂になっており、汗だくになりながら原付を押して歩きました。途中応援してくれる人などもいて活力になりました。笑

関門トンネル
無事に福岡着

帰りは船で楽々

帰りは門司港-横須賀までの東京九州フェリーで帰りました!丸1日で着きます!船の中にはレストランも銭湯もシアタールームもあって快適に過ごせます!しかし私は船酔いがすごくて、船内には酔い止めが売っていないので買ってこなかったことを後悔しました 涙 (酔い止めの飴は売っていた)
料金はツーリストAの女性専用のドミトリーと、125cc以下の原付料金合わせて18,000円でした。

ツーリストAの女性専用のドミトリー
逗子海岸に到着!

旅の総記録!

走行距離は約1300km!
走行時間は約50時間!
ガソリン代は5645円(安!)

持って行ってよかったもの

・防水のパーカー・パンツ・バック・靴
急に雨が降っても安心小さく折りたためるものがおすすめユニクロのウルトラライトダウンも便利!

・3回フル充電できるモバイルバッテリー
ナビを使うとスマホのバッテリーはすぐなくなる!バイクをスマホに固定し、衝撃完全防止のスマホカバーもあるとさらにGOOD!(2回ぐらい落下しましたが無傷だった)

・ヘルメット用スピーカー
好きな音楽を聴きながらのツーリングは最高!

これを持っていけば尚安心
・ガソリンアルミボトル
・プロテクター(胸・膝)

持って行ってよかったもの

旅の思い出写真集

最後に

桜とリトルカブ

ツーリングはしっかり休憩を取ることと、道を調べることがとても大事です。2時間運転したら15分でも休憩をとりましょう。また、50ccの原付の場合は1日150kmを超えると体がしんどくなるので、100km程度の移動をお勧めします!50ccの原付は30kmしか出せませんが、その分ゆっくり景色がみれますよ!皆様も楽しいツーリングライフをお過ごしください!

津和野の山をバックに自撮り

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