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食べ物の商品写真。うらうらです。

みなさまこんにちは、デザイナーのうらうらです。
今週末はハロウィンですね。

まだ誰もハロウィンの存在すら意識していなかった小学生のころ。ハリーポッターにはまっていた私は大人たちの訝しげな視線にさらされながら、近所の友達を集めてtrick or treatをしたのが、唯一パリピなハロウィンの思い出です。

今回は商品写真のお話です。

ハロウィンといえば、仮装やお菓子の写真を撮る方も多いのではないでしょうか。ということで、今日は食品の商品写真についてお話ししようと思います。…繋げ方が雑ですね。

私はデザイナーとして働いていますが、業務の4割は写真の撮影・合成をしています。ユニではラフデザインを提案する段階で、社内で撮影した画像を使ってデザインしており、商品をよく観察し、ときにはつまみぐい(試食)しながら、商品のベストアングルを追求しクライアントに提案しています。
出稿(※)用の本番撮影の際は、ラフデザインを元にしながら「こんな写真が撮りたい」「この商品はこんな舌触りで、味で…」と外部のカメラマンさんと共有しながら、丁寧に撮影していきます。
パッケージに使用される商品写真は独特で、例えばお皿に盛られた料理の写真なら、入っている具材の1つ1つの位置のベストポジションを探りながらの作業になります。

(※)出稿とは、印刷会社さんに印刷可能なデザインデータをお渡しすることをいいます。

食べ物の商品写真で大切なこと

①食べた時の食感や味が想像できるような見せ方になっている

被写体がからあげなら、衣のカリッと感、中身のジューシーさがわかるようにかじったところの断面が見えている・お箸でつかんで肉汁がしたたっている、など

②商品が外から見えない分、商品の大きさや形状、構造がわかりやすくなっている

被写体が冷凍からあげなら、揚げた時の形・大きさ・竜田揚げぎみなのかふんわり衣系なのか・骨つきなのか、など

③デザインと一体となって商品コンセプト・魅力を表現している

被写体がからあげ粉なら、美味しそうなからあげの写真の近くに「もみこむだけでやわらかジューシー!」「ガツンとスパイス衣!」とキャッチコピーが添えられて利便性を伝えたり仕上がりがイメージしやすくなっている、など

の主に3つを大事にしています。嗚呼、からあげが食べたい!

店頭での一瞬で、文字よりも早く認識してもらえる要素として、そのパッケージの形(シルエット)・色ともに写真やイラストが挙げられると思います。故に商品写真はデザインと同じくらい大切な要素なのです。また、いくらPhotoshopやデザイナーの合成技術が高くても、カメラマンさんと撮影した元のデータの時点で、出来上がりの写真の良し悪しが決まるような気がします。だからこそ、構図やアングルを練り上げた上で、カメラマンさんと一緒にシャッターを切る気持ちで撮影に臨んでいます。

よくあるあれは?

撮影に使用した食べ物はスタッフが美味しくいただきます。最近では撮影に使われたさつまいもが第二、第三の人生を歩んでいます。

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おわりに

さつまいも君がどんな商品のデザインに登場するのかはトップシークレットですので、商品が発売されてからのお楽しみ!です。

デザインに関係するお仕事をされている方もそうでない方も、お買い物に行った際には棚に並んでいる商品の写真に少し注目してみてください。魅力を伝えるべくいろんな工夫がされていることが分かります。そして新しくリニューアルしたユニのホームページにも、こだわりの写真が使用されたデザインの作例がたくさん掲載されていますので、ぜひ一度ご覧くださいね。

ではまた!