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展示会「FIT2023」に出展!来場者を集客するブースのパネルデザインをしました

本日10月26日から明日の2日間、東京国際フォーラムで開催される金融国際情報技術展「FIT2023(Financial Information Technology 2023)」をご存知でしょうか。
当社の金融事業部が中心となり、過去にご支援した地方銀行・信用金庫様でのマーケティング事例のご紹介やセミナーを中心にブース出展をしています。
(先月9月は、グランフロント大阪で「FIT大阪2023」が開催されました。)

金融事業部にとってFIT展は、毎年恒例の一大イベントとなります。
※追記:本展示会は終了しています。

さて今回は、その出展にあたりコーポレートクリエイティブチームでは、ブースパネルデザインを行いましたので、ご紹介いたします。


はじまりは、5月頃

今回の展示会の担当者より相談がありました。

「10月にFIT展に出展するんですが、ブースに飾るパネルのデザインってお願いできるんですかね?」

(今年1月に組成されたばかりのチームでは、作ったことないけど…)

「はい!やります!」

と、早速ミーティングにて概要を伺いました。

過去のFIT展ですでに使用していたパネルは、サイズはA1ほどのスチレンボードが4枚でした。前回までの数年にわたり同じものを使用していたようで、今回新たにそのパネルの内容をアップデートして作りたいとの依頼でした。

さらにヒアリングしていくと…

まずは、出展ブースにどんなふうにパネルを設置する予定なのか?を確認。

出展ブースの小間は、8㎡の小さなブースで、L字(2面)が壁面で仕切られており、下部半分はノートPCやチラシの設置台になっています。今まではそこにパネル4枚を、壁掛けしたり、立てかけたりしていたようでした。

展示会となると、様々な競合ひしめく空間で、来場者にブース前で立ち止まってもらい少しでもセールスのきっかけを増やしたい。歩きながら立ち止まってもらうには、パッと目に入るように当社の強みを伝えていきたいと思いました。
そう考えたときに、A1ほどのパネルを並べて細かい概要を見せて伝える方法では、インパクトに欠けるのではないかと。

(どうせやるなら、L字壁面の全体にグラフィックパネルで飾りたい…!)

「壁面全体にデザインすることはできないですかね?そのほうが絶対にいいと思います!」

と伝えました。

壁面グラフィックの仕様を確認&予算的にOKか、すぐに上長と交渉してもらい、壁面全体のパネルをデザインをすることに決定!大きいクリエイティブを作る機会も、そう多くはないため、チャレンジさせていただく良い機会となりました。

デザイン案づくり

パネルデザインの前に、訴求したい要件を確認しました。
金融事業をスタートした当初から営業として活躍し、過去のFIT展を経験してきた営業さんにも加わってもらいディスカッションしながら、来場者がブースに立ち寄るために何を訴求するべきか。

  • 金融機関へのこれまで支援してきた社数や件数

  • 大手金融機関との実績があること(中小は特に興味を持ってくれる)

  • 課題を解決するパートナーであること(システム提供だけではなく、人的支援が特長)

など、強みをダイレクトに、そしてシンプルに伝えることを目指します。

実際のところ、来場者がブースの前を通るのは、ほんの一瞬でひとつひとつはじっくり見ないでしょう。
しかも目線を動かしながら歩くというのがおそらく普通ですよね。ブースに立ち寄ってもらうには、その瞬間にパッと認識できるように、何を出展している会社なのか?何を扱っているのか?がすることが重要です。

パネルだけで集客するのではなく、通路側に展示台をおいて商品を見やすくすること、そしてスタッフの配置は近寄りやすい空間にすること。
このあたりが、ブース集客を設計する際に押さえておくべきことではないかと考えています。

そういった優先順位を定め、訴求内容を絞り込みました。

制作時のポイント

ひとつめは、実寸サイズでデザインデータを作ると、きっとイラレはメモリ不足でクラッシュしそう…。データ読み込むのも、確認用に書き出すのも時間がかかりそう…。ということで、一旦「1/10スケール」でデザイン案は作成しました。(もちろん入稿時は本サイズで用意)

もうひとつは、実寸で印刷されたときのサイズ感を確認しながら作ること。モニターを前にしてデザインを作っていても、例えば、この文字って「印刷されるとどのくらいの大きさになるのか?大きすぎる?小さすぎる?」またそれは「歩きながら目に留まるサイズなのか?」というイメージがズレないようにすることです。

データ上で数値は確認してはいるものの、ロゴなども幅20cm?30cm?ってイメージがピンとこないのが正直なところ。数値的に大きい小さいではなく、印象的にどうなのか?というところに意識を注ぐことに注力しました。
モニター上で見ているだけでは「思ってたんと違う…」ってことになりかねない。大きな展示会会場で見たときをシミュレーションしてサイズ感を具体的にしていく作業をしました。

※あるあるですが「家具は、お店で見ると小さく見えたのに、家に置いたら大きすぎた!」みたいなことを避けたい気持ちです。

在宅ワークの中、家中の壁に紙に文字書いて、高さを測って貼って、遠く離れて見て…なんてことを地味に繰り返しました。

(もちろん「え?何してんの?」という家族からのツッコミがありました。)

デザインは2案を作成&レビュー/B案に決定

空間デザインの難しさ

今回は、壁面だけのクリエイティブだったのですが、空間全体をデザインするとなると、まだまだ考えるべき視点が増えて一気に難しくなる気がします。

  • 人の流れに合わせて、どういう導線設計をするべきなのか?

  • 会場のライティングなど明るさに合わせて考えるべきことは?

  • どこに資料を置いて、どこにスタッフを立たせるべきか?

などなど…

実際にブースとなって反映されたものを見て、競合他社と比較し、リアルな現地から学びを得て、吸収したいと思います。
それでは、展示会に行ってきます~!!!!

当社は「FIT2023」の展示会以外にも、10/25~の3日間で「Japan IT Week」「デジタル人材育成支援 EXPO」へ出展しています。スタッフ一同は、高いモチベーションで来場者をお迎えし、よりよいマーケティング活動を支援していける出会いを望んでいます。
ぜひ、各展示会に来場の際は当社のブースにお立ち寄りくださいませ。お待ちしております!

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