教会というコミュニティの中で学べるスキル
すべての世代に聖書をわかりやすくつたえる。クリスチャンとして生活しながら思うことをブログに書き綴っています。
今日は教会にいながら、学ぶことのできるスキルについてお話してみたいと思います。
聖書で神様がもっとも大事だと言っている教えがあります。
マタイの福音書 22章 37, 39節
そこで、イエスは彼に言われた「『あなたは心を尽くし、いのちを尽くし、知性を尽くして、あなたの神、主を愛しなさい。』
『あなたの隣人を自分自身のように愛しなさい』
神様を愛するのにつながること、隣人(となりびと)を愛する、つまり隣人の益となるための働きのことを奉仕と呼んでいます。
教会にいると奉仕を通して学べる分野がいくつかあります。
楽器の演奏
これが一番代表的ではないかなと思います。人がそれぞれ色があり、違うように教会もそれぞれ特色があります。宗派だったり、教団だったり、各教会がもつ雰囲気があると思います。
それが楽器にあらわれているところがあります。オルガンを使う、ピアノを使う。またはギター一本で神様のことを歌で賛美するというところもあります。
逆を言えば、フルバンドの教会もあるでしょう。ドラム、エレキギター、ベース、ピアノ、それぞれの楽器で賛美をささげたい人がともに演奏することもあるでしょう。
小さいころから教会に通っている方の中には、何か一つ楽器ができる人が多くいます。それはずっと教会で誰かが演奏しているのを見て、自然と興味がわいたからだと思います。
私も小さい頃は楽器はひとつも習ったことはありませんが、教会にギターを弾ける人がいたので、大学時代に趣味ではじめ、コードくらいなら弾けるようになりました。
音響
日本には20-30人ほどの規模の教会がたくさんあります。100人通っていると聞くとたくさんいらっしゃるなあと感じます。
その場の状況や聴衆の人数にもよりますが、牧師先生が礼拝の中で聖書のメッセージを語るとき、みんなにちゃんと聞こえるようにマイクを使います。
スピーカーを両端に設置したり、プロジェクターで賛美(歌)の歌詞を見せたり、音響の知識が必要な時があります。配線はどうしたらいいか、ミキサーってどうやって使うのか。
毎週の礼拝では使わなくても、音響の仕組みを知っておくといざという時に役立ちます。
企画力
教会には年間でいろんなイベントがあります。春の復活節、イエス様の誕生を祝うクリスマスはみなさんご存知だと思います。
それぞれの教会で地域のみなさんのためにできることを企画しています。外国の料理教室や英会話教室、出演者をお招きして音楽会をやっている教会も見かけます。
教会が地域のみなさんと一緒に何ができるか考えているうちに、クリエイティブなアイデアが思い浮かんだり、新しいことに挑戦したりします。そんなことを通して、教会がどんなところで、クリスチャンがどんな人たちか少しずつ知ってもらえるんですね。
誰かの助けになる姿勢
教会はいろんな年代の方々が来るところです。自分と違う人々と一緒にいることがとても勉強になります。
若い人ばかりであれば必要がないことも、おじいちゃんおばあちゃんがひとりでもいると必要になってきます。
それぞれの教会で年代の比率は違いますが、教会というコミュニティにいることでお互いを気遣うことを学べます。
私も海外で教会に通うとき、その国の言語を私のお父さんくらいの年代の方から学び、そして私はその方に日本語を教えていました。お互いに先生が必要だったのです。笑
その方には今でも本当に感謝していて、礼拝の前に時間をだしてもらって、毎週お茶しながらおしゃべりして楽しかったです。
言語以外でも人生の先輩として、人として、クリスチャンとしてどうあるべきか、ということも教えていただきました。
仲間をまとめ、ひっぱるリーダーシップ
礼拝の準備、イベントの準備、だれか助けが必要な人のもとに行くことなど、みんなで一緒に考えたり、実践していく中でリーダーなる存在が求められます。
教会にはいろんな人がいるので、その関係性と状況の中で、場をまとめたり、時には先立ってリードしたりすることでリーダーシップというものを学びます。
もちろん、ひっぱるだけがリーダーシップではありません。それぞれの持ち合わせた性格やギフト(賜物)によって、いろんなリーダーシップがあるでしょう。
教会の頭はイエス様です、というみことばがあります。その教会に牧師先生をそれぞれ送ってくださいました。先生たちも私たちと同じ人間で、スーパーマンではありません。
担当をわけたり、助け合う中で誰かがリーダーシップを発揮してくれるとスムーズにいくこともあると思います。先生や周りの人たちと相談しながら、一緒に仕えることの喜びを知ってもらえたらなと思います。
今日の一言
自分が得意なことをひとつ見つけてみよう。思わぬところでそれが誰かの助けになるかも!
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