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DERTA JAM with BEECL vol.14 イベントレポート

「広義のデザイン」をテーマにした勉強会&交流会イベント「DERTA JAM with BEECL」。2023年8月19日の開催で第14回をむかえました。その当日の様子を皆さんにお伝えします!

イベント概要・スケジュールは下記を参照ください。


当日の様子

今回の参加者は25名。そのうち社会人19名、学生5名、そしてスポンサー枠で1名。デザイナー、エンジニア、PM・ディレクター、広報、ライター・編集者など、幅広い職種の方々が参加してくださいました。また、今回初めて参加する方がとても多く、会場も新鮮な雰囲気に包まれているように感じました。

場所はMOYORe:ホール。SeaPoint YORIMICHIさんにご用意いただいた素敵なお食事とアルコールドリンクにより、参加者の皆さんも打ち解けた様子でイベントがスタート。

今回のファシリテーターはあやさんとオハナさん。この2人より、イベントの概要やルール説明が行われます。あやさんの柔らかい雰囲気がファシリテーションにも活かされ、会場のみなさんも話しやすい空気が作られています🎤

イベント説明のあとは、恒例のアイスブレイクタイム。アイスブレイクの担当はかけるさんです!今回は「積み木式自己紹介」を行いました。

過去にも行っているこの積み木式自己紹介。
順番に自己紹介していき、2番目の人は1番目の人の自己紹介を復唱して、次に続くのですが、何度やっても難しい!😂

初めて参加する方も、リピーターの方も、名前を覚えるのにとてもいいゲームだと好評です。人数の多いグループは記憶力が試されますね🔥

LTスピーカー、LT内容紹介

アイスブレイクが終わったら、イベントの1番のお楽しみ、LTの時間です!
※LT:ライトニングトークの略。短いプレゼンのこと。

運営メンバーのなかはなちゃんが書いてくれたグラレコとともに、当日のLTについて紹介していきます。

今回は、大学でデザインを教える先生や、インハウスのデザイナーさんなど、新潟の現場でデザインを実践されている下記3名の方々をお招きしました。

DERTA JAMは、「スピーカーによるLT(10分)→参加者同士でLTについての意見交換・スピーカーへのQ&A(10分)→交流会(20分)」を3セット繰り返します。
なぜこのようなイベント設計にしているかというと、DERTA JAMの主役は参加者だから。「参加者同士が主体的にデザインについて語れる場」にしたいと思っているので、スピーカーの話は10分と短めに設定し、交流会の時間を大切にしています。
「スピーカーの方の話をもっと話を聞きたい!」という方、ご安心を!交流会にて、スピーカーの方と直接お話をすることもできますよ◎

LT①:(有)ルーフスープ代表/長岡造形大学デザイン学科准教授 徳久達彦さん

今回のLTテーマは、【飲みに行こうぜの話】🤔🍺

LTは乾杯からスタート!🍻なんとスライドを84ページも作ってしまった先生😂

まずは、インプットとアウトプットについて。基本的にインプットしている時間は楽しいものですが、知識が増えすぎたために、考え方が狭まってしまうことも。そうならないために、とりあえず小さいアウトプットを出してみる。何かを始めてみる大切さを教えていただきました💪

飲み会も、紐解いてみると「人の話を聞く」(インプット)→「それに対して答える」(アウトプット)、実は難しいことをしている?!😲
タイトルからは想像できない、とても学びの深いLTをしていただきました。


LT②:(株)リプロネクスト デザイナー 石月奈央さん

LTテーマは【小さなデザインを続けるデザイナーの話】✍

インハウスのデザイナーとしてお仕事をされている石月さんが、社内でデザイナー以外の人へ「デザイン」の理解を深めるために行っていることについてご紹介いただきました。

石月さんが社内で行っている取り組みは主に2つ。
ひとつは、デザイン版Wikipediaの作成、もうひとつが社内勉強会です📒✍

これらの取り組みを行う理由として、①クライアントにとってより良いものをお届けするため、②デザインの理想と現実のギャップを埋めるため、の2つを挙げてくださいました。

また、その広め方としては、まず現場から、次に仲のいいディレクターの打ち合わせに参加させてもらう、そして経営者などの、上層部に浸透させていく。ガチガチの勉強会にしない、たまにワークショップで意見を出し合えるようにするなどの工夫もしているそう。

「共有した内容は忘れている前提で再度共有する」ことで丁寧に伝えていくのがとても大切だとお話ししてくださいました😌


LT③:(株)MGNET/BEECL所長 武田修美さん

武田さんのLTテーマは【「楽(たの)しい」と「楽(らく)」】🌟

「楽しい」と「楽(らく)」。漢字は同じですが、その意味はかなり異なるようです。
武田さん曰く、「やっぱり楽しい方がいいよね」というお話から、先のお二人のLTに関連して、UXのお話に繋げていただきました。

たのしい(動詞):自ら率先して行動する状態
→背景には主体的意識があり、それが能動的行動につながります。
らく(形容動詞):何かを願い、求め待つ状況
→背景には反応的意識があり、それが受動的行動につながります。

UXの概念は人間が中心で考えられるもの。よって、そのためには DO=主体的行動 が必要。したがって、「らく」ではなく「たのしい」を追求しようというお話でした。

つまり、「楽しいは最強」だということ!🤩
まずは自分が楽しいと思えることに集中すれば、やがて周りをも巻き込むことができる。
日本語のおもしろさまで堪能できました📖


当日の写真コーナー

参加者は、登壇者のLTを聞いた後、意見交換タイムでLT内容についてさらに掘り下げるような会話をしている様子が見受けられました。中には、LT内容のグラレコを書いて共有している参加者の皆さんも📝


参加者の声

ここからは、イベント後に行ったアンケートに寄せられたご感想等をご紹介します!

  • 参加理由

    • 色々な方のお話や価値観から自分の視野を広げる為。

    • 新潟に自分が何ができるか考えたい。

    • 「対話」のなかから学びを得られるようという説明があり、そこが魅了的に感じられました。

  • 感想

    • スピーカーの方のお話が面白くてわかりやすく、それぞれの視点からの講義だったので楽しく学ぶ事が出来ました。

    • 初参加でしたがとても楽しく学ぶことができた!

    • 他人の意見を受け入れる文化があり、自由に発言できる雰囲気が最高でした!

イベント後もおしゃべりが止まらない様子の参加者の皆さん。どの方も笑顔で帰ってくださることが嬉しかったです😊

次回イベント開催予定

次回イベントは9/9(土)15:00-18:00(受付開始14:30)。場所はMOYORe:ホールです。
ご興味をお持ちの方は下記フォームからお申し込みください。

運営メンバー一同お待ちしております🌟

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DERTA JAM with BEECLとは?
👉DERTA JAMの概要や開催目的、今後の展望などについて書いています。

DERTA JAM with BEECL運営チームメンバー紹介
👉DERTA JAMは現在、もともと参加者だったメンバーとともにイベントの運営を行っています。メンバーたちは普段は違う会社や学校に所属していますが、それぞれの専門性を生かし、運営チームとしての活動を楽しんでいます。そんなみんなをご紹介します!


スポンサー募集

DERTA JAM with BEECLでは、「新潟に広義のデザインの考え方を浸透させ、デザイン人口の増加、より優秀なデザイン人材の育成、新規ビジネスを生み出すための新たな環境創出を目指す」という目的にご賛同いただける法人・個人スポンサーを募集いたします。

スポンサー枠としてご参加いただければ、最後の告知コーナーにて営利目的や求人目的の内容をお話しいただくことが可能です。(ただし、スポンサー枠でご参加いただいた方でも、告知コーナー外でのリクルート活動はお控えください。)
詳細はスポンサー募集要項をご参照ください。

レポート執筆担当:

うらら / @kuarrri
福島県喜多方市出身。新潟大学法学部法学科4年生。2023年3月、株式会社DERTAにインターン生としてジョイン。DERTA JAMではイベント運営メンバーとして、プログラム改良や当日のファシリテーションなどを担当。地元喜多方市でも、地域イベントの企画や運営を行っている。

グラレコ担当:

なかはな
DERTA JAM運営チームグラレコ担当。NPO法人みらいずworks所属。大学3年時よりみらいずworksインターンとして従事し、2023年4月より新卒で入社。「総合的な学習の時間」授業運営や対話をベースとしたワークショップ・オンラインイベント運営に携わる。
また、講演や会議を文字とイラストを用いて記録する「グラレコ(グラフィック・レコーディング)」を行う。