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「金持ち父さん貧乏父さん」を読んで。Vol.3

ども。超ひよっこブロガーのでぽろんです('ω')ノ
みなみなさまの手で立派な鶏に育て上げてください。

さて、今日は前回の「金持ち父さん貧乏父さん」を読んで。Vol.2の続きになります。実践編の続きとして「スタートを切るための10のステップ」をお送りいたします。



スタートを切るための10のステップ

1.強い目的意識を持つ

何かをやる理由は「やりたい」と「やりたくない」が組み合わさったものだ。例えば金持ちになりたい理由は、私の心の奥にある「やりたくない」ことから生まれている。
私は一生仕事を続けるのがいやだ。安定した職につき一戸建てを持つなどという、両親と同じ夢をもつのもいやだ。雇われるのはいやだ。

あなたにとっての理由はなんだろう? それがしっかりしたものでなければ、現実に横たわる障害のほうが勝つ。


2.毎日自分で道を選ぶ

私たちが将来金持ちになるか貧乏になるか、あるいは中流のままで終わるか、その道を選択する力は私たちの手の中にある。金持ちになれるかどうかは、お金をどう使うかにかかっている。

大抵の人は金持ちにならない道を選ぶ。なぜなら、10人のうち9人は「金持ちになるのは大変だ」と思っているからだ。そういう人は「お金には興味ない」とか「いくらか貯まってから、将来のことを考える」などと言う。

このような言葉は人間から2つのものを奪う。
最も貴重な資産である「時間」と「学習意欲」だ。
自分の時間やお金をどう使うか、何を学ぶかは毎日選択すべきことなのだ。これこそが選択する力で、私は金持ちになる道を選び、その選択を毎日行っている。私と残りの9人の違いはただそれだけだ。


3.友人を慎重に選ぶ

私は友人を選ぶ時、その人の財力で決めているわけではない。毎年何100万ドル稼ぐ友人もいれば、とても貧しい友人もいる。大事なのは私がその両方から多くを学んでいるということだ。

中には金持ちだからと言う理由で親しくなった人もいるが、彼らのお金をあてにしていたわけではない。私が欲しかったのはその知識だ。

逆にまったくお金に縁がなくいつもヒイヒイ言っている人たちは、お金やビジネスや投資といったことについて話すのが嫌いだ。そういう話を「浅ましい」とか「知的でない」と思っているのだ。私はこのような友人からも何かを学ぶ。つまり「どうしたらいけないのか」をだ。


4.新しいやり方を仕入れる

パン屋はみな「パンの作り方」に従ってパンを作る。たとえその作り方がもう頭の中にすっかり入っていたとしても、一定のプロセスを踏まない限りパンは焼けない。

金儲けも同じである。英語のスラングでお金のことをパン生地と同じdough(ドウ)という言葉で呼ぶことがあるのは、このせいかもしれない。

私は「人は何を学んだかによって人生が決まる」と思っている。何を学ぶのかを慎重に決める。頭脳はとても大きな力を持っていて、そこに詰め込んだものによって、あなたがどうなるかが決まる

もう1つ大切なことを教えよう。すべてがどんどん変わっていく時代においては、あなたが何を知っているかはあまり意味をなさなくなっている。大切なのは「いかに早く学ぶことができるか」だ。


5.自分に対する支払いを済ませる

自分をしっかり制御できない人は金持ちになるのは諦めたほうがいい。軍隊に入るなりして自己抑制能力を身につけるのが先決だ。
投資に勝ってお金を手に入れても自制が効かなければ元も子もない。給料が上がるとすぐ新車を買ったり旅行に出かけたりする人も、自制心がない。

この章で紹介する10のステップで、どれが一番重要かを決めるのは難しい。だが、習得が一番難しいものとなると、なんといってもこの自己抑制能力だろう。


6.ブローカーにたっぷり払う

家の前に「売り家—―売主直売」という看板が出ているのはよく見かける光景だ。また、手数料の割引を広告するブローカーたちもよく見かける。
金持ち父さんが私に教えてくれたやり方は正反対で、「その道の専門家」に充分な報酬を支払うべきだと信じていた。

情報には値段がつけられないほどの価値がある。いい不動産ブローカー、いい株式ブローカーならば、いい情報をくれるばかりか時間をとって色々教えてくれる。

彼らはあなたの代わりに市場にアンテナを張ってくれるただし、残念ながらブローカーのほとんどは、単なるセールスマンだ。

昔からよく言われているこの言葉は胸に叩き込んでおくべきだろう。
「百科事典が自分に必要かどうか、百科事典のセールスマンに聞くな」


7.元は必ず取り戻す

ある時私は自宅近くに小さな分譲マンションを見つけた。それは抵当流れの物件で、債権者の銀行は6万ドルを要求していたが、私は5万ドルを提示した。銀行はすぐに条件をのんだ。金額の提示と共に、5万ドル分の小切手を添えたのが効いたのだ。

小切手を見た銀行には、私が本気で購入を考えていることが伝わった。この話を聞いて、「多額の金を使いすぎるのでは?」「こんな時はローンを組んだほうがいいのでは?」と疑問を持つ投資家もいるだろう。この場合の答えは「ノー」だ。

私は自分が所有する投資会社を通じて、このマンションを冬季リゾート用に貸し出している。1年のうち4ヶ月、避寒地を求めて人々がアリゾナにやってくる時期には月2500ドル、シーズンオフにはわずか1000ドルで貸しているが、3年でほぼ元を取った。今もこの資産は金を生んでいる。

株に関しても同じことが言える。
ある株に投資する。値上がりするまで1週間から1ヶ月のあいだ待つ。そして最初に購入した金額分の株を売り、株価の上下について心配するのはやめる。もう元本は戻っているわけだし、それをまた別の投資に利用することもできるわけだから、残った株の値段が下がってもふところは痛まない。

こんなふうにして、お金がいったん手を離れても、じきに戻ってきて、その後も私は実質的には「タダで」手に入れた資産、この場合なら残った株を持ち続ける。


8.贅沢品は資産に買わせる

私たちは職業を身につけ、お金のために働くことができるようにと学校へ通う。しかし私の考えでは、お金を自分のために働かせる方法を学ぶことのほうがそれ以上に大切だ。

私も人並みに贅沢は好きだ。しかし普通の人は贅沢品を借金で買おうとするが、わたしはそうはしない。借金で贅沢品を買うことを覚えた人は、隣の人が持っているものはなんでも欲しがるという罠にはまっていく。

現代社会では、何か欲しいものがあると人はお金を作りだすことではなく、借りることばかり考える。すぐに借金に走るのは現代アメリカが陥っている深刻な悪癖であろう。

お金の奴隷ではなく主人となるための訓練は、早い時期にやるに越したことはない。お金は大きな力を持っている。ファイナンシャル・インテリジェンスのない人はお金に振り回される。そしてお金のほうが賢くなってしまう。そうなったら一生、お金のために働くことになる。

お金の主人になるにはお金より賢くなる必要がある。そうすればお金はあなたが言う通りのことをするようになる。


9.ヒーローを持つ

子供の頃、私はメジャーリーグのスターたちを敬愛していた。彼らはヒーローだった。リトルリーグで野球をしていた私は、将来彼らのようになりたいと心から思っていた。彼らのベースボールカードは宝物だったし、彼らについてなんでも知りたがった。どんな情報も見逃さなかった。

リトルリーグで打席に立つ私は、私であって私ではなかった。つまり、野球をする私は彼らヒーローになりきっていたのだ。このことは何かを学ぶ上で非常に役に立つが、大人になるにつれて私たちはこの方法を忘れてしまう。

成長するにつれ、私のヒーローは姿を変えていった。ドナルド・トランプ、ウォーレン・バフェット、ジム・ロジャーズといった財界のヒーローたちだ。子供の頃と同じように、今の私はこういった人物に関する情報をたくさん持っている。
バフェットがどんなものに投資をしているか常にフォローしているし、トランプについて調べる時は、彼がどんなふうにして交渉し取引をまとめるかを学ぶ。

ヒーローは私たちに刺激を与えてくれるばかりではない。彼らを見ていると、物事が簡単に思えてくる。簡単そうに見えるからこそ、彼らと同じようになりたいという望みを持つのだ。

投資をひどく難しいことのように考え、人にもそんなふうに言う人があまりに多すぎる。そういう人には近づかずに、投資が優しく見えるようにしてくれるヒーローを探すことが大切だ。


10.教えることで得る

金持ち父さんは「十分の一税」という考え方を固く信じていた。これは「何かほしいものがあったら、まず与えなければだめだ」という考え方だ。お金が足りなくなると教会や慈善事業に寄付をしていた。

この本で読んだ他のことはみんな忘れたとしても、絶対に忘れないでいてほしいことがひとつだけある。それは、何かが足りない、何かが必要だと感じた時には、まず、それを人に与えることだ。そうすれば、あとになって2倍にも3倍にもなって返ってくる。これは、お金、ほほ笑み、愛など、いろんなことに当てはまる。

「足りないものを与える」というのは、大抵の人は一番やりたがらない。だが、私の経験から言わせてもらうと、このやり方はいつも効果がある。
お金が欲しいからお金をあげる。するとそれが何倍にもなって戻ってくる。何かを売りたいと思ったら、誰かの商売を手伝う。すると私の物も売れる。契約を取りたいと思ったら、誰かの契約成立を手伝う。するとまるで魔法のように、私のところにも契約が舞い込んでくる。

多くの場合、自分が何をほしいのか考え、それを他人にあげるにはどうしたらいいかと考えるだけでも、見返りがもたらされた世界はあなたを映す鏡に過ぎないというのは本当だ。

「教えれば見返りがある」というのは、こういうわけなのだ。何かを学びたいという人に誠意を持って教えれば教えるほど、あなたは多くを学ぶことができる。お金について学びたければ、誰かにそれを教えてあげることだ。

この世の中には私たちよりずっと賢い「知力」が存在するものだ。自分だけの力でそこに到達することもできるが、将来その力へと成長する「芽」の助けを借りたほうが楽に到達できる。

そのためには、自分が今持っているものを出し惜しみせず、人に与えること。そうすれば、知力のほうもあなたに力を貸してくれるだろう。


さて、またまた引用だらけですみません。
最後のほうは割と不思議な法則に触れているような気がしますね。ビジネス書の中で、この本が一番ワクワクして読み進められたのはこういった部分にあるんだと思います。それでいて正統派のビジネス論、経済論を語っているように思えました。

20年以上も前の本なんですが、古臭くて使えないという箇所がないばかりか、最近になってよく聞くような発想が随所に散りばめられています。
そう言えば、かのドナルド・トランプももうこの頃から財界人として名を馳せているんですね。

僕にとってはこの本自体が、お金の勉強の目次のような役割を担うことになりそうだと感じました。これを読んで一朝一夕には成長できないけれど、色んなことを学んでまたこの本に戻ってくる、そんな気がします。

ではまた('ω')ノ




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