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なぜブランディングは採用から始めると良いのか

 これからブランディングを取り入れていきたいとき、どこから始めればよいのか迷うかもしれません。医療機関の中で早急に解決したい課題が明確に決まっている場合は、その課題に対してブランディングを活用するのが定石ですが、課題が複数ある場合には、まずは採用を目標にブランディングを始めることを推奨しています。

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 では、なぜ採用から始めると良いのでしょうか?
 1つ目は、現在採用にかかっているコストを充てられ、ブランディングする事で今まで無駄にかかっていたコストが削減できたのか、効率よく採用ができる様になったのか結果が見えやすい為、経営陣にも理解を得られやすいからです。
 2つ目に、制作する側(Webサイト制作会社等)がその医療機関の全体像をつかみやすいからです。採用のブランディングを行うには、取材をするのが最も良いと考えておりますが、様々な人に取材することで、今まで見えてこなかった医療機関の像が浮かび上がってきます。
 多様な立場の人からヒアリングをして情報を収集することで、ブランディングは多層化して深みを増します。例えば医師の採用を行う場合、弊社では入職1年目などの新人医師、入職後数年の中堅医師、部長などの管理職と院長や教授というさまざまな立場の方にヒアリングを行うことにしています。

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 こうしてさまざまな立場の人から話を聞くことで、他の病院との違いを浮き彫りにしやすくなるからです。さらに採用の場合は決裁が看護師長や医事課長、人事課長などになることが一般的です。多くの決裁を必要としない為スピードが速く、また意思決定者が少なくて済むため、作業を進めやすく、最初のアプローチとしては最も効率的だと考えています。
 さらにお伝えすると、看護師の求人サイトからスタートすると最も効率良く進められます。

「医療機関のブランディング~求人・集患の秘訣~」著者:安岡俊雅(株式会社DEPOC代表取締役)

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