デピクターP(仮)

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「プロデューサーさん、そしてファンの皆さん」を最初に言ったのは誰か

この文章で私に金が入ることは一切ありません。 10周年千葉公演が終了し、これから11年目として新たなスタートを切らんとする、『アイドルマスター シンデレラガールズ』。 公演中には、これまでの10周年を振り返った映像が流れたり、(私は現地でレッドバラードを見て泣いた、Tシャツももう発注した)10周年記念のアニメPVが公開されるなど、これまでの10年を振り返るような構成が目立った。 公演後、とあるツイートが界隈にて話題を呼んだ。 アイドルマスターは、アイドル育成ゲームとい

    • りあむには絶望もないが希望もない

      ストーリーコミュ60話「Enjoy my life !!」と「OTAHENアンセム」を受けて考察する夢見りあむにこれから必要なこと恥ずかしながら帰って参りました。 ◆コミュニケーションから抜け出せない 「現代は皆孤独だ」と標榜する夢見りあむにとって、コミュニケーション、りあむでいうところの「誰かにわかってもらいたい」思いとは、全ての人間に宿る感情であるという大前提が彼女の中にあることが、今回のコミュと曲から得られる最高の収穫と言えるだろう。 私のりあむに対するかねてから

      • 夢見りあむは「総選挙」のいらないアイドルになった

        りあむについていくつかのNoteと一つの小説を書いた 新人りあむPが 大阪公演の夢見りあむを見て プロデュースの意味を問う文章■夢見りあむについて、私の従来の解釈そもそも、私が夢見りあむに「関わるしかない」と決心した理由を知らないとこの話を読んでも理解できないと思う。 読むのがめんどくさい人の為に三行にまとめた。 オタクの「炎上に対する責任感の無さ」に怒った デレマスの「物語」を知らなくても、りあむの物語に感動した りあむの物語を世間へ届けなければならない というのが私

        • 「りあむ」はまだまだチャチャチャを踊る

          新人りあむPが 新人ならではの遠い視点で りあむの持続性について語る文章 LIVEParadeに夢見りあむが出演した。相も変わらず夢見りあむは自己肯定感が低く、それでいて自己承認欲求が高かった。そんな自らの属性をいかんなく発揮してストーリーの中心に居座り、見事にあらゆるPに対して「夢見りあむ取扱説明書」を手渡すことに成功した。  りあむとは我々Pに非常に近しい属性を持ったキャラクターだ。ドルオタであり、自分に自信がない。自分を自分で下げることで自分を守ろうとする。つまり運営

        「プロデューサーさん、そしてファンの皆さん」を最初に言ったのは誰か

          空っぽの人生に初めて意味を与えてくれた物は神聖視したくなるという話

           この時間にNoteを書き始めようと思ったら「こんばんは。お体に気を付けてくださいね」と出てきて心底苛ついている。ちょっと煙草を一本吸わせてください。  よし、始めます。  りあむちゃんみたいに何かに固執している人間のことを、人はオタクと呼ぶ。自分の人生の軸が自分の肉体の範疇に収まっていないことを、自立した大人は「きた道」としてだいたいは馬鹿にして生きている。  9割の「自立した大人」が1割の「自立していないが頭だけはとにかくいい大人」の手足になることで世界は回っているの

          空っぽの人生に初めて意味を与えてくれた物は神聖視したくなるという話

          やってもやんなくても同じなら人間はやらないけどりあむならやるのではないか 【見習いりあむP File1】

           私はアルコールに弱い。ほろよいを一缶空けるだけで完全に酔える。そんな人間は往々にして飲み会でウーロン茶しか飲んでいなくても酔っぱらっていたりする。雰囲気酔いというやつだ。こうした方がその場が楽しくなるからやっている。意識的に酔っている。さもなきゃ座敷から弾き出されるから。  親しい友人たちと飲んでいる時はいい。ジンジャーエールにハイボールのふりをさせずに済む。私のテンションが高かろうが低かろうがその場の空気に影響はないし、バンクシーの絵みたいに人知れず壁に寄りかかって寝てい

          やってもやんなくても同じなら人間はやらないけどりあむならやるのではないか 【見習いりあむP File1】

          夢見りあむが大阪公演に出演決定した瞬間のオレンジを忘れてたまるかと思ってしまったので。

          名古屋ドームにて 夢見りあむミリしら勢が りあむPになるまでの 感情をトラッキングした文章 私は三日前まで普通の人間だった。  オタク、というマイノリティから脱却しかけている不安定な椅子にどっぷり腰をおろしたジャバザハットであることを除けば、至って平均的で突出した何かを誇ることのない、今年で21になる最新版オタクだった。  アイマスというコンテンツに対しては、特にそうだった。デレステやミリシタやシャニマスをひょいひょいとつまみ食いしては、自らの飽きに合わせてジャンル間を飛び回

          夢見りあむが大阪公演に出演決定した瞬間のオレンジを忘れてたまるかと思ってしまったので。