「バイク買おうよ」というパワーワード
「バイク買おうよ」ってすごく言ってくる。
しかも、転勤してきた3日目の課長がそう言ってくる。
こっちの顔見てわかるでしょ?買うと思います?
要するに昨日バイクを買ってテンションが上がっているようで、幸せそうだ。彼は幸せなこの感覚を周囲のみんなにも味わってもらいたいんだと言わんばかりに熱く熱く、何度も提案してくださる。
その高揚感の抽象はわかるが、示すベクトルの具体的対象物は一致しないほうがほとんどな中で、なぜ合うと思ったのか。
バイク買わない。カーシェアや自転車や散歩で満足している僕に対して「つまらないでしょ」と言わんばかりの顔をされて、こっちの方がびっくりしている。
終いには「ゴルフやろうぜ」と令和時代にはこれもパワーワードのように自分の世界に引き摺り込んでくるかのようだった。
久々にパワーワードが迫り来る体験が逆エンタメのようだった。
今日、リアクションした顔でわかっていただけたかな。バイクも買わないしゴルフもやるつもりは今のところないのよ。
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