見出し画像

あの時の目はアレ

先日会社を辞めた後輩からオンライン会議しようとの誘いがあった。

僕は飲んだ後だったので、少し待たせてしまったが、彼は寝巻きにメガネ姿で待っててくれた。

彼は会社辞めた立場で、こちらがまだ会社を辞めてない。

「絶対会社辞めないでしょ?」と言われた。
僕は「今は辞めない。」ということ。

彼の目が忘れられない。
寂しさ・軽蔑・冷め。同じじゃない人に対する目。

この目はいつか見たことある。

画像1


それは20年以上前、家族で海に行った僕は兄と浜辺を探索していたらイカが浜辺に打ち上げられていた。恐らく死んでいた。

僕はおっかなくて直視すら出来ない。
その前で兄はイカを突いた。勇気のある男だと思ったら。

そして僕はそれを横目に次行こうと歩き出した。
その時の兄の目。
まさにその後輩と同じ目をしていた。
寂しさ・軽蔑・冷め。同じじゃない人に対する目。

なんだか背筋が伸びるような感覚。

僕は本当にそんな勇気が無いというだけの男なのか。それとも同調に飲まれず自分で考えて生きている男なのか。

考えて行動するなら後者だ。
後者になるしか生きる道はない。
こんな簡単なことはない。やるよ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?