伝所鳩

兵庫県の北部、豊岡市日高町にある日用品と雑貨を扱うお店。特別なものではなく、普段の暮ら…

伝所鳩

兵庫県の北部、豊岡市日高町にある日用品と雑貨を扱うお店。特別なものではなく、普段の暮らしの中で毎日使ってもらえる定番品を取り扱っています。

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伝所鳩について

2020年11月下旬、コロナウイルスで外出することもまともにできないタイミングで「伝所鳩(でんしょばと)」はオープンしました。それも、全国各地のつくり手さんの元を訪ね、気に入ったものを販売するお店として。 はじめに兵庫県の北部、豊岡市日高町の住宅地の中に「伝所鳩」はあります。当初は、東京でやっていたお店でしたが、3年前に豊岡と二拠点生活を始めたのをきっかけに、2店舗目という位置づけで豊岡にお店づくりをスタートしたものの、コロナで2拠点の行き来がしにくくなったこともあり、東京

    • 【保存版】伝所鳩のある町、豊岡市日高町のおすすめを巡ってみよう

      兵庫県の最北端にある豊岡市。その中で一番南部に位置する町が「日高町」。伝所鳩のある町です。 豊岡市と言えば、 ・温泉やカニの「城崎」 ・海水浴の「竹野」 ・城下町と蕎麦の「出石」 ・コウノトリやカバンの「市街地」 と、これだけの観光地や名産品が数多くある一方で、日高町は住宅地。山側に行けば、神鍋高原というスキーやキャンプが楽しめる地域があるものの、伝所鳩のある山の麓エリアに関しては、一般的に見ればこれといった特筆すべき点がありません。 だから、豊岡を訪れたことがある方はい

      • さようなら。はじまりの場所「伝所鳩 墨田店」。

        伝所鳩は、兵庫県豊岡市にあるお店ですが、もともとは東京都墨田区にある「鳩の街通り商店街」から始まりました。 お店の名前は、この商店街に由来していて、今もまだお店の場所は残したままです。(※現店舗(豊岡店)と区別しやすいよう墨田区にある店舗のことは墨田店と呼びます。) 墨田店は、現在休業中ですが、体制が整い次第改めて再開を目指していました。しかし、2023年夏に建物の取り壊しが決まりました。始まりの場所でもある墨田店は、この夏に無くなってしまうので、これまでの経緯を少しここ

        • 来年もこの町から全国のおすすめの日用品と雑貨をお届けします。

          本日12月31日で、2022年の営業が無事に終わりました。 この一年、お越しくださった皆さま、本当にありがとうございました。そして、いつもお取引きくださっている生産者の皆さま、今年から新しくお取引きを始めさせていただいた生産者の皆さま、イベントで関わってくれた方、その他いつも応援してくださっている全ての皆さま、ありがとうございました。 週4日の営業ではありますが、病気をすることなく元気にお客さまをお迎し続けられて、よかったというかホッとしています。 今年、伝所鳩を訪れて

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        伝所鳩について

        • 【保存版】伝所鳩のある町、豊岡市日高町のおすすめを巡ってみよう

        • さようなら。はじまりの場所「伝所鳩 墨田店」。

        • 来年もこの町から全国のおすすめの日用品と雑貨をお届けします。

          経験・知名度ゼロで始めた日用品と雑貨の店が2年を迎えられた話

          伝所鳩は、2022年11月でひっそりと2周年を迎えました。これまでお越しくださったたくさんの皆さま、ほんとうにありがとうございます。 周年イベントなどは行いませんが、少しだけお店のことを振り返りながら、今後考えていることを少し綴ってみようと思います。 誰も知らないお店の始まり今から2年前。コロナ真っ只中の2020年11月に、伝所鳩はひっそりとオープンしました。コロナ渦ということもあり、盛大なオープニングイベントもなければ、宣伝も一切なし。ご近所の方への挨拶すらできず、むし

          経験・知名度ゼロで始めた日用品と雑貨の店が2年を迎えられた話

          地元の人はなぜ地元のお店を利用しないのか

          伝所鳩でお取り扱いしている製品の多くは、日高町でも、豊岡市でも、但馬地域でも、山陰地方でも、扱っているお店はとても少ないです。全国的にお取り扱いのある知名度の高い商品もあれば、ごくわずかなお店でしか扱っていない商品までさまざまですが、どちらの商品もこの地域で扱っているお店はほとんどありません。 どれも自分たちが自信を持っておすすめするものばかり。それなのに扱っているところが少ないのはなぜなのでしょう。 良いものは価格が高いから? まず理由の一つは、価格や商品ラインアップ

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          田舎の小さな日用品と雑貨の店が広告費用ゼロでやってきたミスマッチの少ない発信方法

          いつも伝所鳩の投稿をご覧いただき、ありがとうございます。 2020年11月にオープンした伝所鳩では、ブログやSNSで毎日2回の日々の発信を欠かさず続け、今日の投稿で1,000本目となりました。毎日欠かさず読んでくださっている方はさすがにいないかと思いますし、自分でも何を書いたのかもはや覚えてないくらいですが、頻繁に更新される長い文章に愛想をつかすことなくフォローを続けてくださっている皆さまには、感謝してもしきれません。本当にありがとうございます。 毎日投稿するというのは、

          田舎の小さな日用品と雑貨の店が広告費用ゼロでやってきたミスマッチの少ない発信方法

          ゴミにならないポイントカード

          お店でお買い物をするとき、スタンプカードを作りますか?ポイントを貯めますか? カードを持ち歩くことが嫌な人もいると思いますが、ポイントを集めるのが好きな人も多いですし、最近ではカードを持ち歩かなくても、スマホでポイントを貯めることができるものもあり、ポイントは暮らしの中に身近にあるものになりました。 ぼくらは、兵庫県豊岡市で日用品と雑貨を販売する店「伝所鳩」を営んでいるのですが、お店をオープンしてしばらくはポイントカードを設けていませんでした。理由としては、遠方のお客さま

          ゴミにならないポイントカード

          住む場所にしばられない。東京と豊岡の2拠点生活。

          ぼくら夫婦は、東京の「墨田区」と兵庫県の「豊岡市」の二拠点で暮らしています。距離にすると約650km。 コロナもあって地方移住に関心が高まり、移住や二拠点での暮らしを考えている人も多いことだと思いますが、どのようにぼくらが二拠点で暮らし、そして働いているのか、参考になるか分かりませんが、少しお話してみようと思います。 ぼくらは「伝所鳩」というお店を兵庫県の北部で営んでいるのですが、本業はそれぞれ違います。妻はフリーのフォトグラファーとして活動していますし、ぼくはサラリーマ

          住む場所にしばられない。東京と豊岡の2拠点生活。

          地元の商品を作ったワケ

          伝所鳩には、オリジナル商品がいくつかあります。コウノトリがパッケージに描かれた「チコニア」という名前の商品は、お店のある豊岡市を含めた兵庫県の北部エリア、但馬(たじま)地域で作られるお醤油やお塩などの製品を集めてブランド化し、故郷の味を届けるためのプロジェクトとして始まりました。 スタートから7年が経つチコニアは、のんびりとした足取りでまだまだ小さな取り組みでしかありませんが、改めてこのブランドができた経緯や、何を目指しているのかをご紹介できればと思います。 忘れられ

          地元の商品を作ったワケ

          はじめに

          こんにちは。兵庫県の北部、豊岡市日高町で「伝所鳩(でんしょばと)」という名前で、日用品と雑貨を販売する小さなお店を夫婦で営んでいます。 東京でも働きながら、およそ車で9時間の距離を行き来しながら、豊岡で空き家になった古民家を自分たちで改修するところから始め、およそ2年をかけてオープンしたお店は、未だ試行錯誤の日々ですが、いよいよ11月で一周年を迎えようとしています。 伝所鳩では、ブログやSNSを使って、お店のこと、商品やつくり手さんのこと、ぼくらが考えていることを、無駄に

          はじめに