小さな世界から一歩踏み出そう！

私たちは、自分が生活している環境が世界の全てだと勘違いしています。しかし、そんなことは当然なくて、私たちの周りにはもっと大きな世界が広がっています。私たちが”世界の全て”と思い込んでいるのは、実は”小さな世界”に過ぎません。

学校に通っている時は、生活の大半を校内で過ごしますから、学校が世界の中心のように錯覚します。学校では、勉強が得意だったりスポーツや音楽が得意だったりすると、周りの生徒や先生に注目されます。しかし、勉強・スポーツ・音楽だけが人生の目標ではありません。ゲームでもコスプレでも、極めれば周囲に認められ、大企業で働くよりも大金を稼ぐことさえできます。

企業に勤めている社会人でも、同じようなことが言えます。その会社では誰もができるスキルですが、別のコミュニティでは貴重な場合もあるのです。プログラミングを主としたソフトウェア会社では、パソコンの知識は最低限のスキルですが、昔ながらの紙ベースで仕事をしている会社にとっては、パソコンの知識は貴重な知識になり得ます。

今いる世界から外の世界に出ることは、勇気の要ることですが、外から自分の居る世界を眺めると新しい発見があります。私は仕事の関係で1年間アメリカで暮らしたことがありますが、日本では便利で当たり前だったことが、実はそうではなかったことをたくさん知りました。もちろん、日本の良いところを再認識できるし、日本には無い合理的な考え方や風習が海外にはあることも知りました。

別に国外に行けと言っているわけではありません。今いる環境から、ちょっとだけ踏み出すことで、何かが得られるかもしれないのです。しかし、なかなか一歩を踏み出す勇気が持てない気持ちもわかります。その理由の1つは、｢失敗や恥をかくことが怖い｣という心理です。確かに失敗は嫌ですが、リスクを取らないとリターンは得られません。

今いる世界／環境から、一歩踏み出してみませんか？。あなたの周りには、まだ気付いていない広大な世界があるかもしれませんよ。

It's a small world, after all.