ゆるせない
2015年に、娘を授かったとき、私は40才。
長男は15才、次男は10才。
そして夫とは最悪に近い揉め事が起きました。
私の知らないところで、夫は借金(カードローン。闇じゃなくてよかった)約200万円。
祖国に家を買っていて(この家を買いたいと相談はされてたけど、あまりよい条件ではなかったのでもう少し探そうと言ってたのに。。)
その家を維持するために、子持ちの現地妻(子どもは夫の子ではなく、その方の前の旦那さんの連れ子)
日本の生活はそのまま維持するけど、戸籍上は離婚して欲しいと言われ、なぜか?と聞けば、要するに現地妻と籍を入れたらその人に日本のビザが出る、日本なりどこかの国で働ける…
夫の言いたいことはわからなくはないけれど、なんでこんなタイミングにこんなことが全部重なるのか、神様はいないのか…と思っていました。
色々な友達や知り合いに相談して、どうしたらよいかと考えて、考えても答えのでない日々。
ある人は離婚した方がいいと言い、またある人は夫婦は誰でもそういう経験もしてきてるよと言い。
そんな時に、ある方が私に本を読むといいと伝えてくださいました。
それが『神との対話』でした。
私はこの本を読み、他にも支えてくれる方々のお陰もあって、
夫を赦すことが出来ました。
許せなかった事や人を、許せるようになったときに、世界が、人生観が、生き方が変わったと思います。
そこからは、孫のような娘を育てながら、その都度でてくること、何があっても、許せるようになっただけでなく、
自分の過去におきた許せないと感じたままになっていたことも、許そうと思えるようになりました。
夫も家出したり、私も外泊したりしながらも、何度も何度も話し合い、最終的には夫の借金は私が立て替えて返済、2023年には現地の家も売却して、今は夫の生まれそだった田舎に、家を建てているところです。
よくここまできたもんです(笑)
今では笑えるけど、たった8年前は毎日、苦しみと悲しみしかなかった…
上記の動画では、TOLANDVLOGのお二人が、とてもわかりやすく本の概要は伝えてくれていますが、
恋愛、結婚、仕事、人間関係で、もう終わりだ、もう詰んだ、と、本当に悩んでいるかたは、本を読んでみると、さらに理解できると思います。
ちなみに、私にこの本を教えてくださったのは、経営ゲームTG(トータルゲーム)開発者の嶋崎喜一さんです。
嶋崎さんは、経済を学び、役所にお勤めされたあと、福井県で家業のリボン工場を受け継ぎました。
工場を経営しながら、これまで学んでこられた経済学や理想と、現場とをどうにか繋ぐことが出来ないか?と試行錯誤されるうちに、
天啓のようにして、ゲームを産み出しました。
嶋崎さんとの出会いは、あるセラピーのクリニックで働いていたとき、
そこでこのゲームの講座が開催されて、私も参加したところからです。
経営ゲームTGは、ボードゲーム形式で経営をシミュレーションし、本来なら不可能な100年とか1000年とか10000年とかの経営も体感できる、いや、もちろん創業して2年で倒産とかも(笑)
とにかく自分の内側と向き合いながら、経営とは何かを体得していくゲームなのです。
私は嶋崎さんのいうところの「稼業者」というポジションであり、まさにそれが一番やりたいことでもあったので
このゲームを通じて学んだことは、計り知れないものでした。
2021年から参加している、情熱クラブでも、社団法人がたちあがり、仲間たちが経営と向き合い始めているなか、
『神との対話』そして「経営ゲームTG」が、また私の中で甦ってきて、
早速、押し入れから、経営ゲームTGボードゲームを発掘しました。
わたしは、EとCを持っていて、実はそれ以外に、販売されていないシークレットな設定のカードも、嶋崎さんから託されています。
この世界で私しか持っていないカード…
長いこと眠らせてしまいましたが(汗) 動かす時が近づいているようです。
私はこのゲームに関してはインストラクターの資格を持っていないので、
あくまでも自分で使うためと、仲間と研鑽するために使おうと決めています。
なにせ私も、やりたいというエンジンがかからないと出来ないタイプなので(汗)
このゲームをやりたい!という信頼できる情熱クラブの仲間と分かち合って行こうと思います。
夫の国バングラデシュでも、このゲームそのものは言葉を越えたものですから、女性や子どもたちと、このゲームをしたいと思っています。
人生がどんなにどん底で思いどおりにならなくて、不安や悲しみしかなくても
そういう時こそ、自分自身が闇の中の光になることができる
その意味が府に落ちて、理解できるようになったのは、最近かもしれません。
その過程にあった、大切なきっかけを与えてくれた本を振り返ることが出来ました。
いつも素敵な動画を発信してくれるTOLANDVLOGさん、そして経営ゲームTGを作ってくださった嶋崎さん、神との対話を書いてくださったニール・ウォルシュさん、そして苦しかった私を支えてくださった家族や当時の仲間、人生の先輩方に、感謝します。
まだどん底周辺で生きている方々にも、光がみえますように。
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